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太宰府天満宮の特徴4つ!牛との関係や菅原道真の墓と子孫を徹底調査

福岡県太宰府市にある太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)。
学問の神様・菅原道真(すがわらのみちざね)を祀る神社で、学生や受験生に人気のパワースポットです。

今回は太宰府天満宮の特徴をはじめ、菅原道真のお、境内にあるとの関係をリサーチ!
また、菅原道真の子孫の活躍についても調べました。
参拝する前に知っておくともっと楽しめる豆知識をお伝えしちゃいます♪

よつば
よつば
学問の神様をお祀りしている有名な神社ですね。
子供たちが勉強頑張れるように、一度はお参りしてみたい!

太宰府天満宮の特徴4つ

太宰府天満宮には、他の神社とはちょっと違う特徴がいくつかあります。

①全国各地の天満宮・天神社の総本宮

「○○天満宮」「▲▲天神」という名前の神社、皆さんの近くにもありませんか?
この太宰府天満宮は、京都の北野天満宮とともに、全国に約1万2千社ある天満宮・天神社の総本宮と言われています。

「天神」とは、元々は日本の仏教において、天に住んで仏法を守護する神々のこと。
天候を操る神として恐れられたり、農耕の神として崇められたりと、人々の信仰の対象になってきました。

平安時代に菅原道真が「天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)」という神号で祀られるようになり、昔からの天神信仰と結びついていったそうです。
それ以降「天神」は菅原道真の霊魂や道真を祀る神社を指す言葉として使われることが多くなりました。

②学問・至誠(しせい)・厄除けの神様

太宰府天満宮のご利益はおもに次の通り。

  • 学問
  • 至誠(しせい)
  • 厄除け

太宰府天満宮は、平安時代に活躍した学者・政治家の菅原道真を祀っています。
菅原道真は幼い頃から勉学に励み、わずか5歳で和歌を詠むなど、とっても頭の良い人物でした。
このことから、学問の神様として崇拝されるようになったのです。

そんなわけで、毎年多くの受験生が合格祈願に訪れています。
子供たちの修学旅行の行き先としても定番!

また、菅原道真は、至誠(しせい)の神様とも呼ばれています。

至誠とは、これ以上ないくらいに誠実なこと。
菅原道真は、非常に誠実で忠義を重んじる人でした。
その忠誠心をもって宇多天皇の側近となり、右大臣にまで上り詰めました。

道真の誠実さやまじめさに共感し、あやかりたいと考える人々にも慕われているのです。

③梅

太宰府天満宮をはじめ、各地の天満宮や天神社には、梅の木が植えられていることがほとんど。
菅原道真が梅を愛でていたと言われているからです。
太宰府天満宮の社紋は梅をかたどったものですし、梅との関わりはとても深いみたい。

特に、太宰府天満宮の御神木「飛梅」(とびうめ)は有名です。
この梅の木は、菅原道真が左遷された際、主を恋しがって京の屋敷から飛んできたと伝えられています。

さすがに京都から福岡までを飛んできたというのはオカルトな話になってしまいますが……
でも飛梅の樹齢は1000年を超えているというので、本当に道真の時代からこの地を見守っていたのかもしれませんね。

太宰府天満宮では、春には梅まつり、初夏には飛梅の実の収穫など、梅にまつわる神事が行われます。
御神酒は梅酒なのだそうで、とにかく梅づくし。

また、梅ヶ枝餅も有名ですね。
小豆餡を薄い餅で包んで焼いたお菓子です。
道真が左遷されてきた時、彼を元気付けるために餅売りの老婆が差し入れたのが発祥とも言われています。

お参りの際には、ぜひ参道のお店などで焼きたてを食べてみてください♪

④御神牛(ごしんぎゅう)

多くの神社で見られる狛犬や、稲荷神社の狐など、神社には神様の使いを務める動物の像があることがほとんどですよね。
太宰府天満宮では、神使は牛。
境内のあちこちで御神牛の像に出会うことができます。

牛の体と自分の体を交互に撫でると、その部分が健康になったり、病気や怪我が癒えると言い伝えられています。
また、牛の頭と自分の頭を同じように交互に撫でると頭が良くなるとも……
学業成就や合格祈願でお参りに来る人が多いので、御神牛の頭はつるつるぴかぴかです!

御神牛は境内に全部で11頭いるんだとか。
探してみるのも楽しそうですね♪

ところで、どうして太宰府天満宮では牛が神様の使いなのでしょう?
その理由については、次のパートで詳しく紹介します。

よつば
よつば
菅原道真という、歴史上の実在した人物が祀られている神社。
そのためか古来の神様を祀る神社よりも個性が強い気がするね!

太宰府天満宮と牛との関係は?

