情報番組などでよく出演している社会学者の古市憲寿さん。
人気のコメンテーター、ご意見番としてメディアなどで活躍されています。
そんな古市さんに「論文を書いていない」「頭悪い」といった見解が。
「学者でもないくせに社会学者を名乗っている」といったネガティブな意見もあります。
果たして本当にそうなのでしょうか?
SNSなどでの古市さんへのコメントやそう言われる理由や、古市さんのプロフィールついても調べてみました!
なぜそんな風に言われるんだろう?
古市憲寿は論文を書かない?
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古市さんが書いた論文はあるのでしょうか?
調べてみたところ、古市さんはちゃんと論文を書いていました。
古市さんの代表書籍に『ピースボート希望難民御一行様』や『絶望な国の幸福な若者たち』があります。
古市さんの書籍は大学院での修士論文をベースにして書かれているそうです。
「修士論文や卒論なんかは論文とは言わない!」なんて意見も多く、古市さんは論文を書いていないと言われています。
古市憲寿が頭悪いと言われる理由3つ
古市さんといえば、情報番組のコメントなどでよく炎上したり、叩かれたりします。
古市ってやつ絶対頭悪いだろ、テレビ出てくるほどセンスないから出てこない方がいいって、石丸さん愚問ばっか可哀想
— あおまる𝕏 (@aomaru_555) July 7, 2024
古市サイテーだな。
社会学者を名乗っているんだっけ?
産経の記者レベルのバカっぷり。
隣の馬場さんの方がちゃんと誤ってる。古市の失言なのに。— 豊玉 (@toyotama1968) June 19, 2016
慶応義塾大学出身なのに「頭が悪い」と誹謗中傷されるのはなぜでしょうか?
理由として考えられる背景は3つあります。
- 独自の見解
- 暴言・失言が多い
- 空気を読まない
①独自の見解
古市さんの視点や考え方はとてもスマートかつ合理的です。
古い習慣や慣習などに無駄を感じたら、忖度のない自論を発言します。
発言が正直で的を得ているとして評価する人もいますが…
失礼だと感じる人も多いです。
②暴言・失言が多い
ストレートに確固たる自論を展開するうえ、メディアの出演も多い古市さん。
歯に衣着せぬ言い方をします。
なので「暴言」「失言」と言われて炎上してしまうことが多いです!
がるる( `ー´)ノ #立川
大坂なおみの試合「なんで立川なんかで…」古市憲寿が『また』うっかり失言 | まいじつ https://t.co/fFeNOw8CkE @myjitsuさんから— たぬさく@自重の珍獣🐾 (@tanust) September 23, 2018
古市憲寿氏 「特攻」めぐる早田ひなへの指摘の真意主張 「批判するわけがない」「馬鹿な人を批判」も再び炎上/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/V23ca0w0du #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) August 16, 2024
普通に「頭悪い」とか「~なんかに」等、コメンテーターやSNSで発信してしまうのです。
完全に炎上キャラとして確立しまっています…。
③空気を読まない
古市さんと言えば「石丸伸二さんへのインタビュー」が話題になり有名です。
2024年東京都知事選後に出馬された石丸伸二さんへのインタビュー。
「政治家」と「政治屋」の違いについての石丸さんへの問いかけで持ち時間が終わっしまうという衝撃な動画です。(7分25秒くらいから)
全体的にちょっと意地悪な質問の仕方に感じられます。
どちらも負けじと意地になっていたのか、二人とも意味が分かってないのか謎ですが…
まるで空気を読まないロボット同士のような感じがしました。
優秀なんでしょうが発信向きの人ではないんじゃないかしら?
古市憲寿は学者ではない?
古市さんが「学者ではない」という意見もあります。
その理由として主に以下の意見が聞かれています。
- 修士卒論の論文だけで学者を名乗るのは学者とは言えはない
- 学者であるなら大学の研究室に所属し研究を続け、論文を発表しつづけていくべき
しかし、本来学者と名乗るのには特別な資格や基準はないらしいです。
つまりは「名乗ったもん勝ち」とのこと。
古市さん自身も、ご自分の肩書きについて以下のような見解を話しています。
社会学者っていう肩書きも批判されることがあって、そんな若いのに学者じゃないだろとか言われるんですけど、社会学者っていう肩書きを戦後初めて明示的に使った人に会いに行ってきたんですよ。
そしたらすごい納得して。その人は(社会学者の前は)大学教授だったんだけど、学園倒産の時に大学を追われてフリーになったんですね。
そのときに肩書きに困って社会学者と名乗り始めたと話していたんです。
<中略>
大学に所属していない研究者が“~~学者”って名乗るって本当は伝統というか、戦後の正しいあり方のはずなんだけれども、なぜか批判されるという。
しかし古市さんに対してネガティブな気持ちを持つ人達からすれば、肩書き部分までも気に入らない!
だから噛みつきたくなっているのかもしれないですね。
誰でも学者と名乗っちゃっていいんですねー!
古市憲利のプロフィール
いろいろと批判されがちな古市さんですが、学歴・経歴はご立派です。
そんな古市さんのプロフィールをご紹介します。
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ふるいち のりとし
古市 憲寿
生年月日: 1985年1月14日(39歳)
出身地:東京都墨田区
出身校: 慶應義塾大学環境情報学部
東京大学大学院総合文化研究科
職業: 社会学者、作家
未婚
<代表著書>
2018年 初小説「平成くん、さようなら」第160回芥川龍之介賞候補
2019年「百の夜は跳ねて」第161回同賞候補。
<主な役職>
2012年 野田内閣の内閣官房国家戦略室「フロンティア分科会」部会委員
2013年 安倍内閣の「経済財政動向等についての集中点検会合」委員
内閣官房行政改革推進本部事務局「国・行政のあり方に関する懇談会」 メンバー
2014年 内閣官房「クールジャパン推進会議」メンバー
2014年 朝日新聞信頼回復と再生のための委員会外部委員
2015年 伊勢志摩サミットロゴマーク選考会審査委員
2016年 自民党「歴史を学び未来を考える本部」オブザーバー
2017年 厚生労働省「多様な選考・採用機会の拡大に向けた検討会委員
2019年 内閣府「パラダイムシフトと日本のシナリオ懇談会」メンバー
2021年 厚生労働省「雇用・女性支援プロジェクトチーム」メンバー
2022年 「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」メンバー
慶応から東大大学院だけでも十分すごいと思いますが、2回の直木賞候補。
また政界でも古市さんは有識者、オブザーバーとして何度も参加されています。
本当に頭が悪ければこのような学歴や経歴は残せませんよね。
そういう人に限ってSNSで誹謗中傷するのよね~…
まとめ
- 修士論文をもとに出版された著書があり、論文は書いている。
- 言葉のチョイス、ものの言い方や独自の見解が誤解され炎上してしまうことが多い。
- 古市さんに対し修士論文だけでは論文ではない、大学で研究を続けていないなら学者と名乗るべきでないという意見も聞かれている。
- 慶応義塾大学卒業、東京大学大学院の修士課程修了しているので学歴は優秀。
- メディア出演のみならず政界での活躍や著書が直木賞候補2回もなっていることから他方で評価され、才能を発揮している。
若くして優秀な才能を発揮され、経歴や活動内容などは本当に素晴らしい古市さん。
ですが言葉のチョイスや考え方がやはり常識を超えてしまっている気がします。
なかなか古市さんの凄さが評価されず、ちょっとお気の毒な気もしますね…。
まだまだお若いので、これから人生経験を積むことで人間丸くなることもあるでしょう。