お米をたくさん炊いたら残ってしまったので、冷蔵庫に入れて保存。
ところが、次に食べようとしたときに「…えっ、パサパサ!?」
そんな経験、一度はあるのではないでしょうか?
炊き立てはあんなにもっちりとしておいしかったのに、ちょっとショックですよね。
やっぱり冷蔵庫での保存はダメなのか…?
そもそもどうしてあんなにパサパサになるのか、どう保存するのが正解なのか気になりますよね。
この記事では、お米がパサパサになる原因と対処法をご紹介いします♪
Contents
お米を炊いたら冷蔵庫へ入れてはダメ?
結論からいうと、お米は炊くと冷蔵庫での保存には向いていません。
長い時間冷蔵庫で保存していると、とてもじゃないけど食べられる状態じゃないくらいにパサパサ…
すごく残念な気持ちになってしまいますよね。
とはいえ、少しの時間ならば大丈夫なんです。
でも、少しの時間って…?
お米を炊いてから24時間以内の保存であれば冷蔵庫でもOK。
それ以上になる場合は、冷凍庫での保存が向いているでしょう。
状況に合わせて使い分けるとよさそうです♪
なんだかテンション下がります・・・
お米が冷蔵庫でパサパサになる理由
それではなぜ、冷蔵庫に入れるとぱさぱさになってしまうのでしょう?
それはお米に含まれるデンプンの変化によるもの。
そもそもお米を炊くと水と熱が加わり、デンプンが変化します。
これが、私たちが食べている「ほのかな甘みや粘りのあるもっちりとした食感」の状態です。
この状態のデンプンが再び元に戻ってしまうと、固くて甘みもない食感、つまり「パサパサ」になってしまいます。
そして「デンプンが元の状態に戻る温度」というのが一般的には5℃~10℃程度、つまりちょうど冷蔵庫内の温度なのです。
お米がパサパサにならない保存方法
では、どうすればパサパサにならずに保存できるのでしょうか?
まずは、炊くときのひと工夫として「オリーブオイルを加えて炊く」というもの。
オリーブオイルを加えて炊くことでお米がコーティングされるので、パサパサになるのを防ぐことができます!
もし冷蔵庫で保存するのであれば、この方法がおすすめです。
でも、普通に炊いてしまったお米を保存する場合はどうでしょう?
そんなときはやっぱり「冷凍保存」。
できるだけ熱いうちに蒸気ごとラップで包み、均等な厚さで平たく広げ冷まします。
もしくは、1食分ずつ入れて冷凍できる容器が100円ショップなどでも購入できますので便利ですね。
粗熱がとれたら冷凍庫へ入れて保存してください。
お米がパサパサになったときの復活方法3選!
うっかりパサパサになったお米、どうしよう…。
そんなときは次の方法を試してみてください。
- 日本酒を加えて電子レンジで加熱
- 水をふりかけて電子レンジで加熱
- 割り切って別の料理にリメイク
順番に説明していきます♪
①日本酒を加えて電子レンジで加熱
まず、日本酒を少し加えてラップをして電子レンジで加熱すると、適度に水分が加わりふっくらとしたのではないでしょうか。
日本酒に含まれるアミノ酸や糖分が、加熱されることでご飯に浸透すると旨味が増し、ふっくらとするそうです。
②水をふりかけて電子レンジで加熱
水をふりかける場合も電子レンジと同じ要領で試してみてください。
どうでしょうか?
完全に元通りとはいかなくてもある程度復活したのではないかと思います。
ただし、試してみたけどやっぱりダメだった…ということもあるでしょう。
そんなときは、もう割り切って別の料理にリメイクしてしまいましょう!
③割り切って別のメニューにリメイク
例えば、チャーハンやパエリア、ピラフなどがおすすめです。
そもそもこれらの料理は、パラパラとしていて水分が少なめのお米が適しているので、生まれ変わるにはピッタリのメニューなんです!
この際なのでアレンジしておいしくいただきましょう♪
まとめ
- 炊いたお米の保存方法は冷蔵・冷凍を使い分ける
- パサパサになる原因はデンプンの変化
- パサパサにならないよう炊き方を工夫しよう
- パサパサになってしまったら、思い切ってリメイク!
できれば炊き立てのおいしさで食べたいご飯。
でも、ちょっとだけ残ったりすることもありますし、1回にまとまった量のお米を炊く人もいるでしょう。
その時の状況に合わせた保存方法を選んでおけば、次に食べる時も美味しく食べられます。
リメイクでさまざまなメニューにアレンジできれば、バリエーションも増えるしおいしく食べられて一石二鳥ですね!