動物園で優雅に歩いている姿を見ることができるエミュー。
ダチョウに次いで、世界で2番目に大きい鳥といわれています。
エミューは、飛ぶことができない鳥です。
その分、走るのが早く、足の爪は3本あります。
なんとなく見た目も生態も、ダチョウに似ているイメージがありますよね。
今回は、エミューの寿命や人に懐くのかを調査しました。
ペットとして飼う方法や生態についても解説しています。
エミューの寿命は何年?他の鳥類や動物と比較

エミューの寿命は、飼育環境にもよりますが、約20~30年と言われています。
他の鳥類や動物と寿命を比較してみました。
エミュー | 約20~30年 |
鶏 | 約5~10年 |
鳩 | 約6~10年 |
カラス | 約10~20年 |
セキセイインコ | 約5~8年 |
オウム | 約40~60年 |
鷲・鷹 | 約30~40年 |
ダチョウ | 約40~60年 |
犬 | 約10~13年 |
猫 | 約12~18年 |
鳥類は、体が大きくなるほど寿命も長くなる傾向がありますね。
犬や猫と比較しても、エミューの寿命が長いことがわかります。
エミューは人に懐く?習性や性格から解説
エミューの性格は温和で、人に懐くと言われています。
ただ、大人のエミューだと懐きにくいため、ヒナから育てるのが理想的です。
https://twitter.com/eli_elilema/status/1713137461868810440
エミューの赤ちゃんの様子をみる機会は、ほとんどないのではないでしょうか。
どの動物も赤ちゃんのときはかわいいものですが、エミューも例外ではありませんね。
ふわふわした毛と愛らしいつぶらな瞳がたまりません。
鳥には、初めて見たものを親だと思いついていく「刷り込み」という習性があります。
卵から育てるのが難しいとしても、ヒナからなら十分に懐くと考えられていますよ。
エミューはペットとして飼える?ネットの情報も紹介
エミューは、ペットとして飼うことが可能です。
特定動物ではないため、特に届け出なども必要ありません。
人の生命・身体等に害を加えるおそれのある動物のこと。
トラ、鷹、ワニ、マムシ など約650種(哺乳類・鳥類・ 爬虫類)が対象で、許可なく飼養又は保管することができません。
広い場所が必要になるため、基本的に外で飼うのがおすすめです。
ただ、エミューが脱走してしまった事件も報告されているようです。
柵を作るなどして、逃げないようにしっかりと対策をとりましょう。
また、室内で飼育することも可能ですが、トイレの場所を覚えたりすることができません。
病気を防ぐために清潔にする心がけが必要です。
ネット情報紹介
エミューを卵から、孵化させて一緒に暮らしている砂漠さんという方がいらっしゃいます。
動画やXなどあげていますので、参考にしてみてください。
卵から孵化する様子は、見ごたえがありますね。
動画を見てみると、想像以上にエミューが人に懐く動物だということが分かります。
ペットとして一緒に飼っていたら、かわいいこと間違いなしですね。
ただ、成長スピードの速さにも驚かされました。
家の中に大人のエミューがいる姿は、憧れを抱くものの、その分大変なこともありそうですね。
砂漠さんの動画やXは、日々の様子をありのままに載せています。
実際にペットとしてエミューを飼うのは難しくても、見ているだけで楽しめますよ。
日本エコシステム株式会社では、エミューをペットとして飼いたい方の相談も受け付けているそうです。
興味がある方は、覗いてみてくださいね。
エミューとは
最後に、エミューの生態についてご紹介します。

生息地 | オーストラリア |
体長 | 1.4~2.0m |
体重 | 40~60kg |
食事 | 雑食(果実・種子・虫・草など) |
性格 | 温和・人懐こい・音に敏感 |
鳴き声 | オス・「ヴゥー」 メス・「ボン……ボボン」 |
特徴 | 時速50kmで走れる・泳げる・飛べない |
体が大きく足は速いのですが、羽が退化していて飛べません。
基本的に単独行動ですが、繫殖時期はオスと数頭のメスで群れを作ることもあります。
卵はオスが56日間温めます。
孵ったヒナのお世話も約18ヶ月間に渡ってオスがするそうです。
エミューのオスは、イクメンなのですね。
エミューは、前にしか進むことができません。
エミューの生息地であるオーストラリアでは、エミューを国のシンボルとしています。
これは、エミューの前に進む性質を、前進志向=国の発展の象徴と捉えているからです。
素敵な発想ですね♪
まとめ
- 寿命は、約20~30年
- 温和な性格で、人に懐きやすい
- ペットとしても飼育可能
- 体長は1.4m~2.0mで、雑食である
動物園でしか見たことがなかったエミュー。
ペットとして飼えるという情報は驚きでした。
体の大きさや表情から、少し怖いイメージがあったのですが優しい鳥なのですね。
人と一緒に寝る姿には、驚きと同時に憧れを感じました。
改めて、動物も見た目で判断してはいけませんね。