猫がごはんをクンクンするところをよく見かけませんか?
だけど、時にはクンクンするけど食べないということも…
食欲がないと心配になってしまいますよね。
今回は、猫がごはんをクンクンするけど食べない理由を調査。
食べてくれない時の対処法もあわせて紹介します。
食べてくれない理由と対処法がわかればちょっと安心できますね!
Contents
猫がクンクンするけど食べない理由6つ
猫がごはんをクンクンするけど食べないことがあるのは、どうしてなのでしょうか。
主な理由を6つ紹介します。
①フードが好みではない・飽きた
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元気があるのに食べない、おやつなら食べるといった時は、単に食べ物を選り好みしている可能性が高いです。
特にフードを変えた時など、いつもと違うものだと警戒して食べてくれなかったりします。
逆に、いつものフードでも、栄養の偏りなどを本能で察知し、他のものが食べたいと思うこともあるようです。
このパターンは、いつも十分な食事を与えられている猫に多いみたい。
また、お皿に出してから時間が経ったフードは、鮮度が落ちてしまいます。
鮮度が落ちたフードにはにおい自体もなくなるため、食べ物だと認識されない可能性も。
それから、これはシニア猫に多いですが、形状や固さが食べづらいと、口をつけないこともあります。
②ストレス
猫達のお昼ごはんシーンも🙋🏻♀️ pic.twitter.com/a10eWoXq15
— 那須の長楽寺 (@nasu_chourakuji) August 5, 2023
猫はストレスに敏感な生き物です。
クンクンするけど食べない時は、ストレスが原因となっている可能性もあります。
ストレスフルで落ち着いて食事できない環境では、食欲をなくしてしまうことがあるのです。
他の動物が近くにいる、周囲の音がうるさい、トイレの場所が近すぎるなどの環境は、特にストレスを感じやすいでしょう。
引っ越しやお泊まりなどによる環境の変化もストレスになりやすいです。
来客や長時間の留守番、病院に連れて行かれることなどがストレスに感じることも。
人間にとっては気にならないことも、猫にとっては大きなストレスやダメージになることがあるのです。
③季節的なもの
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猫が食べないのは、季節的な原因があるかもしれません。
夏場は食欲が落ちやすく、冬は旺盛になると言われています。
人間も夏の暑い時期は夏バテで食欲がなくなりますよね。
猫も同じなのかもしれません。
④病気
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クンクンするけど食べない時、場合によっては病気の可能性を考えたほうがいいかもしれません。
口内炎や歯周病など口腔内にトラブルがある場合、食欲はあっても食られべないという状態になってしまいます。
また、消化器の不調や腎臓病など内臓の病気によって、食欲が低下することも。
食欲不振の他にいつもと違う様子がないか、よく観察してあげてください。
下痢や嘔吐、息が荒い、ぐったりしているなどの症状があれば、すぐに病院に連れて行きましょう。
⑤老化
15歳の老猫には暑いのが辛そうだ😿
エアコンをかけてあるけど、ごはんをあまり食べないのでチョット高いフードをあげたら美味しそうに食べてくれた😄
頑張ってこの夏を乗り切って欲しい😓 pic.twitter.com/UYA0T0kXKg— ピャすけ (@crossbone_kai) July 31, 2023
シニア猫の場合、クンクンするけど食べないのは老化が原因かもしれません。
老化によって消化器官の働きが衰えることで、食欲が減退することがあります。
固いドライフードは特に食べづらいと感じてしまいそう。
それによって食事の量が減ってしまうことがあるので要注意です。
⑥繁殖期
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避妊や去勢手術をしていない場合、繁殖期になると食欲が低下することがあります。
避妊・去勢手術は、飼いきれない繁殖を防ぐだけでなく、様々な病気の予防にも有効です。
寿命を延ばすことにもつながるので、避妊・去勢手術はぜひしておきましょう。
見極められるようによく観察しておかないと!
