1986年に公開し世界的大ヒット作となったトムクルーズ主演のトップガン。
トムクルーズを世界的なスターにした作品として有名ですよね。
それから36年越しの2022年に公開されたのが、トップガンマーヴェリックです。
この記事では、トップガンマーヴェリックの相関図や5つの映画テーマをまとめています。
また、制作まで36年かかってしまった理由も調査しました。
Contents
トップガンマーヴェリックの登場人物と相関図
まずは主要キャストについてご紹介しますね。
※役名は()内に記載。
コールサインについては後ろの章で解説しているので、わからない方は先に「トップガンのコールサインとは?」をご覧ください。
キャスト | コールサイン(役名) | 役柄 |
トムクルーズ | マーヴェリック (ピート・ミッチェル) | 主人公 トップガンのエース |
マイルズテラー | ルースター (ブラッドリー・ブラッドショー) | グースの息子 トップガン生徒 |
ジェニファー・コネリー | (ペニー・ベンジャミン) | BARの店主 マーヴェリックの元カノ |
ヴァル・キルマー | アイスマン (トム・カザンスキー) | ピートのライバル 元同僚 |
グレン・パウエル | ハングマン (ビューフォード・セリス) | 問題行動の多いトップガン生徒 |
モニカ・バルバロ | フェニックス (ジェイク・トレース) | トップガン生徒の紅一点 |
ルイス・プルマン | ボブ (ロバート・フロイド) | トップガン生徒 システムオペレーター |
トップガンのコールサインとは?
アメリカ海軍の戦闘機パイロットはコールサインと呼ばれるあだ名で呼び合うのが一般的らしいのです。
劇中でも役名ではなく、コールサインで物語が進んでいきます。
びっくりする事に役名で呼ばれることはありません!
何のための役名と思われても仕方ないくらいです。
これにはちゃんと理由があるんですよ!
実際には飛行隊の隊内無線で会話する際に呼ぶための名前になっていて、日本の自衛隊ではTACネームとも呼ばれています。
無線は敵に傍受される可能性があるので、国籍や身元がバレないようにするためのものなんだそうです。
役名=コールサインと覚えましょう!
トップガンマーヴェリックの相関図
劇中の関係をキャラクターの心情で作成するとこんな相関図に!
まだ映画見てないという方にはさっぱり??だと思いますが、見た人なら、「うんうんわかる」と言いたくなる絶妙な相関図になっています。
公式サイトに載せてもいいのでは?と思えるくらいです。
ぜひ拡大してコメントをじっくり見てみてくださいね。
勢いだけでまとめました。間違えてたらこっそり教えてください… #トップガンマーヴェリック pic.twitter.com/SEVvzasUS5
— 大塚マオ (@oam_ootuka) July 3, 2022
映画を見終わったらもう一度この相関図を見直してみてください!
きっと最初に見た時にはわからなかったニュアンスまで感じられて二度楽しめると思いますよ!
トップガンマーヴェリックが公開まで36年かかった理由
最大の理由は、トムクルーズが納得できる作品になるまでOKを出さなかったから!
そんな単純な理由??と思ってしまいますよね。
トムクルーズが考えていたのは、CGを使わずに飛行シーンを撮影したい!というもの。
実現するため、出演者は戦闘機に乗るための訓練から始める事になりました。
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もうひとつの理由が撮影機材。
というのも本物の戦闘機内を撮影するには狭いコックピットに搭載できる高性能カメラが開発される必要がありました。
今作の撮影監督が小型化したカメラを開発したことでやっと撮影準備ができたそうです。
ちなみに出演者は実際の戦闘機に乗ってカメラ撮影も自力で行っていたとか!
撮影できるまでのハードルが高すぎますよね。
トップガンって何のこと?
トップガンとは戦闘機パイロット養成機関のあだ名!
アメリカ海軍で戦闘機パイロットを養成していたある学校が由来とされています。その名は「アメリカ海軍戦闘機兵器学校」。
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英語の正式名称はUnited States Navy Fighter Weapons School。
長いため通称トップガンと呼ばれるようになり、そのまま映画の題名になりました。
ちなみに、トップガンは優秀な米海軍パイロットの中でも上位1%だけが入ることを許される超エリート学校なんですって!
