洗濯物をふんわり仕上げる柔軟剤。
近年様々な危険が囁かれているんです。
毎日使うものだからこそ、危険な理由をしっかり知っておきたいものですよね。
今回は、柔軟剤が危険な理由について、徹底調査!
より危険と感じた順に、ランキング形式で紹介していきます。
危険性について、とても気になります!
Contents
柔軟剤が危険な理由ランキングTOP5
柔軟剤の危険性については、いくつか理由があることがわかりました。
柔軟剤の危険性をランキング化しています。
では、1つずつ、順に見ていきましょう。
柔軟剤が危険な理由ランキング1位:発がんリスク
1位は、「発がんのリスクが高まる」という危険です。
これは驚くべき事実…!
柔軟剤には、発がん性のある成分が含まれている場合があるんです。
近年は、香りが長続きすることが特長の柔軟剤の発売が相次いでいますね。
香りの持続は、嬉しいもの。
しかし、そこには“マイクロカプセル”という技術が使われていることが多いんです。
マイクロカプセルとは
(引用元:新潟大学 工学部 工学科 化学材料分野 複合微粒子研究室)
マイクロカプセルとは、成分を小さなカプセル状に加工したもの。
「中身」と「壁材」で構成されています。
この「中身」として、色々な成分をカプセルに閉じ込めることが可能。
用途しては、下記のようなものがあります。
- 香り製剤
- 医療分野
- 接着剤
- カーボンレスコピー用紙
柔軟剤では、香りを長続きさせるために、香料が「中身」として使われています。
このマイクロカプセルは、洗濯物に付着して、空気中でカプセルの「壁材」が破れることによって香りを放つ、というメカニズム。
問題は、香りを放つのと同時に、空気中に飛び散るのカプセルの「壁材」。
「壁材」の中に含まれるイソシアネートという物質が、発がん性があると言われているんです。
それでは、イソシアネートの発がん性について、詳しく紹介していきますね。
イソシアネートの発がん性
発がん性物質については、世界保健機関(WHO)のがん専門機関である国際がん研究機関(IARC)が次の4段階に分類しています。
分類 | 種類数* | 分類基準 |
グループ1 | 127種類 | ヒトに対して発がん性がある。 |
グループ2A | 95種類 | ヒトに対しておそらく発がん性がある。 |
グループ2B | 323種類 | ヒトに対して発がん性がある可能性がある。 |
グループ3 | 500種類 | ヒトに対する発がん性について分類できない。 |
*2023年8月時点
分類については、詳しくは農林水産省のホームページに掲載されていますよ。
この中で、イソシアネートは「グループ2B」に分類されています。
グループ2Bは、以下のうちいずれか1つのみを含む場合に適用されます。
- ヒトにおいて「発がん性の限定的な証拠」がある
- 実験動物において「発がん性の十分な証拠」がある
- 「作用因子が発がん性物質の重要な特性を示す有力な証拠」がある
ヒトに対して発がん性がある可能性があるとなると、避けたいと考える人も多いのではないでしょうか?
2022年以降、EUではイソシアネートの配合が禁止されています。
ちなみに、イソシアネートは、ポリウレタンの原料でもあり、家の断熱材などにも使われています。
知らないうちに近くに潜んでいる可能性も…。
イソシアネートのその他の健康被害
イソシアネートは、発がん性の他に、次のような健康被害に繋がる毒性も持っているとされています。
- 咳、息切れ、喘息などの呼吸器系
- 中枢神経系
- 心臓血管系
マイクロカプセルやイソシアネートは、マスクを通り抜けるほどの小ささです。
マイクロカプセルの大きさは、1~10μm(0.001~0.01m)ほどで、PM2.5などと同じ大きさ。
(引用元:ウェザーニュース)
マイクロカプセルは、鼻・のどから、気管支や肺胞にまで入り込むことのできるサイズなのです。
(引用元:ウェザーニュース)
こうしている今も、マイクロカプセルを吸い込んでいる可能性が大いにありますね。
マイクロカプセル配合の柔軟剤の見分け方
柔軟剤にマイクロカプセルが配合されているかどうかを見分けるのは、とても難しいです。
その理由は2つ。
- 2023年現在、柔軟剤は全成分表示を義務付けられていない。
- マイクロカプセルの問題浮上以降、配合有無の情報をメーカーが伏せている。
例えば、香り持続のメカニズムについて詳しい説明がない、“マイクロカプセル”というワードが使われていないなどです。
ですから、“マイクロカプセル不使用”と情報開示されている商品を使うというのが、2023年現在最も有効な回避策になります。
また、オーガニック製品も化学物質不使用です。
選択肢に挙げられますね♪
柔軟剤が危険な理由ランキング2位:香害や化学物質過敏症
他人とお他の人の柔軟剤や香水の香りが強くて、不快に思った経験はありませんか?