猫がクンクンするけど食べない時の対処法7つ
猫がクンクンするけど食べない時の対処法を紹介します。
まず色々と試してみることで、食べてくれない原因が見えてくるかもしれません。
①フードを変えてみる
猫のフードを新しく変える時には少なくとも1週間かけて徐々に変えていくのがおすすめです👆
新しい種類のフードを目の前にすると警戒する猫もいますが、この回避行動は、ネオフォビアと呼ばれ、有毒または汚染された食物を摂取しないようにする一種の防衛本能であると考えられています💭 pic.twitter.com/0b7LFOsfa8— ロイヤルカナン (@RoyalCaninJP) August 3, 2023
ご飯に飽きてしまって食べてくれない時は、フードを変えてみるのも手。
何種類かのフードを定期的にローテーションしてみましょう。
しかし、急に変えると警戒して食べてくれなかったり体調を崩したりすることがあります。
フードを変える場合は、今のフードに少しずつ新しいフードを混ぜていき、徐々に切り替えるようにしましょう。
また、子猫のうちからいろいろなフードを食べさせておくと、好き嫌いが少なくなり、スムーズにローテーションできるようになります。
②フードの鮮度を保つ
ジッパー付の袋に入ってるカリカリ(猫様用フード)って一度開けたら鮮度が落ちそうだなと気になってて、
ANKOMNの「セビア」という容器を買ってみた。
ダイヤル回すだけで簡単に真空保存。重ねて置けるのもよい。ニャンコにできるだけ美味しくご飯を食べてほしい😻🍴💕 pic.twitter.com/AMuVcuE0bD
— Lish (@MteLish) February 18, 2019
猫に食べてもらうためには、フードの鮮度を保つことが大切です。
鮮度が保てていると、いつでも美味しそうなにおいを感じることができます。
ドライフードは1週間分くらいずつ小分けにして、チャック付きの袋や密封容器で保存しましょう。
ウェットフードは、小分けにするとにおいや風味が落ちてしまいます。
なので、1回で食べ切れる量のものを選ぶと良いでしょう。
③フードを食べやすくする
https://twitter.com/dashiiri_miso/status/1684888000843706369
フードの形状や固さに原因がある時は、食べやすくする工夫をしてみましょう。
高齢でドライフードが食べづらい子には、水でふやかしてあげましょう。
やわらかくなって食べやすくなります。
ウェットフードは、人肌くらいの温度に温めるとにおいが強くなり、美味しそうに感じるようです。
ドライフードの保存容器に、だしパックに鰹節を入れたものを一緒に入れておくのも効果的なんだとか。
鰹節のにおいがフードに移ることで、食べてくれるようになる子もいるようです。
ただし、鰹節は尿石症の原因にもなるため、鰹節そのものをフードに混ぜることはしないでください。
④ストレス環境を取り除く
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ストレスが原因だと思われる場合は、そのストレスの元を取り除いてあげましょう。
- 環境の変化…フードや身の回りのものを変えていたら元に戻す
- 長時間の留守番…できるだけ家を空ける時間を減らす
- 来客…家に人を呼ばない
- 他の動物が気になる…ひとりで食べられる環境を整える
環境に猫を慣れさせるというより、猫に合わせて環境を整えると考えたほうがいいかもしれません。
⑤室温を快適に保つ
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暑さなどの季節的な原因で食欲が落ちている場合は、気温を適切に保つことで解決できます。
エアコンを利用したり、冷感マットを敷いたりして、暑さ対策をしてあげましょう。
きれいな水もたっぷり用意してくださいね。
⑥ごはんの前に遊んであげる
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食事の前におもちゃなどを使って遊んであげるのも効果的。
野生の猫は、ごはんを食べるために狩りをします。
遊んであげると、本能的に狩りを思い出すこともあるんだとか。
食欲が出てきて、食べてくれるようになるかもしれません。
また、体を動かすことで、ストレス解消も期待できます。
⑦病院に連れて行く
急遽病院に連れて行かれて疲れ果てた猫さまです‼️ #猫 #猫も水分大事 #猫好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/vYgTD6HsFh
— ヱ (@VhaigCeW) August 3, 2023
単なるフードの選り好みや環境が原因ではなさそうな場合、病気の疑いがあります。
しばらく様子を見ても食べてくれない時には、病院に連れて行きましょう。
健康な大人の猫でも、24時間ご飯を食べない時には受診したほうがいいです。
特に子猫やシニア猫、持病のある猫は、早めに受診してください。
猫にとってどんなことがストレスになるのか、猫目線で考えてあげないと……
まとめ
- 猫はにおいで食べ物を判別する
- 食べないのは単純に好みではない・飽きた場合がほとんど
- ストレスが原因で食欲がなくなることも
- フードの鮮度を保つ工夫を!
- 病気の可能性もあるので気になる時は病院へ
猫がクンクンするけど食べない原因と対処法について調べました。
嗅覚が優れた猫は、においで食べ物の良し悪しを判断します。
クンクンするけど食べない時はなにが原因なのか、よく観察して、適切な対応ができるようにしましょう!