トップガンマーヴェリックの映画テーマ5つ
トップガンマーヴェリックには、5つの映画テーマがあります。
- 世代交代(マーヴェリックとアイスマン)
- 後継者(マーヴェリックとルースター)
- テクノロジーと人間の限界(マーヴェリックとAI)
- 成長と変化(マーヴェリックと新人達)
- 心の居場所(マーベリックとペニー)
①世代交代(マーヴェリックとアイスマン)
前作ではトップガンの若手パイロットだったマーヴェリックですが、トップガンマーヴェリックでは新人を教える教官という立場に挑戦します。
そのきっかけを作ったのが、かつてのライバルであり海軍大将まで大出世したアイスマン。(※大将はアメリカ海軍の最高階級)
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テクノロジーが進化し、軍はパイロットを減らそうとしていましたが、有能なパイロットを残したいと思っていたアイスマン。
そのためにはマーヴェリック以外にも優秀なパイロットを養成する必要があると考えました。
そして、マーヴェリックに最後の任務として教官になるよう説得します。
マーヴェリックは現役パイロットでいたいプライドと後継育成の間で悩みながら、次第にやりがいを見出していきます。
②後継者(マーヴェリックとルースター)
候補となったのは、前作でマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター。
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グースは前作でマーヴェリックとアイスマンが飛行競争した時の脱出事故で亡くなってしまいます。
そのためルースターは父親のいない家庭で育ちました。
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ルースターは父親が亡くなった原因はマーヴェリックにあると思い込み、恨みながらもマーヴェリックに教えを乞わないといけない。
マーヴェリックもグースの死に責任を感じていたことから対立しちゃうんです。
ルースは確執を乗り越え、マーヴェリックの後継者になれるのかが物語の軸になっています。
③テクノロジーと人間の限界(マーヴェリックとAI)
近年AIが進化し、生活がどんどん便利になっていますよね。
それはパイロットも同じようで、ドローンやAIなどの無人技術が発展する中、有人飛行の価値が問われるシーンがあります。
マーヴェリックの上官である海軍少将が「君たちのようなパイロットは絶滅する」・「これからは無人機の時代だ」とあからさまにパイロットはいらないと言われちゃうんです。
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生身の人間だからこそできることがあると信じるマーヴェリックは、「人間の判断力と精神力」がまだ必要であることを証明しようとミッションに挑みます。
しかし、それは人体の限界へも挑むことになってしまうというもの。
危険なミッションこそテクノロジーに頼るべきか、テクノロジーに不可能はないのか、安全とは何なのかを考えさせられます。
④成長と変化(マーヴェリックと新人達)
マーヴェリックが教える若いパイロットたちも個々の弱点を抱えています。
トップガンは海軍パイロットの上位1%の人間が集まっているため、もれなく全員が自信過剰ぎみです。
しかし、今回のミッションはチームプレーなしでは攻略できない程、難しいものになってしまいます。
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新人達はライバルとの競争から、チームのためにプライドを捨てて協力し合えるのでしょうか。
新人達から見ればパイロットのピークを過ぎたおじさん講師のマーヴェリック。
癖の強い新人達にどう歩み寄れるのか。
見えない壁が大きく立ちはだかります。
それぞれが自分の弱点を克服し、チームとして成長できるのかハラハラする展開が待ち受けていますよ。
⑤心の居場所(マーベリックとペニー)
今作のヒロインはBAR経営でシングルマザーのペニー。
マーヴェリックとは恋愛関係になったことがあるようですが、なぜか続かなかったようです。
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というのも前作にペニーが登場したのは、提督の娘でマーヴェリックが手を出した?と思われるマーヴェリックとグースの会話シーンで名前が出ただけ!
ペニーの娘が「今度はママを大切にして」とマーヴェリックに言っていることから、くっついたり離れたりを繰り返していたと思われます。
マーヴェリックがトップガンに戻ってきたことから再会。
変わらぬ美貌とペニーの優しさに触れ、徐々に惹かれていきます。
危険なミッションと向き合う中で一匹狼のマーヴェリックは心の居場所を作れるのでしょうか。
36年の時を超えた大人の恋模様が描かれます。
まとめ
- 世代交代や人間とテクノロジーの限界など5つのテーマがある
- トムクルーズのこだわりとカメラの開発で36年かかった
- トップガンはアメリカ海軍戦闘機兵器学校の呼び名
- コールサインはパイロット特有の呼び名
- 前作の世界観が引き継がれた名作
伝説の映画トップガンですが、トップガンマーベリックは前作を超えるとんでもない規模の映画になっていました。
トムクルーズはトップガンにかける思いがどれほど強いものか分かりましたね。
3作目の制作も噂されているトップガン。
次回作が楽しみですね♪