持ち塩は開運グッズのひとつ。
塩を持ち歩くだけなのでとてもお手軽です。
バッグに忍ばせている方もおられるでしょう。
古来より塩は神聖なものとして、神様への捧げ物のひとつでした。
邪気を払うほか、厄除け・招福などさまざまなご利益があるといわれています。
でもやり方を間違えると、ご利益どころか逆効果になるという説も。
この記事では、持ち塩を最適に持つ方法や交換時期、正しい包み方などを紹介しています。
Contents
持ち塩が逆効果になる時って?
持ち塩はお守りですから、「これをやったら逆効果で何か悪い事が起こる」などは考えられません。
以下で解説しますが、適切な使い方はあります。
「持ち塩の〝せいで〟〇〇になった」「持ち塩の逆効果で●●された」等の考え方は依存になります。
あくまでも、持ち塩を持つ自分が主体です。
持ち塩を持つことで少しだけ心強い、くらいに考えておくのが良いでしょう。
縁起物に過度な期待は禁物というものです。
持ち塩の最適な持ち方は?
前述のように、持ち塩について過分に神経質になる必要はありません。
が、できればこうした方が良い、適切だというのはあります。
- 傷んだり古くなったら取り替える(古くなると効果が落ちる)
- 精製塩ではなく天然塩を使う。神社で売られている「御神塩」を持つのもGood
この2つを中心に、以下詳細を述べます。
持ち塩の交換時期はいつがいい?古い塩の処分方法は?
以下のようなときは塩の替え時です。
- 効果が感じられたとき:塩はその時点でパワーを使い果たしていますので、取り替える時期。
- 環境や人間関係が変化したとき:就職、転職、冠婚葬祭etc.…人生に起こるさまざまな変化は、塩を新しくする機会。
- 半年から1年経過したら:神社で買うお守りを1年で更新するように、持ち塩もそれくらいで替えましょう。御神塩などは取り替え時期が説明書に書かれていることもありますので、それに従うとよいでしょう。
再利用はせず、感謝して捨てよう
古い塩は感謝をして捨てましょう。普通に水道で流してよいとされています。
塩は腐るものではないですが、邪気を吸っているので食用にはしない方がよいでしょう。
上記の期間内でも包みがあまりにも汚れたり、ヨレヨレになったらもっと早く取り替えても。
持ち塩に適した塩とは?

日本で売られている塩には天然塩と精製塩があります。
古来日本で神様に捧げ物として使われていたのは天然塩の方。
精製塩は第二次世界大戦後から製造されたもので、ミネラル等の栄養分がまったくありません。(ちなみに健康を害すると言われる塩はこちらの精製塩になります)
もちろん、持ち塩に適しているのは海塩や岩塩などの未加工の天然塩です。
神社で買える御神塩などは、その地域ならではの天然塩が使われていたりしてご利益がありそうですよね。
持ち塩の包み方や分量に決まりはある?
包み方も分量も、特別な決まりはないようです。
強いて言うなら「持ち歩きやすく、中身がこぼれず、小綺麗に」の3つを注意して作ることくらいではないでしょうか。
スプーン1杯分ほどが持ち歩きやすそうですし、入れ物もこぼれたり湿気を吸いにくいことに注意すれば何でも良いようです。
あとは「大切に扱うこと」。
これに尽きると思います。
- 分量はスプーン1杯くらいを
- 入れるのはチャック付きの小さなビニール袋でもOK
- 和紙などの紙に包むもよし
紙で包むときは、昔ながらの「薬包紙」のやり方がおすすめですよ。
↓薬包紙の包み方を紹介したサイト↓動画もありわかりやすいです!
薬包紙の包み方・使い方
好きなものに包んだら、お守り袋などコンパクトな入れ物で持ち歩くとよいでしょう。
オリジナルの小さい巾着袋を手作りしても素敵です。

持ち塩のご利益、使わない手はなし

持ち塩を持つことでどんな良いことがあるのでしょうか。
- 厄除け…塩には結界を張るパワーがあるとされ、持ち歩くことでさまざまな災難から身を守るといわれます。
- お清め・浄化…海水には古来から浄化作用があると信じられていました。そのことから塩は場を清めるとされています。相撲で取り組みの前に力士が塩をまく、お葬式から帰ったときに塩を降りかけるなどには、場や身を清める意味があります。
- 幸運の引き寄せ・再生パワー…塩によって心身が浄化されると新たなパワーを生み、運気を呼び寄せるとされます。持ち塩をすることで自分自身のエネルギーやパワーがアップすれば、魅力もアップし幸運を呼び寄せられるかもしれませんね。
- 心身の疲労を抑える…塩の持つ浄化パワーが、心身に溜まったストレスや疲れを祓う効果があるとされます。常に持ち歩くことで、邪気などの悪いものが溜まっていくのを防ぐので心身ともに元気に過ごすことができるというわけです。
日本の神話で、イザナギが黄泉の国から戻ってきた際に海水で身を清めた、という話があります。
このことから海水=塩には特別な力があるとされているのです。
たかが塩ということなかれ、おまじないに持ってみるのはおすすめですよ。
まとめ
- 持ち塩には「こうしたから悪いことが起きる」などはないが、適切な使い方はある
- 塩は効果を感じたときや環境の変化などが交換の機会
- 普通のお守りのように、定期的に取り替える
- 縁起物に依存しすぎないことが大事
- 包み方などに特別な決まりはないが、お守りなので大切に扱う
いかがでしたか。
調べていくうちに、日本各地で売っている地域名産の塩と歴史にも興味が湧いてしまいました。
持ち塩を作ったことがない人も、ぜひお試しして塩の持つパワーを感じてみてほしいです!
実は深いんですね!