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般若心経を唱えてはいけない?お経の本当の意味をわかりやすく解説!

般若心経は「世界で一番有名なお経」と言われています。
アジアのみならず、欧米諸国でも翻訳されている仏教経典です。

262字という短いお経でありながら、お釈迦様の教えが詰まったお経になります。
その般若心経を唱えてはいけない、怖いなどと言う人もいるそうです。

何故、般若心経を唱えてはいけないと言われる理由を調査。
般若心経の意味分かりやすく解説していきます!

よつば
よつば
唱えてはいけないとか言うと何だか怖いですね。理由が気になります…

般若心経を唱えてはいけない理由3選

結論から申しますと、噂されているように般若心境を唱えてはいけないという事はないです!
毎日唱えても大丈夫です。

そう言われる理由の一つとして、唱えない宗派があるのは事実。
また反対に般若心経を唱える宗派も多くあります。

そして般若心経をお経ではなく「おまじない」と捉えている人がいます。
その経緯から怖いや、力が強いなどと言われる事が多いのではないでしょうか。
ひとつずつ説明していきます!

般若心経を唱えてはいけないと言われる理由
  1. 宗派が違うから
  2. おまじないと思っているから
  3. その他の理由

宗派が違うから

現在、般若心経を唱えない宗派はいくつかあります。

浄土真宗のが般若心経を唱えない理由としては、浄土真宗では他力本願という考え方を持っています。
般若心経では自力で成仏を目指すという考え方。

すなわち自力本願。
全く逆の考え方ですね!
なので般若心経を唱えません。

日蓮宗では法華経のみが真実、それ以外は法華経へ導くための方便と考えられています。
つまり法華経に向かうための経典を唱える意味がないということです。

以上の事からこの二つの宗派は般若心経を唱えません!

おまじないと思っているから

般若心経を唱えてはいけないもう一つの理由は、おまじないと思っている方もいるよう…
安易に唱えてはいけないなどと言う人もいますが、そんな事は全くありません。
ただ、どのお経も何を言っているか分からない方が多くいらっしゃると思います。

お経の意味が少しでも分かると、有難い言葉なんだなと感じると思います。
そういった楽しみ方も良いのではないのでしょうか♪

その他の理由

その他の理由としては、宗教を敵対視しているのが新興宗教の方々。
その方たちが勧誘の為に般若心経を悪く言った説もあるそうです。

よつば
よつば
色んな理由があって、その噂が出たんですね!納得。

般若心経とは?わかりやすく解説

そもそも般若心経ってなに?
と思ってる方もいるかと思います!
般若心経の由来と共に、意味も分かりやすく解説します。

般若心経の由来

般若心経は元々はインドがルーツです。
インドから持ち帰った経典や仏具と一緒に日本の仏教向けに翻訳したとされています。

「般若心境(はんにゃしんきょう)」という名前は聞いたことあるかも知れません。
本来の名前は「般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみたしんきょう)」の略です。

このお経は、インドのサンスクリット語を漢語に訳して600巻ほどにまとめられています。
それをわずか300文字程度に要約したお経が般若心経です。

誰が作ったのか?

インドから持ち帰り日本のお経として完成させたのが、中国の僧侶である玄奘三蔵(げんしょう さんぞう)さん。
尊称は法師、三蔵などと呼ばれていました。
どこかで聞いたことありますね。


「西遊記」のモデルになった三蔵法師さん
日本でも1978年と2006年にドラマ化され、知っている方も多いのでは?
この玄奘三蔵さんは、般若心経以外にも色々な経典も翻訳しており現代に残っています。

よつば
よつば
中国でも銅像が作られるくらい有名な方なんですね!

般若心経の本当の意味

般若心経とは仏教のお経の中では262文字と最も短いのも特徴。
「写経」は、初心者でも1.2時間で書き終わるので世代問わず行う人が増えています

 

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その短くまとまっている般若心経の内容を簡単に説明します。
「すべての物事は変化する、しかし本質は変わらない、その本質に目を傾けろ。」
「物や人の執着も取り払い、世の中の価値観に捉われる必要なんてない。」と言ったもの。

紀元前500年前のインドでは苦行や禁欲をする修業で欲望から離れられると考えられていました。

しかし、お釈迦さまの物事に捉われない・執着しないという考え方が。
これは、全ての人が悟りの境地にいれる事を示しています。

そして般若心経の中でも終盤部分に大切な一文があります。

般若心経で大切な部分

羯諦羯諦波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
(ぎゃーていぎゃーてい はーらーぎゃーてい はらそうぎゃーてい ぼーじーそわか)

この部分は写経をしてる際に、お坊さんに「他の文字は雑念が浮かんでも構いませんが、ここの部分は集中して雑念を取り払いお書きください。」と言われました。

意味としては、「いきましょう、いきましょう、捉われない世界へ素晴らしい所へいこう。(彼岸)全ての人に幸あれ。」という内容です。

よつば
よつば
きっと、般若心経の中で一番大事にされてる部分なんですね!

まとめ

まとめ
  • 般若心経は唱えてはいけない事はない
  • 唱えない宗派は、浄土真宗と日蓮宗
  • 般若心経を作ったのは「西遊記」のモデルになった三蔵法師
  • 般若心経は本質を見て、他人の価値観に捉われるなという内容

般若心経を唱えてはいけないと言われる理由と、お経の本当の意味を調査しました!
色んな意味が込められているお経。
これからの時代も大切にしていきたいですね。

よつば
よつば
昔も現在も、人々の心の拠り所になっているんですね。