川崎から日本を代表するヒップホップアーティストまで登り詰めたバッドホップ。
2024年の東京ドーム公演をもって、多くのファンに惜しまれながら解散しました。
そんなバッドホップについて、SNSやネット上ではメンバーの死亡説がささやかれています。
死亡説が流れた真相や理由、メンバーの現在まで徹底調査しました!
Contents
バッドホップメンバーの死亡説はデマ!

結論からお伝えすると、バッドホップのメンバーは誰一人死亡していません。
脱退したメンバーも含め、メンバーは全員健在です。
なぜバッドホップのメンバーが死亡したという噂が流れてしまったのでしょうか。
川崎での事件など、3つのことが死亡説の理由でした。
①2019年・川崎での男子高校生死亡事件
一つ目の理由としては、2019年12月に川崎で発生した男子高校生の死亡事件が考えられます。
本事件は、友人らとラップバトルをしていた高校生が罰ゲームとして川に飛び込み、溺死したものです。
川崎はバッドホップのメンバーの出身地であるため、当時のネット記事ではバッドホップの活躍に触れるものも。
そのため、情報が錯そうしてしまった可能性が高いです。
ラップバトルとは本来技術を競い合うものであり、罰ゲームが課せられるものではありません。
この事件を悼み、日本のHIP-HOP界をけん引するZeebraさんは、下記のような投稿をしています。
川崎の件。あまりにも悲しい出来事に心が痛いです。自分世代は「ヒップホップの精神が伝え損ねたが故」と思いますが、ここでいうヒップホップの精神も我々世代と今の世代では乖離があり、本場アメリカでも昔は反対の立場であったハードドラッグで命を落とすラッパーが後を絶ちません。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) December 20, 2019
②2015年・川崎での男子中学生殺害事件
バッドホップのメンバーが死亡したという噂の二つ目の原因として、2015年に発生した男子中学生殺害事件が挙げられます。
この事件の舞台となってしまったのは、川崎区の多摩川河川敷。
当時17歳~18歳だった3人の少年が、中学1年の少年をカッターナイフで43回切りつけて殺害しました。
この事件について取り扱ったネット記事にも、川崎を代表するアーティストとしてバットホップが挙げられています。
「これまではヤクザになるか、捕まるかしかなかった」川崎から巣立った人気ラッパーが明かした「中1男子殺害事件」『ルポ川崎』#2/文春オンライン
このような記事などから、メンバーが殺害事件に巻き込まれたという誤解が生まれてしまったのかもしれません。
③27クラブを彷彿とさせる解散
バッドホップは、人気絶頂のなか2024年2月に解散しましたが、解散当時、メンバーの多くは27歳前後。
この「27歳」という数字が、死亡説に結びついた可能性もあります。
1970年ごろ、人気ミュージシャンやアーティストが27歳という若さで死亡するケースが相次ぎました。
年齢と死亡リスクに科学的な根拠はないとされていますが、ここから生まれたのが「27クラブ」という言葉。
現在も、「死」まではいかないものの、この年齢や数字を意識しているミュージシャンは一定数存在します。
このメンバーの年齢から「27クラブ」を連想したファンもいるかもしれません。
そこから「死」というワードとつなぎ合わせてしまった可能性もありそうです。
バッドホップとは?

神奈川県川崎市を拠点に活躍した8人のヒップホップクルー。
2014年の結成から地道にキャリアを築き、2017年には全国ツアーを開催するまでに活躍の場を広げます。
その後はその実力で圧倒的な人気を集め、ヒップホップ界をリードする存在へと登り詰めました。
2024年2月19日に開催された東京ドーム公演をもって、多くのファンに惜しまれつつ解散。
10年間に及ぶ活動に幕を下ろしました。
バッドホップのメンバーについて
ここでは、バッドホップのメンバーを紹介します。
※活動名(本名)/生年月日(年齢 ※2025年5月時点)
- T-Pablow(岩瀬 達哉)/1995年11月3日(29歳)
- YZERR(岩瀬 雄哉)/1995年11月3日(29歳)
- Tiji Jojo(吉村 敦也)/1996年2月12日(29歳)
- Benjazzy(石川 幸和)/1994年10月19日(30歳)
- Yellow Pato(関根 流星)/1995年4月18日(30歳)
- BARK(日野原 ゆうき)/1995年9月20日(29歳)
- G-k.i.d(渡邊 りょう)/1995年5月2日(30歳)
- Vingo(阿部 慎之介)/1996年1月5日(29歳)
- AKDOW ※脱退メンバー
- DJ KENTA ※脱退メンバー
バッドホップの解散後の活動
上述した通り、2024年に解散してしまったバッドホップ。
クルーとしての活動は区切りをつけましたが、現在もそれぞれ精力的にソロ活動を行っています。
また、解散後もヒップホップフェスやテレビ番組などで共演していることもしばしば。
今後もテレビやステージで再集結するバッドホップを見れる機会があるかもしれません。
まとめ
- バッドホップのメンバーは誰一人死亡していない
- バッドホップの拠点である川崎での事件と関連して誤解が生まれた可能性が高い
- 「死」を連想させる「27クラブ」を彷彿とさせる解散時の年齢から誤解が生まれた可能性も
- バッドホップは2014年~2024年まで活動したヒップホップクルー
- 解散した現在も、各メンバーは精力的にソロ活動を行っている
- 解散後もステージやテレビでメンバーがそろう機会も
メンバーの死亡説がささやかれていたバッドホップですが、脱退メンバーを含め、全員が健在であることがわかりました。
若い世代へとヒップホップ文化を伝えていくため、現在もそれぞれに積極的な活動を続けるメンバー。
これからも若者の生きる道標として、彼らのメッセージが広がり続けることを祈ります。