『鬼灯の冷徹』は、鬼神の鬼灯(ほおずき)を中心に、地獄を舞台に繰り広げられるブラックコメディ。
2011年から約9年間連載され、アニメ化もされた大人気作品です。
そんな『鬼灯の冷徹』について、ネット上では作者死亡などの真偽不明の噂が……
今回はそんな『鬼灯の冷徹』の作者にまつわる噂の真偽や理由などを調査してみました!
「作者死亡」なんて縁起でもない噂…本当なのかしら?
『鬼灯の冷徹』の作者死亡って本当?
【モーニング17号本日発売!】
いよいよ2週間後発売のモーニング19号から新連載スタートの江口夏実氏のスペシャルインタビューが巻中カラーで掲載! 『鬼灯の冷徹』完結から約1年。作品の構想はどのように練るのか? 新連載は一体どんな作品になるのか? たっぷりと語っていただきました! pic.twitter.com/UTomXxYjZi— モーニング公式 (@morningmanga) March 25, 2021
『鬼灯の冷徹』をネットで検索すると、作者死亡とのワードがサジェストされることがあります。
縁起でもないことですが、実際はどうなんでしょうか?
結論から言いますと、鬼灯の冷徹の作者・江口夏実先生はご健在です!
しかも現在も『モーニング』で『出禁のモグラ』という作品を連載しています。
この『出禁のモグラ』は、現世を舞台に、登場人物たちが様々な霊障・心霊現象に巻き込まれていくお話。
『鬼灯の冷徹』に引き続き、オカルトな世界観を題材にしたギャグ漫画ということで、いかにも江口夏実先生らしいと評判です。
『鬼灯の冷徹』作者死亡の噂の理由2つ
鬼灯の冷徹完結したんかなって思ってググったら候補に「作者 死亡」ってあって爆笑した
バリバリ次回作出てますけど— ちゃたろ (@TCG_is_stock) March 25, 2022
『鬼灯の冷徹』の作者・江口夏実先生がご健在なのはわかりました。
では一体なぜ「死亡」という噂が出てしまったのでしょうか?
理由ははっきりとはしませんが、2つほど考えられます。
①体調不良
江口夏実「鬼灯の冷徹」も最終回までカウントダウン。作者の体調不良により週刊から隔週連載に移行した時は今後のなりゆき次第で月刊化や長期休載も覚悟しないとかなー?と思ってたけど最後まで無事に走り切れそうでなにより。 https://t.co/wtB0w4EwfH
— 村田源二郎 (@muratagenjirou) October 17, 2019
2014年から、体調不良を理由に週刊連載が隔週連載になりました。
その「体調不良」から死亡を連想した人がいるのかもしれません。
しかし、長く休載するようなことはなく、2020年1月発売の6号で完結するまでの約9年間描き続けています。
体調を崩して連載が止まってしまったり、若くして亡くなる漫画家さんも時々いますよね。
そのような方々と重ね合わせてしまって、心配しているファンもいたのかもしれません。
②連載終了
『#鬼灯の冷徹』第267話「檎ちゃんの杖」掲載のモーニング46号は明日発売です! そして… pic.twitter.com/i3dS0EUocc
— 「出禁のモグラ」「鬼灯の冷徹」公式 (@mogura_hozuki) October 16, 2019
約9年間続いた『鬼灯の冷徹』の連載が終わったことで、作者の身に何かあったのでは?と考えた人もいたのかもしれません。
『鬼灯の冷徹』は、連載が終了する少し前、2019年10月発売の46号で「あと5話で完結です」と告知されました。
それが突然のことだったので、不穏な想像をしたファンもいたようです。
このとき、完結の告知として作者の直筆メッセージが掲載されました。
「きちんと終わるまで続けることが出来ました」とのコメントから「描き切った」との気持ちが伝わります。
不穏な理由での連載終了ではなく、自然な流れでの完結だということでしょう。
『鬼灯の冷徹』とは
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『鬼灯の冷徹』(ほおずきのれいてつ)は、2011年14号から2020年6号まで、講談社の『モーニング』で連載されました。
地獄の鬼神「鬼灯」と、地獄の獄卒や妖怪、怪談の登場人物が繰り広げる日常系コメディ。
舞台は日本の地獄ですが、海外の妖怪なども登場します。
魅力的なキャラクターがたくさん出てきますよ!
コメディの中にも考えさせられる要素もあり、温かみも感じる作品。
コミックスは全31巻が発売され、アニメ化もされています。
作者・江口夏実はどんな人?
作者の江口夏実(えぐちなつみ)先生は、会社員という経歴を経て、2009年にデビューしました。
その江口先生の最初の長期連載がこの『鬼灯の冷徹』です。
デビュー間もない作家の作品がここまでの長期連載・人気作品になるなんて、かなりの実力者なんだと思います。
江口夏実先生は、小さい頃から水木しげるや藤子不二雄作品に親しんできたそう。
『ゲゲゲの鬼太郎』の世界観が江口先生の作品に影響を与えているのは明らかですね!
こわいけどかわいい『鬼太郎』のキャラクターたちと江口作品のキャラクターには通じるところがあります。
江口夏実先生は女子美術大学芸術学部に通われていました。
大学では日本画を学んでいたこともあり、艶やかで美しい色彩の和風イラストも持ち味です。
陰影やカラーリングの技法は、日本画を参考にしているんだとか。
2023年には『鬼灯の冷徹』の原画展が各地で開催されました。
連載終了後にもかかわらず、人気は健在です。
連日大盛況だったみたい!
鬼灯の冷徹原画展へ行ってきま〜したよ🐇江口夏実せんせいのイラストほんと大好き pic.twitter.com/sCo3ulSZk9
— (かしこ)まり🐰🐰 (@benzie05) July 17, 2023
まとめ
- 地獄を舞台にしたコメディ漫画
- 2011年から2020年まで連載され、アニメ化もされた人気作品
- 作者の江口夏実さんは現在も作品を連載中
- 作者死亡の噂は、作者の体調不良や作品の完結のせい?
『鬼灯の冷徹』についてリサーチ。
作者死亡の噂はまったくのデマだったことがわかりました。
作者の江口夏実さんは今も精力的に作品を描き続けています。
これからもご活躍が楽しみです!