基本情報
症状や特徴
初期にはほとんど自覚症状がない。
進行すると、がんからの出血により、月経時以外に出血する不正性器出血がおこる。
女性は、女性ホルモンの乱れによってしばしば機能性の出血があるため、簡単に考えてそのままにしがちだが、早期に受診し、
子宮がんでないことを確かめることが大事。
原因
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によっておこる。
性行為によって感染し、なかでも16型、33型、52型、58型といったハイリスク型ウイルスに他の要因が加わって、子宮頸部異形成という前がん症状を経て、がんが発症するとされる。
検査
・子宮頸がん検診により、内診と細胞診を行う。
検査に痛みはほとんどない。
主な治療法
がんが上皮内にある0期から、骨盤の外に広がっているⅣ期の5段階に応じた治療を行う。
0期では、子宮頸部の円錐切除術やレーザー蒸散術、高周波療法、冷凍療法などを行う。
子宮は温存できる。
Ⅰ期とⅡ期では、進行度によって子宮全摘出からリンパ節、卵巣など子宮付属器切除などを行う。
Ⅲ期以降では、化学療法や放射線療法を行う。