太宰府天満宮の神使が牛なのはどうしてなのでしょうか?
菅原道真と牛にはとても深い関係があるのです。

まず、菅原道真生まれた年。
菅原道真は承和12年(845年)6月25日、乙丑(きのとうし)の年に生まれたんだそうです。

また、延喜3年(903年)2月25日に亡くなるのですが、道真のお墓の場所を牛が決めたという言い伝えもあります。

道真の亡骸を牛車に乗せてお寺に運ぼうとしていたところ、途中で牛が横たわり、動かなくなってしまったとのこと。
「ここに眠りたいという」道真の望みなのだろうと考えられ、その場所がお墓になったのでした。

牛が留まった場所をお墓にするように、というのは、道真自身の遺言によるとする説もあります。

他にも、道真と牛の関係の深さをあらわす伝承はたくさん!

  • 道真が太宰府へ左遷される時、牛が泣いて見送った
  • 道真は牛に乗って太宰府に下った
  • 道真には牛がよく懐き、道真も牛を大事に育てていた
  • 牛が刺客から道真を守った
よつば
よつば
道真のお墓を決めるときに牛が横たわったことにちなんで、天満宮の御神牛はみんな寝そべっているんですよ!

太宰府天満宮は菅原道真のお墓?

 

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牛が決めたとされる菅原道真のお墓の場所ですが、それがここ、太宰府天満宮です。
つまり、太宰府天満宮は菅原道真を祀っているだけでなく、道真の墓所の上に建てられた神社だということ。

本殿に祀られている鏡の真下がまさにそのお墓なんだそうです。
京都の北野天満宮を抜いて参拝者が多いのは、やはりここに道真が眠っているからなのかもしれません。

菅原道真は、無実の罪による左遷から2年後、失意のうちに亡くなってしまいます。
それ以降、京では悪いことが立て続けに起こるように……

飢饉や疫病、天変地異が相次いだり、道真を陥れた者やその親族が何人も急死したそうです。
菅原道真の怨霊による祟りだと恐れられるようになりました。

朝廷は、道真の怒りを鎮めるため、道真の地位を回復させ、地方に流されていた道真の子孫たちを京に呼び戻したりします。
それでもなかなか災厄はおさまりません。

最終的に朝廷は、道真を神様として祀ることにしました。
太宰府の道真の墓所に朝廷の命で神社を建て、怒りを鎮めてもらうよう祈ったのです。

よつば
よつば
亡くなった後に謝ってももう遅いよ!
京に落雷があったので、道真を天神(雷神)と結びつけるようになったのかも?

太宰府天満宮の宮司は菅原道真の子孫?

太宰府天満宮の現在の宮司は、西高辻信宏(にしたかつじ のぶひろ)さん。
代々宮司を務める西高辻家のご出身で、2019年4月1日から宮司を務められています。

西高辻 信宏(にしたかつじ・のぶひろ)
太宰府天満宮の御祭神・菅原道真公の末裔。
1980(昭和55)年太宰府市に生まれる。東京大学文学部卒。
國學院大學にて修士(神道学)号並びに神職資格を取得。
太宰府天満宮に奉職後、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員として留学。
神職としての祭祀奉仕に加え、積極的に美術展企画やまちづくりに携わる。
2019(平成31)年4月1日付にて太宰府天満宮第40代宮司を拝命。

引用:「NetIB-News」より

西高辻さんは菅原道真から数えて40代目にあたるそう。
東大卒でハーバード大にも留学とは、さすが学問の神様の末裔ですね!

先代の西高辻信良さんも、文化や芸術に積極的に関わり、活躍されていました。
九州国立博物館が開館するときには、敷地を太宰府天満宮から寄付したそうです。

さて、菅原道真には、妾の子も含め15人以上の子供がいたとされています。
なので、道真の血を引く一族も多く存在するのです。
菅原道真の子孫として特に有名なのは以下の人たちでしょう。

  • 菅原孝標女(たかすえのむすめ):『更級日記』の原作者。道真の長男の子孫。
  • 前田利家:戦国大名、加賀藩前田氏の祖。
  • 松平貞勝:徳川家康の異父弟。
  • 大隈重信:政治家。早稲田大学の創設者。

また、現代でも多くの方々が活躍しています。
第94代内閣総理大臣の菅直人氏や、イオングループ名誉会長の岡田卓也氏など、有名人もいますよ!

よつば
よつば
頭のいい人だったり政治に関わっていた人が多いですね。
さすが、学問の神様の血を引く人たち!

まとめ

太宰府天満宮
  • 全国にある天満宮の総本宮
  • 菅原道真のお墓の上に建っている
  • 学問の神様で、受験生に人気
  • 梅や神使の牛が特徴
  • 現在の宮司は道真の子孫で40代目

今回は太宰府天満宮についてリサーチしてきました。
歴史上の人物を祀った神社で、成り立ちを調べてみるのは面白かったです。
梅の御神木や神使の牛は、他の系列の神社にはない個性的なポイントですよね。

太宰府天満宮が土地を寄贈した九州国立博物館や『鬼滅の刃』ブームで有名になった竈門(かまど)神社など、周辺にも見どころはたっぷり。
梅の花が綺麗な時期にぜひ出かけてみたいものです♪