人工的な香りが苦手という人も多いかもしれません。
電車、バス、エレベーターなどの他人との距離が近くなる環境では、より辛く感じることも…。
それこそが「香害」です。
更に、近年では、香害が原因となり「化学物質過敏症」を引き起こす人もいるそうなのです。
詳しく見ていきましょう。
香害とは
(引用元:シャボン玉石けんホームページ)
香害とは、合成香料(化学物質)のにおいで、心身に不調が現れることをいいます。
合成香料は、化粧品や香水、合成洗剤、柔軟剤などに含まれています。
その中でも、柔軟剤に対する相談が増えているそうです。
昨今、香りや香りの持続性を特長とする柔軟剤の発売が相次いでいます。
そんな現代だからこそ、注目されている現象とも言えますね。
2021年には三省堂国語辞典に「香害」が新語として追加されたそうですよ。
香害に対する配慮を求める声の高まりから、社会でも動きが出てきています。
- 消費者庁や厚生労働省など5つの省庁が啓発ポスターを作成
- 多くの市町村がホームページで注意喚起を促す
- 消費者団体など、5つの団体が合同で作る「香害をなくす連絡会」が発足
- 香害問題に取り組む議員間で「香害をなくす議員の会」が発足
一人一人が無関係とは言えない香害問題。
「香害」というワードも、今後更に認知されていくこととと思います。
しかし、周りの人にとっては苦痛となっている場合があるんですね。
化学物質過敏症とは
(引用元:那覇市公式ホームページ)
「化学物質過敏症」とは、頭痛や倦怠(けんたい)感、皮膚炎など。
空気中の微量な化学物質に反応して、様々な症状が表れる病気です。
現代病の一つであり、子供の発症者が増えているとの報告もあります。
発症のメカニズムは、未解明な部分が多いそう。
更に、一旦過敏性を獲得してしまうと、その後はごく微量の化学物質にも反応するようになります。
発症してしまうと、長く付き合っていかなければならない病気の一つなのです。
具体的な症状としては、以下ようなものがあります。
起こりうる障害 | 具体的な症状 |
自律神経障害 | 頭痛、発汗異常、手足の冷え、易疲労性 |
内耳障害 | めまい、ふらつき、耳鳴り |
気道障害 | 咽頭痛、口渇 |
循環器障害 | 動悸、不整脈、循環障害 |
免疫障害 | 皮膚炎、喘息、自己免疫異常 |
運動器障害 | 筋力低下、筋肉痛、関節痛、ふるえ |
消化器障害 | 下痢、便秘、吐き気 |
眼科・耳鼻科的障害 | 目や鼻、喉への粘膜刺激症状、調節障害、視力障害 |
精神障害 | 不眠、不安、うつ状態、不定愁訴 |
アレルギー症状 | 蕁麻疹、湿疹、喘息 |
マイクロカプセル配合の柔軟剤は、香りの持続性と引き換えに…
化学成分を空気中に放出させていることになります。
- 化学物質過敏症を引き起こす原因になる
- 化学物質過敏症の人が仕事や学校に行けなくなるなどの問題の原因になる
このように、両面でのリスクがあるのですね。
部屋の中に 排水溝から
上の階の人の洗濯の臭いが
入ってきた🤢 苦しい…😣
最近の洗濯🧺洗剤や柔軟剤には 人体や環境に有毒なレベルのマイクロカプセルや抗菌剤 人工香料などが入っていて 私たち化学物質過敏症や胎児赤ちゃん👶犬猫🐕魚🐟には 耐えがたいものです😭 どうか使わないで🙏 #香害 pic.twitter.com/HpdGREe15R— まきぽよ (@OotsukaMakiko) August 12, 2023
実際の、化学物質過敏症の方の声をご紹介しました。
切実な願いを感じますね。
柔軟剤が危険な理由ランキング3位:環境汚染
多くの柔軟剤に配合されているマイクロカプセルは、実は環境汚染にも深い関係が…。
香料を包むマイクロカプセルの「壁材」は、石油から作られたプラスチック樹脂。
