人気のYoutubeチャンネル「絶望ライン工ch」。
絶望ライン工に、やらせ疑惑や嫌いだとの声があります。
もちろん、人気者にアンチはつきものですが…。
しかし、なぜアンチの声があるのか?
Xではファンの良いメッセージがあります。
5chでは批判的スレッドが立ち、Yahoo知恵袋でもやらせ疑惑だと言われています。
この記事では、これら批判的な声について理由を考察しました。
また、絶望ライン工さん本人についても調べてみました。
Contents
絶望ライン工はやらせ?
結論から言えば…
絶望ライン工は「リアルとフィクションが混在するよく出来たエンタテインメント」ということになります。

Youtubeの概要欄を読めば…
そもそも、該当チャンネルの概要欄には以下のように書かれています。
【初めて当チャンネルをご覧になる方へ】 こんな所まで見ていただきありがとうございます。 私のチャンネルはすべて幻であり、虚構です。 私を含め、動画内の人物や場所は実在しませんので、安心してご覧ください。
このように、作者自らフィクションであることを明言しています。
やらせ批判をする人は、概要欄を読まずにケチを付けているとも考えられます。
さらに視聴者からの追及があったと見え、下記のような追記もされています。
2021年10月追記: 上記記載内容について問い合わせを頂くことが増えきたため、追記いたします。 どのように感じるかは受け取り側の自由であるということ、そしてそれを細かく説明するのは無粋であり、あれこれと想像する余白を自ら奪う行為であると感じております。 当チャンネルは1人と1匹により運営され、給与明細は実際に支給されているものであり、私の現在の職場は製造業である、という3点について、現時点ではリアルな内容であると明言いたしますが、なぜ「すべて幻で実在しない」と表記せざるを得ないのかを、お察しいただければ幸いです。 引き続き絶望ライン工chをよろしくお願い申し上げます。
引用部分の「“1人と1匹により運営されている” “給与明細は実物” “職場が製造業である”の3点は事実である」とし、あとはフィクションにせざるを得ない(大人の?)事情もあるのだと言っています。
ここまで説明されているものに目くじらを立てるのは、野暮というものでしょう。
また、これだけ人気のあるYoutube番組なら年収も推し量れようというものです…
事実とぼやかし半分で、エンタメとして楽しむのが良いのではないでしょうか?
絶望ライン工を嫌いなのはどんな人?
さて上記の概要欄を読んでもなお、絶望ライン工が嫌いだ!という人もいるようで…。
5chの批判的スレッド
匿名掲示板・5chには「【手取り14万】絶望ライン工ch【YouTubeで460万】 」なるスレッドがあります。
“YouTube広告収入、年に460万も貰って金持ちの癖にいつまでも手取り14万だと嘘を付き、貧乏、貧困ネタの動画を出し続ける絶望ライン工chに付いて語るスレ”とあります。
460万円の根拠はYoutubeのチャンネル登録数によるものですね。
これらの批判の根底にはこのようなことがあります。
- とにかく嘘が許せない
- 本当のライン工の人に失礼じゃないか!という気持ち
- 金持ちのくせに…という嫉妬心
Yahoo!知恵袋への質問
また、Yahoo知恵袋では以下の声が…。
絶望ライン工って本当は工場で働いてないんですか? 知ってる人いたら教えてください!
絶望ライン工はほんとに派遣で働いているのですか。
番組の中で着用している作業着がきれいすぎることや、Youtubeでの収益があることに対しての疑問であるようです。
動画中でご本人はこのように言っています。
- 番組中の作業着は収録用のもの(他の動画で「うっかり社名の入ったものを着てきてしまい動画がボツになった」というものがある)
- 確かにYoutubeの収益はあるが、それはいつか終わるものと認識している。ゆえに工場勤務は続けている
もちろん直接話しをしているわけではないので推測ですが、工場勤務と派遣であることは事実と思われます。
絶望ライン工の正体はボカロPのZANIOさん
実は、絶望ライン工の中の人の正体はZANIO(ざにお)という名前でボカロP(ボーカロイドのプロデューサー)をされていた方です。
Wikipediaのページもあるほど有名です。
2003年から作曲・編曲、DJ、音楽プロデューサーとして活動。
有名企業の広告音楽を手掛けたり、海外イベントへ出演するなど人気を博していました。
しかしその後音楽活動は低迷。2020年頃には所属する音楽会社からの支払がゼロになるなど経済的に追い込まれていきます。
そこで派遣工員として働き始め、その日常などをYoutubeで発信したのが「絶望ライン工」だというわけです。
動画中の音楽センスが高い理由に納得です。
かつて音楽の道に夢破れた経験から、今のYoutubeの収益も永遠ではないと思うに至ったのでしょう。
ZANIOとしての活動も続けている
とはいえ、ZANIOとしても少しずつ活動はされているようです。
「ZANIO needs」というチャンネルに、絶望ライン工の姿で出演されている動画がアップされていました(2023年11月)。
「DJの1日」https://www.youtube.com/watch?v=5z4ozV9KjAE

いつもの部屋から「ZANIOと犬のたまこ」として出演されています!
もしやギャップ狙い?…かっこいいです
参考:ボカロPとは
絶望ライン工chってどんな番組?
「非正規工場ライン勤務・年収240万円・41歳独身婚活中おじさん」である絶望ライン工が、日常を淡々とした口調で綴る番組です。
センスの良い映像と音楽、ご本人のミステリアスな雰囲気も加わり、今やチャンネル登録者49万人超を誇ります。
語りの中に必ず使われる「絶望します」「ビューだね」「地獄」等のキーワード、抑揚のないナレーションに虚無感が漂います。
しかし、自ら「生きるってゴミ」と歌いつつもどこか希望を感じる不思議な番組なんです。
また絶望ライン工は、ダ・ヴィンチWEB(株式会社KADOKAWA)で連載もしています!
絶望ライン工(ぜつぼうらいんこう) 41歳独身男性。工場勤務をしながら日々の有様を配信する。柴犬と暮らす。
愛犬である赤柴の「絶望ライン犬(女の子・10歳)」がまたかわいいんです。
とてもきれいな犬で、大事に飼われていることがうかがわれます。
まとめ
- 絶望ライン工はやらせというよりはよく出来たフィクション
- 絶望ライン工はボカロPのZANIOさんの、もう一つの表現媒体
- 絶望ライン工はZANIOのYoutubeチャンネルにも本人として出演している
いかがでしたか?
チャンネルは総じてとてもおもしろく独特な魅力があります。
「絶望ライン犬」の可愛らしさもありついつい見てしまいます…。
真偽のほどをあれこれ言うよりは純粋に楽しみ、これからも応援します。