基本情報
症状や特徴
肛門周囲膿瘍(のうよう)の進んだ段階と考えられる。
肛門周囲膿瘍が自然と破れたり、切開することによって、感染した肛門内と肛門周囲の皮膚や直腸の中とがトンネル状につながった状態。
トンネルがふさがって膿が排出されなくなると痛みや腫れがおこるが、膿が出てトンネルの通りが良くなると症状がなくなる。
原因
肛門周囲膿瘍の症状が繰り返され、感染した肛門内と肛門周囲の皮膚や直腸の中とがトンネル状につながることでおこる。
検査
・問診、視診、指診、肛門鏡診、直腸鏡診。
主な治療法
一般的には入院手術を行う。
トンネル上の瘻管(ろうかん)にそって皮膚や粘膜を切開して瘻管を切除したり、瘻管だけをくりぬく術法がある。
手術をしないシートン法という治療もあるが、治療までに時間がかかったり、適応できる痔瘻のタイプに限りがある。