最近SNSでも話題になっている「ラーティアオ(辣条・ラーチャオ)」を知っていますか?
ピリ辛で、ジュワッと油が溢れる食感がクセになると大人気の中国のお菓子です。
ところが、このラーティアオは過去に子供が死亡した事例が…
そのため体に悪いと噂されているのです!
この記事では、ラーティアオが体に悪い理由を詳しく解説していきます。
ラーティアオが体に悪い4つの理由
ラーティアオは知らずにたくさんの量を食べてしまうと食中毒や死亡した事例もあります!
SNSでバズったお菓子なら、どんな味がするのか一度は食べてみたいですよね。
日本でも売られているなら、子供も簡単に手に入れてしまうことが。
ところが、ラーティアオには注意が必要なのです。
ラーティアオが体に悪いと言われている理由を4つにまとめてみました。
添加物や香辛料が多い
成分表を見てわかるようにほとんどの原材料が人工調味料。
濃い味付けにするために、多くの防腐剤や着色料も使われています。
中には日本では使われない添加物が入っている商品も。
添加物の一部は肝臓や腎臓に負担をかける可能性があるのです。
人工着色料や甘味料も、大量に摂取すると人間の神経系に影響を及ぼす事もあるそう。
また、ラーティアオは大量の香辛料が使われています。
これにより、胃腸に負担がかかり、3日間下痢が続いたという事例も。
香辛料は、少量なら代謝アップにもなりますが、摂り過ぎるとリスクもあります。
香辛料の取り過ぎによるリスクの一覧はこちら
| 胃腸への負担 | 胃腸の粘膜を傷つけ、胃痛、下痢・腹痛、食欲不振、胸やけを引き起こす。また、善玉菌が減る。 |
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| 自律神経への負担 | 香辛料は交感神経を刺激する。長期間頻繁に食べ続けると、自律神経が疲れ、倦怠感、不眠、体に緊張状態が続く。 |
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| 免疫力低下 | 適量なら本来は免疫にも良い。しかし過剰摂取で善玉菌が減ることで、免疫細胞の7割が集まる腸が荒れ、免疫力が落ちる。 カプサイシンの刺激で、体に軽い炎症状態が起こる。 炎症状態が続くと、免疫力が下がり、風邪をひきやすくなる。 |
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| 肝臓への負担 | 辛みが強い香辛料を過剰摂取すると、肝臓にも負担がかかる。 特に油との組み合わせは最悪で、負担も大きい。これにより解毒機能が追い付かず、体が疲れやすくなる。 |
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| 皮膚トラブル | 体の熱が上がり「内熱状態」になる。 これにより、ニキビ、肌荒れ、口内炎、のどの痛みが出やすくなる。 |
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胃への負担を避けるためには、空腹時に食べないこともポイントですね。
よつば
水ではなく、牛乳や豆乳を一緒に飲むのもおすすめですよ
油の質が悪い

ラーティアオは大量の油が使われています。
この油も一部メーカーでは、再利用した酸化した油が使用されているそうです。
再利用で酸化した油は、有害物質に変わります。
細胞や血管を傷つけ、動脈硬化や、胃もたれや下痢、老化や発がんのリスクが高まります。
塩分とカロリーが高い

ラーティアオは塩分が高く、カロリーも高めです。
1袋あたりの塩分量は3〜4gに達することも。
これは1日の摂取目安(約6g)の半分以上にあたります。
さらに脂質も多く、高血圧・肥満・むくみの原因になりやすい点も問題です。
「ちょっとだけ」と思っても、食べ過ぎには注意したいですね。
塩分と脂質がかなり高い事からも、子供やお年寄り向きではないと考えられますね。
よつば
たった1袋で1日の摂取目安の半分以上…。
これは食べる量や頻度を気を付けたいですね。
衛生面に問題がある

中国では過去に、ラーティアオを無許可で製造していた工場が摘発されたことも。
製造環境が不衛生で、使用期限切れの原料を使っていたケースも報告されています。
中には、作業が遅れるので手袋をしない、悪臭がするなどの情報がありました。
最近は中国政府が指摘し改善されてきているそう。
しかし、製造元がはっきりしていない商品は避けた方がよさそうです。
ラーティアオの悲しい事故と改善策

2018年4月、中国では7歳前後の子供が3人下痢や嘔吐を訴えた事故がありました。
悲しい事にそのうち1人は死亡。
残る2人も緊急治療を受けることになりました。
その他にも、13歳の少年が食べた直後、食中毒を起こし死亡した事件がありました。
15パックを食べ14時間以上意識不明になったというケースも。
また、後遺症が残るケースも見られています。
毎日2袋を食べていた11歳の少女は腹痛や下痢の症状に襲われ20kgも痩せました。
その後、少女は炎症性疾患であるクローン病と診断され後遺症が残ったとか…
そんな背景もあり、中国では2019年に【食品の安全に取り組む会議】が行われました。
国が食品の安全のために取り組むべき全10項目に、ラーティアオも該当しています。
中国政府は
「生産規制や基準を無視して食品添加物を過剰に使用していた悪徳業者を改善させていく」
と述べています。
政府がラーティアオを問題として改善していくことは少し安心材料になりますね。
ラーティアオの基本情報
ラーティアオは、中国で大人気のピリ辛スナック。
小麦粉を練って油で揚げ、唐辛子や花椒(ホアジャオ)などで味付けされています。
噛むとジュワっと油が染み出てクセになるお菓子です。
おつまみやおやつとして中国ではよく食べられているそう。
最近ではSNSでバズりました。
そのため、日本でもドン・キホーテ、ヴィレッジヴァンガードなどで売られています
まとめ
ラーティアオが体に悪い理由まとめ
- 過剰な食品添加物や香辛料が大量に入っており、胃や肝臓へ負担がかかる
- 再利用した油を大量に使っていて、動脈硬化や発がんのリスクが高まる
- 塩分と脂質がかなり高い
- 製造環境が不衛生で、期限切れの原料を使う業者もいる
- 中国では過剰摂取した子供が死亡する事故が起きた
中国のお菓子、ラーティアオが体に悪いと噂されている理由を調査しました。
塩味と辛味の効いたスナック菓子は、食べ始めると止まらない中毒性がありますよね。
バズってるお菓子が、店頭で大きくポップアップされてると、つい手が伸びます
だけど、ラーティアオは食べすぎると危険な食べ物。
もしも食べるときは、適量を心がけましょう。