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ハクビシンがかわいそうな理由3つ!被害対策や生態も調査してみた!

ハクビシンは、日本に広く分布する哺乳類です。
愛くるしいその姿は、ネット上でも「かわいい」と評判ですよね。

そんなハクビシンですが、実はとてもかわいそうな動物だと言われているんです。

この記事では、ハクビシンがかわいそうと言われる理由について徹底調査!
また、ハクビシンの被害対策についてもまとめてみました。

よつば
よつば
ハクビシン、とってもかわいい動物ですよね。

ハクビシンがかわいそうな理由3つ

ハクビシンがかわいそうと言われている理由として、以下の3つがあげられます。

  1. 害獣として駆除対象になっている
  2. 生活区域や食料が減少している
  3. 生態に誤解があり、不当に怖がられている
よつば
よつば
どういうことでしょうか?詳しく見ていきましょう。

①害獣として駆除対象になっている

ハクビシンは害獣として駆除の対象ということをご存じでしたか?

ハクビシンは食料を探すため、人間の生活区域へ入ってしまうことがあります。
その結果農作物を荒らされたり、排泄物によるあらゆる被害をもたらしてしまうのです。

ハクビシンの排泄物には感染症・食中毒の他、家屋損壊のリスクも…。
それらの被害から人間の生活を守るため、自治体による駆除が認められています。

ハクビシンのような、可愛らしい小動物を駆除するというのは心苦しいのですよね。
しかし、被害から守るために日々実行されているのが現状です。

よつば
よつば
駆除はかわいそうだけど、私たちの生活も守らないと…。

②生活区域や食料が減少している

ハクビシンの生活区域や食料は減少傾向にあります。

雑食性のハクビシンは、山林を生息地とする生き物です。
その山林から果実・昆虫などの食料を得て生活していました。

しかし、近年進む森林伐採や住宅地の拡大により山林は減っていく一方…。
したがってハクビシンの生活区域は減り、食料も減少してしまいました。

ハクビシンが都市部でよく目撃されるのも、住処である山林が奪われたことが理由です。

実際、ハクビシンによる都市部の被害相談件数は増加傾向にあります。

引用:東京都環境局HP

平成25年から令和5年の10年間で、1,795件も相談件数が増加していますね。

ハクビシンからすると、住処や食料を求めて都市部へ進出した結果、人間に駆除される…。
非常にかわいそうなサイクルが起きていることが分かります。

よつば
よつば
人間が撒いた種ということでしょうか。

③生態に誤解があり、不当に怖がられている

ハクビシンに誤解を持っている人は多く、必要以上に怖がられる事例も少なくありません。

ハクビシンが屋根裏に住み着いたり、ごみを漁る姿が目撃されることがしばしばあります。
その姿から「怖い」「襲われるかも」といったマイナスイメージが定着。

しかし、本来ハクビシンは臆病で、穏やかな動物です。
こちらから刺激しなければ、人を襲うということは滅多にありません。

動物園などでは、ハクビシンが飼育員さんになつく可愛らしい姿もみられますよ♪

よつば
よつば
てっきり狂暴かと思っていましたが、本当は穏やかな性格なんですね。

ハクビシンによる被害対策を調査

ハクビシンがいくらかわいそうといっても、自分たちの生活への被害は抑えたいですよね。
ハクビシンの被害に遭わない方法は以下の通りです。

  • 家屋の侵入経路をふさぐ
  • 生ごみなど、エサとなり得るものを道に放置しない
  • 忌避剤(にんにく、木酢液など)で寄せ付けないようにする
  • 草木を整理することで、隠れ場所をなくす

また、万が一ハクビシンと出会ってしまった場合、刺激せずその場を離れましょう。
臆病な性格なため、人間の刺激により攻撃を受ける可能性があるためです。

よつば
よつば
見つけても捕まえたりしてはいけませんよ。

個人での駆除は法律で禁止されている

ハクビシンは鳥獣保護管理法により、国に保護されている動物です。

そのため、個人による駆除・捕獲は違法行為とみなされることに…。
違反した場合、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。

ハクビシンの駆除ができるのは、自治体に認められた専門業者のみです。

業者に依頼するとお金がかかるし…と、不満に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これは生態系のバランスを保つために必要な措置。
ハクビシンによる被害が顕著な場合は、自治体へ相談するのが得策ですよ。

よつば
よつば
自治体の中でも、環境課などに相談すると良いですよ。

ハクビシンってどんな動物?

ハクビシンはジャコウネコ科に属する哺乳類です。
母親を中心に、20頭ほどの群れを作って生活しています。

体長は約1mほどで、体重は4kgと小柄な動物。
ちなみに漢字では「白鼻心」と書くんですよ。

原産は東南アジアから中国南東部ですが、日本で初めて発見されたのは1943年のころ。
以降、本州から九州にかけて幅広く発見されるようになりました。

ちなみに1976年には長野県の天然記念物に指定されたことも(1995年に解除)。

またその愛くるしい表情は評価が高く、動物園でも人気なんですよ。

よつば
よつば
くりくりな目がたまりませんね。

鳴き声はキューキュー

ハクビシンは基本的に夜行性の動物です。
そのため、出会うのは夜間が多いでしょう。

ちなみに、夜間にハクビシンの鳴き声がうるさいといった苦情も多いんですよ。
実際のハクビシンの鳴き声を捉えた動画が見つかりましたので、ご紹介します。

キューキューと高い声で鳴いていますね。

ちなみに鳴き声が屋根裏などから聞こえた場合、そこに住み着いている可能性が高いです。
家屋の破損のリスクがあるため、自治体や駆除業者に依頼しましょう。

よつば
よつば
心配な方は、鳴き声を覚えておきましょう。

まとめ

ハクビシンは、人間に住処を荒らされたかわいそうな動物でした。
近年都市部でも目撃件数が増えているのも、元をたどれば人間が原因と思われます。

とはいえ、人間と野生生物との共存は難しいところも…。
しかし地域全体が協力し、野生動物の居住環境を整える姿勢も必要ではないでしょうか?

よつば
よつば
森林を守ることが、私たち人間の生活を守ることにもつながりますね。