衣類を通じて空気中に漂いますが、分解されにくいため、そのほとんどが土壌や河川・海に放出されることになります。
2019年の東大の研究です。
首都圏河川で漁獲されたヤマトシジミから、マイクロカプセルと人工香料が検出されました。
こちらが、柔軟剤と同じ組み合わせだったとのです。
つまり、柔軟剤起源の人工香料やマイクロカプセルが環境中に拡散しているわけです。
海洋プラスチック汚染によって、人体へマイクロプラスチックが蓄積している問題が近年囁かれていますね。
マイクロカプセルもその原因の一つ。
マイクロプラスチックは、人体に対して健康被害を及ぼす可能性が指摘されています。
これから更に研究が進めば、色々と解明されてくることでしょう。
柔軟剤が危険な理由ランキング4位:肌荒れ
柔軟剤が原因で、肌荒れを起こす場合もあります。
敏感肌の方、肌荒れがなかなか治らない方、慢性的な皮膚トラブルで悩む方は、柔軟剤が原因の可能性も…。
柔軟剤の主成分は、「陽イオン界面活性剤」です。
この陽イオン界面活性剤の主なメリットは3点。
いわゆる、“柔軟剤の特長”にあたります。
- 衣類に残りやすい
- 静電気を防止する
- 衣類をふんわり柔らかく仕上げる
一方で、肌に対しては次のようなデメリットがあるのです。
- 殺菌剤として使われる成分なので、刺激が強い
- 皮膚炎、アレルギー、ニキビ肌などの肌トラブルの原因になり得る
つまり、“刺激が強く、肌トラブルになり得る成分が、長く衣類に残っている”という状況が作り出されるわけです。
自分のお肌の状態で気になることがある場合には、柔軟剤の使用を中止してみるのも手かも。
陽イオン界面活性剤の表示について
陽イオン界面活性剤は、以下のように表示されていることが多いです。
気になった方は、見てみて下さいね。
- 塩化アルキルトリメチルアンモニウム
- 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム
- エステル型ジアルキルアンモニウム塩
- エステルアミド型ジアルキルアミン塩
- 第四級アンモニウム塩
- 陽イオン界面活性剤
柔軟剤が危険な理由ランキング5位:洗濯物の吸水性低下

タオルの洗濯を重ねると、何だか水を吸わなくなってきた、固くなってきたなどと感じたことはありませんか?
柔軟剤を使うと、繊維を油膜が覆うようなイメージで仕上がります。
これは陽イオン界面活性剤の働きによるものです。
この油膜が、滑りを良くし、柔らかい肌触りに繋がります。
しかし、一方で水を弾きやすくなったり、吸水性が低下。
更に、洗濯物の繊維に柔軟剤成分が堆積し、固くなってしまうこともあるのです。
この現象が最もわかりやすいのがタオル。
タオルの吸水性を維持するには、このような対策が有効です。
- 柔軟剤の使用をやめる
- 規定量を守る(もしくは少なめの量にする)
わたしもタオルが固いと感じた経験があります。
洗濯スタイルを一度見直してみようかな♪
まとめ
- マイクロカプセルが放つイソシアネートによって、発がんのリスクが高まる
- 人工香料やマイクロカプセルは、香害、化学物質過敏症、環境汚染の原因になる
- 陽イオン界面活性剤が、肌荒れや洗濯物の吸水性が失われる原因になる
- マイクロカプセルは、香り持続性の高い柔軟剤の多くで使われている
- マイクロカプセルが使用されているか否かを見分けるのは難しい
- マイクロカプセル不使用の訴求やオーガニック製品を選べば、マイクロカプセルを回避することもできる
洗濯物にメリットをもたらすと思っていた柔軟剤。
調べていくとデメリットも多くありました。
家族の健康を守る身としては、何だか心配…。
わたしも危険性やリスクを把握した上で、今後の柔軟剤との付き合い方を考えてみようと思います。