手のひらを太陽に
誰もが一度は耳にしたことのある有名な童謡です。

明るく元気なメロディーと、シンプルで覚えやすい歌詞が特徴。
学校や保育園でもよく歌われています。
しかし一方で、「歌詞怖い」「よく考えると不気味」と感じる人も少なくありません。

なぜ、あんなに明るい歌なのに「怖い」と言われるのでしょう?
この記事では、「手のひらを太陽に」の歌詞に潜む違和感に注目。
背景にある意味についてわかりやすく解説していきます。

よつば
よつば
今まで感じたことがなかったので興味津々です

手のひらを太陽にとはどんな歌?

「手のひらを太陽に」は、1960年代に作られた日本の代表的な童謡です。
作詞は漫画家としても有名なやなせたかしさん。
作曲は作曲家のいずみたくさんが手がけました。

歌詞の中では、

  • 手のひらを太陽にかざす
  • 真っ赤に流れる血を見る
  • ミミズやオケラ、アメンボといった生き物たち

などが登場し、「みんな生きている」というメッセージが繰り返されます。
一見すると、とても前向きで命の大切さを伝える歌です。
が、細かく見ていくと少し不思議な表現も含まれています。

よつば
よつば
確かに、なぜこの生き物なんだろうって思います

手のひらを太陽にの歌詞が怖いと言われる理由3つ

歌詞が怖いと言われる理由を3つにまとめてみました。

手のひらを太陽にの歌詞が怖いと言われる理由
  1. 血の表現がリアル
  2. 生き物のチョイスが独特
  3. 深すぎるテーマ性

血の表現がリアル

「まっかに流れる ぼくの血しお」というフレーズ。
このフレーズに多くの人が「怖い」と感じるポイントがあります

子どもの歌でありながら、「血が流れる」という直接的な表現が使われています。
少し生々しく感じてしまう人もいます。

特に小さい頃にこの歌を聴いた人の中には、

  • 血=ケガや痛みを連想する
  • 明るい曲とのギャップに違和感を覚える

といった理由から、無意識に「怖い」と感じてしまうケースもあるようです。

よつば
よつば
確かに血は怖いかもしれません

生き物のチョイスが独特

歌詞に登場する生き物も、「怖い」と感じる理由の一つです。

登場するのは、

  • ミミズ
  • オケラ
  • アメンボ

といった、どちらかというと子どもが苦手にしやすい生き物たちです。
かわいい動物ではなく、あえてこうした存在を取り上げていることで、

「なぜこの生き物?」
「ちょっと気持ち悪い…」

と感じる人もいるでしょう。

特にミミズなどは、見た目の印象から苦手意識を持つ人が多いのではないでしょうか。
それが「怖さ」につながっていると考えられます。

よつば
よつば
確かに、かわいいとは思えませんね

深すぎるテーマ性

「手のひらを太陽に」は、ただの童謡ではなく命の本質をテーマにした作品でもあります。

「みんな みんな 生きているんだ友だちなんだ」

歌詞の最後で繰り返されます。

これは、とても深いメッセージがかくれています。

  • 人間だけでなくすべての生き物に命がある
  • どんな存在も同じように生きている

しかし、この考え方を突き詰めていくと…
「命とは何か」「生きるとはどういうことか」といった哲学的なテーマに行き着きます。

子どもの頃は何気なく歌っていましたが、よく聞いてみると違った印象をうけませんか?
改めてその重さに気づき、「怖い」と感じることもあるのです。

よつば
よつば
子供の頃は意味なんて考えたことなかった

手のひらを太陽ににやなせたかしが込めた本当の意味


引用:やなせたかし展

この歌の作詞を手がけたのは、漫画家として知られる やなせたかしさんです。
やなせたかしさんは「明るく前向きな作品」の印象が強い一方、背景に重い戦争体験があります。

