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七つの大罪で罪が重い順は?アニメとキリスト教で比較してみた結果!

アニメ「七つの大罪」は鈴木央の漫画を原作とした人気シリーズ!
アーサー王物語をモチーフに、七人の騎士の活躍を描いたバトルファンタジーです。

タイトルの「七つの大罪」は、キリスト教で最も重いとされる七つの罪業のことです。
「七つの大罪」がテーマの作品はこの他にもたくさんありますね♪
そして、それぞれ罪の重さに順番が存在!

ではアニメ「七つの大罪」の登場人物と、罪が重い順は関係があるのでしょうか?
キリスト教とアニメの、それぞれの順番で調査・比較してみました。

よつば
よつば
順番がストーリーのヒントになっているのでしょうか?

キリスト教での「七つの大罪」罪が重い順を比較

七つの大罪は別名「七つの死に至る罪(Seven Deadly Sins) 」。
裁かれる罪ではなく、人を堕落させたり、破滅に導く欲望や感情のことを指しています。

その順番は、時代や解釈によって変化してきました。
有名な解釈は以下の4種類。

キリスト教「七つの大罪」解釈の変遷
  1. グレゴリウス1世(6世紀後半)による解釈
  2. トマス・アクィナス(13世紀)による「七つの枢要悪」
  3. ダンテの「神曲」煉獄編の構造
  4. カトリック教会のカテキズム

解釈の変遷を古い順から見てみましょう!

よつば
よつば
昨日お菓子を食べ過ぎちゃった!
「暴食の罪」は何番目かしら?

①グレゴリウス1世による解釈(6世紀後半)

ローマ教皇グレゴリウス1世は、高慢を諸悪の根源としました。
高慢から生まれるとされる「七つの主要な悪徳」は以下の通り。

  1. 虚栄
  2. 嫉妬
  3. 怒り
  4. 悲嘆
  5. 強欲
  6. 腹の貪食
  7. 淫蕩

高慢に一番近い感情として、虚栄が一番重いとされています。
悲嘆が罪に数えられているのが印象的ですね♪

怒りや嫉妬同様、陥りやすいネガティブな感情として罪に数えられたのかもしれませんね!

②トマス・アクィナスによる「七つの枢要悪」(13世紀)

イタリアの神学者トマス・アクィナスは、「七つの枢要悪」を挙げています。

  1. 虚栄
  2. 嫉妬
  3. 倦怠
  4. 怒り
  5. 強欲
  6. 貪食
  7. 淫蕩

グレゴリウス1世が唱えた「七つの主要な悪徳」から「悲嘆」が消滅…。
かわりに「倦怠」が加わりました。

信仰と理性の一致を目指したと言われるトマス・アクィナス。
七つの大罪は、人々に理性を説くための手段だったのですね!

③ダンテの「神曲」煉獄編の構造(14世紀)

イタリアの哲学者でもあった詩人、ダンテ・アリギエーリ。
彼の壮大な叙事詩「神曲」の煉獄編にも、七つの大罪が登場することで有名ですね♪

煉獄は七つの階層に分類。
そして、それぞれの階層で罪人が生前の罪を償っている様子が描かれています。

七つの階層は罪が重い最下層から、

  1. 高慢
  2. 嫉妬
  3. 憤怒
  4. 怠惰
  5. 貪欲
  6. 暴食
  7. 愛欲

という順番。

ダンテの解釈では、高慢が一番重い罪として復活!
表現は違いますが、「怠惰(倦怠)」と「憤怒(怒り)」が入れ替わっていますね♪

④カトリック教会のカテキズム(現在)

カトリック教会の教義を記した「カトリック教会のカテキズム(Catechism of the Catholic Church) 」には、以下のような説明があります。

悪徳は美徳に対して分類され、(中略)他の罪や悪徳を生むため、「大罪」と呼ばれます。それが高慢、強欲、嫉妬、憤怒、肉欲、暴食、そして怠惰もしくは怠慢です。

Catechism of the Catholic Church

この順番が罪の重さの順であるという説明はありません。
しかし、高慢が最初に挙げられるのは共通!
罪が重い順だとすれば、強欲の順位が上がり、怠惰が一番軽いということになりますね♪

ちなみに「カテキズム」とは、キリスト教の志願者や子どもたちのために、信仰を分かりやすく説明したQ&Aのような書物のこと。

現状、この順番が一番新しいとされています。
精神的な欲望のほうが、身体的な欲望よりも罪が重いのが特徴ですね♪

よつば
よつば
身体的な欲望は、すぐ反省できるから軽いのかもしれません

アニメの「七つの大罪」罪が重い順との関連は?

引用元:「七つの大罪」公式サイト

アニメの中での「七つの大罪」とは伝説の騎士団のこと。
濡れ衣を着せられ、お尋ね者になった騎士たちには、それぞれ犯した罪の名前がついていますね♪

騎士たちと再会していくストーリーが、罪の重さの順に関連しているという噂が!
「アニメ 七つの大罪 罪の重さ」で検索すると、様々な考察がされていました。

関連があると考えられるものとして

アニメ「七つの大罪」キャラクターの順番
  1. 騎士団メンバーが登場する順番
  2. 騎士団メンバーの闘級の高さ順

この2つの項目と罪の重さの順番をそれぞれ比較してみました。

よつば
よつば
実際のところ関連はあるのでしょうか?

①(ネタバレ)騎士団メンバーが登場する順番

物語は核心に迫るにつれて、次第にシリアスになっていくもの。
罪の軽い順から登場するのでは?と予想できます。

騎士団の登場する順番は以下の通りです。

七つの大罪騎士団登場順
  1. メリオダス(憤怒の罪)
  2. ディアンヌ(嫉妬の罪)
  3. バン(強欲の罪)
  4. キング(怠惰の罪)
  5. ゴウセル(色欲の罪)
  6. マーリン(暴食の罪)
  7. エスカノール(傲慢の罪)

一番罪が重いといわれる傲慢の罪が最後に登場しています。

グレゴリウス1世にも特別扱いされていた「傲慢の罪」。
アニメでも満を持して登場したイメージがありましたね♪

しかし、それ以外の人物の登場順は、罪の重さのの順番とは一致していません。
罪の重さと登場順は、傲慢の罪以外は関係がないようですね。

②騎士団メンバーの闘級の高さ順

「七つの大罪」では、登場人物の強さは「闘級」という数値で表現。
結論から言うと、こちらも罪の重さとは関係がありませんでした。

以下は闘級の大きい順に並べた表です。
現在も使用されている「カトリック教会のカテキズム」に表記されている順番と比較してみましょう!

キャラクター闘級記載の順番
マーリン(暴食の罪)4710
キング(怠惰の罪)4190
メリオダス(憤怒の罪)3400
ディアンヌ(嫉妬の罪)3350
バン(強欲の罪)3220
ゴウセル(色欲の罪)3100
エスカノール(傲慢の罪)15

キリスト教義の罪の重さとは全く一致していないことは一目瞭然。

「傲慢の罪」エスカノールに至っては、大トリだというのに登場時の闘級はまさかの15!
キリスト教義での罪の重さとも相まって、逆に意味があるのではないかと思わせる演出です。

ファンタジーものでは珍しい強さの数値化。
ファンにとっては、この闘級がストーリーの魅力でもありますね♪

よつば
よつば
数値が意外にも「オチ」になっていて、逆に興味を掻き立てられます♪

まとめ

「七つの大罪」のキリスト教義の罪の重さとアニメとの関連を調べてみました。
アニメに関していろいろな考察がされているのが興味深かったです!

よつば
よつば
アニメでも教義でも傲慢が一番重い罪でしたね!