基本情報
症状や特徴
耳の下で顎の後ろのくぼんだ部分(耳下腺)が、片側、あるいは、両側が腫れて高熱が出る。
頭痛や軽い発熱、食欲低下、だるさなどの前触れ症状があるケースもある。
学校保健法で定められた学校感染症のため、耳下腺の腫れがなくなり感染のおそれがないと認められるまでは登校(園)できない。
思春期以降に感染すると、精巣炎を起こし、両方の精巣が損傷した場合には男性
不妊症になるため注意が必要。
ウイルスが頭部に移行して
脳炎や
髄膜炎を起こす場合もある。
原因
ムンプスウイルスに感染することによりおこる。
一度かかると免疫ができて再度かかることはない。
検査
・ムンプスウイルスの抗体があるかどうかは、血液検査でわかる。
主な治療法
特別な治療法はなく、水分・栄養補給に注意して安静を保つ。
症状が強い場合は、症状を緩和する対処療法を行う。
予防には、ワクチン接種が有効。