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前立腺肥大症
受診する科
泌尿器科
基本情報
症状や特徴
前立腺に弾性のしこりができて肥大し、尿道を圧迫する病気。軽度の場合は症状がでない場合もあるが、最初の症状としては、以下がある。「尿が出にくく勢いがなくなる」、「尿意切迫感がある」、「排尿に時間がかかる」、「夜間に何度もトイレに起きる」など。さらに前立腺が肥大すると、おなかに力を入れても尿が出ない、排尿しても残尿感があるなどの症状がみられる。さらに進むと、ほとんど尿が出なくなる尿閉というもっとも危険な状態になる。膀胱に負担がかかり細菌に感染しやすくなるため、過活動膀胱膀胱炎膀胱結石などが合併して起こり、血尿がみられることもある。急激に起こると入院が必要なほどの激しい症状をともなうが、少しずつ尿閉が起こる場合でも、自覚症状のないまま進行して水腎症腎不全尿毒症などになり、命にかかわる。
原因
はっきりとした原因はわからないが、男性ホルモンと女性ホルモンとのバランスが中高年になって変化することが影響しているといわれ、前立腺の炎症や遺伝的な体質も関係している。飲酒や刺激物の摂取、寒さやかぜなどが引き金になって、前立腺肥大症の症状が急に進行して尿閉になることもある。ほかに、市販のかぜ薬や抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、睡眠薬、抗不整脈薬、気管支拡張薬などの薬の服用によっても、その副作用で肥大が進み、尿閉が起こることがある。
主な治療法
【薬物療法】男性ホルモンのはたらきを弱めて前立腺を小さくするアンチアンドロゲン薬、前立腺を緩めて尿道が圧迫されないようにするα1ブロッカー薬、膀胱に作用して症状をとる薬などを組み合わせて用いるが、副作用もあるため、漢方薬などの薬に切り替えることもある。 【加熱療法】前立腺を45℃以上の高温にすることで壊死させ、縮小させる高温度治療という治療法だが、大きな前立腺には使えず、人によってはかえって症状が悪化する場合もある。 【手術療法】尿道から内視鏡を入れて、レーザーや電気メスで肥大化した前立腺を取り除く経尿道的前立腺切除術が一般的で、大きな前立腺の場合には開腹手術が必要な場合もある。手術を受けた場合、後遺症として精液が出なくなる場合や、勃起障害が起こる場合もある。手術に準ずる治療法として、内視鏡を利用してレーザー照射によって前立腺を壊死させる方法もあるが、大きな前立腺には不向きで、効果が確認できるまでに時間がかかり、再発率が高いことも難点である。また別の治療法として、尿道に筒状のステントを入れて尿の通り道を確保する尿道ステント療法もあるが、結石や感染症などのリスクもある。
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100万人健診値別グラフ
下のそれぞれの健診値別グラフは、この病気で入通院している人の割合(%)を年齢別、BMI別(肥満度の指標)、HbA1c別(血糖値の指標)、中性脂肪別に示したものです(従って、稀な病気ではすべての年齢でバーがほとんど見られなくなります)。 
各健診値が高くなるにつれてバーが長くなる傾向がある場合は、その健診値が病気と関連があることを示します(例:高血圧症、脳卒中等の生活習慣病)。

この病気に含まれる他の病名
前立腺症、前立腺線維腫、前立腺肥大症
この病気に関連する症状
残尿感がある、血尿がでる、何度もトイレに行きたくなる、便がでにくい、尿がでにくい