やなせたかしさんは若いころに 第二次世界大戦 を経験しています。
「生きることの意味」や「命の重さ」を深く考えざるを得ない状況を生き抜いてきました。

戦争中、空腹や死が常に身近にある日常。
この経験から「生きているだけで尊い」という感覚が強く心に刻まれたと言われています。

「手のひらを太陽に」は、明るく元気な子ども向けの歌というイメージがあります。
しかしその根底には、やなせたかしさん自身の人生観が反映されているのでしょう。

「まっかに流れる ぼくの血しお」

特に象徴的なこのフレーズ。

これは決して恐怖をあおるための表現ではありません。
「血が流れている=今、生きている」という実感を示すものです。

生きているからこそ体温があり、血が巡り、痛みも感じる。
そのすべてが「命がここにある」というメッセージが込められています。

この歌にはミミズやオケラ、アメンボが登場します。
わざわざ普段あまり注目されない生き物を選んでいます。
これは「命の価値に優劣はない」という、やなせたかしさんの強い思いの表れだと思われます。

小さな存在や目立たない存在であっても、同じように命を持ち、懸命に生きている。
その事実を、子どもたちにも感じてほしかったのでしょう。

  • 生きていることの尊さ
  • 命の平等性
  • どんな存在にも意味があること

を難しい言葉ではなく、子どもでも口ずさめる歌という形で伝えた作品なのです。

明るいメロディーの裏側に込められたこの深いメッセージ。
これが多くの人の心に残り続けている理由だと言えるでしょう。

よつば
よつば
確かに童謡には親しみやすい生き物が多い気がします

手のひらを太陽には前向きな歌

ここまで見ると、「怖い歌」という印象が強くなったかもしれません。
しかし本来のメッセージはとても前向きです。

  • 自分も生きている
  • 他の生き物も生きている
  • だからみんな大切な存在

というシンプルで温かい考え方が根底にあります。

明るいメロディーとともにこのメッセージを伝える。
子どもたちにも自然に「命の大切さ」を感じてもらえるように作られているのです。

よつば
よつば
そうだったんだ

手のひらを太陽にの作者やなせたかしの人物像

1953年撮影
引用:ウィキペディ

やなせたかしさんは日本を代表する漫画家・詩人・絵本作家
特にアンパンマンの生みの親として広く知られています。
プロフィールや経歴をまとめてみました。

プロフィール

プロフィールを簡単にまとめてみました。

  • 本名:柳瀬 嵩(やなせ たかし)
  • 生年月日:1919年2月6日
  • 没年月日:2013年10月13日
  • 出身地:高知県
  • 職業:漫画家、詩人、絵本作家、編集者
よつば
よつば
色々な職業をされていてんですね

経歴

やなせたかしさんは幼い頃に父を亡くし、伯父のもとで育ちました。
若い頃から絵や詩に親しみ、戦時中は徴兵され中国へ出征しています。
この戦争体験が、後の作品に大きな影響を与えました。

戦後は新聞社に勤務した後、漫画家として活動を開始。
長い下積み時代を経て、1960年代以降に徐々に評価を高めていきました。

よつば
よつば
大変な苦労があったんですね

アンパンマン誕生と成功

1973年に絵本『あんぱんまん』を発表。
当初は大きな注目を集めませんでした。

その後テレビアニメで「それいけ!アンパンマンとして放送され爆発的な人気を獲得。
子どもだけでなく大人にも支持される国民的キャラクターとなりました。

よつば
よつば
みんな大好きですね「あんぱんまん」

晩年と評価

晩年には国民的作家として高く評価され、文化功労者にも選ばれました
90歳を過ぎても創作活動を続け、その生き方そのものが多くの人に影響を与えました。

2013年に94歳で亡くなりましたが、その作品と思想は今もなお受け継がれています

よつば
よつば
みんなに見て欲しい「あんぱんまん」

まとめ

「手のひらを太陽に」の歌詞が怖いと言われる理由には3つの要素がありました。
リアルな血の表現や苦手としやすい生き物が出たり…
命の大切さの深いテーマがよく考えると違和感と共に怖いと感じることでしょう。

しかし、その背景には、やなせたかしさんの「命を大切にしてほしい」という強い思いが。

一見すると不思議で少し怖く感じる歌詞も、意味を知ることで印象が大きく変わります
改めてこの歌を聴いてみると、きっとこれまでとは違った感じ方ができるはずです。

よつば
よつば
大人になってからでも知ることができて良かった