ノンホモ牛乳(非均質化牛乳)が一部で人気を集めています。
これは健康志向のほか、ナチュラルな食品への関心が高まっているため。
「とても美味しい」という声が多い中…
「ノンホモ牛乳はまずい」という意見もあり、購入をためらう人も少なくありません。
まずいと感じる原因は何なのか。
ノンホモ牛乳のデメリットと一緒に詳しく解説!
その他ノンホモ牛乳のメリットやおすすめレシピも紹介します。
Contents
ノンホモ牛乳のデメリットはまずい?

ノンホモ牛乳はその自然な風味や、栄養価を好む人に人気があります。
しかし「まずい」と感じている方も多いようですね。
ホモ牛乳(一般的な牛乳)と比べて、一体味にどのような違いがあるのか。
「まずい」と感じてしまう原因について、3つのデメリットと一緒に解説!
- 劣化が早いためまずくなる
- 価格が高い
- クリームが分離しやすい
①劣化が早いためまずくなる
ノンホモ牛乳は通常のホモジナイズされた牛乳よりも保存期間が短くなっています。
これは劣化するのが早いため。
劣化が進むと最初は美味しかった牛乳もどんどんまずくなります。
通常の牛乳はホモジナイズ処理がされています。
この処理で脂肪球が細かく分散されることで酸化や腐敗の進行が遅くなります。
ノンホモ牛乳はホモジナイズ処理されておらず、酸化・腐敗防止効果が期待できません。
加工が少ないことから牛乳本来の味が楽しめます。
- 「通常の牛乳よりも美味しい」
- 「通常の牛乳は飲めないけどノンホモ牛乳なら飲める」
こういった評判が多くみられています。
ただ単に、ノンホモ牛乳の味が苦手という方もいると思います。
ノンホモ牛乳がまずいと感じる多くの理由はこの劣化からくるもの。
なので購入後はできるだけ早く消費するようにしましょう。
②価格が高い
https://twitter.com/matsudaHI/status/1731855339438457316
一般的なスーパーで販売されている牛乳の価格は1ℓあたり約150円から300円程度です。
それに対し、ノンホモ牛乳は250円から500円程度と少し高価です。
これは品質を保つための特別な管理が必要で、生産規模も少ないためコストがかかるため。
そのため一般的なスーパーであまり見かけることがないのもデメリットですね。
③クリームが分離しやすい
ノンホモ牛乳は飲む前に必ず振ってから飲みましょう!
脂肪球が均質化されていないため、時間が経つと脂肪が上部に浮いてクリーム層の形成が。
これが「クリームの分離」です。
上部にクリーム層、下部には比較的脂肪分の少ない牛乳が残るってしまいます。
このことで風味や食感が均一でなくなります。
飲む前にひと手間かかるので、デメリットの1つと言えるでしょう。
振ることで、分離したクリームと液体部分を再び混ぜ合わせることができます。
均一な風味と食感を楽しむことができるのです。
分離したクリームはコーヒーに入れたり、デザートのトッピングとして使用することも!
是非試してみてください♪
今すぐ欲しくなる!ノンホモ牛乳のメリット3つ
ノンホモ牛乳のデメリットを先に紹介しましたが、メリットもたくさんあります!
- 自然な風味と豊かなクリーミーさ
- 栄養価の高さ
- 濃厚な味わいが求められる料理に最適!
①自然な風味と豊かなクリーミーさ
前々から気になってて、今日思いきって買ってみた
ノンホモ牛乳って初めて飲んだけど滅茶苦茶濃厚
ものすごく美味しい
流石普通の牛乳の2倍以上の値段しただけある
消費期限短いけど余裕で飲みきるわ、これ pic.twitter.com/EhkID514Cu— 狐炉 (@ShobuAyame) March 30, 2020
ノンホモ牛乳はホモジナイズ処理がされていないため、脂肪球が自然な形で残っています。
牛乳本来の自然な風味と豊かなクリーミーさが楽しめます。
「濃厚だけどさっぱりしていて飲みやすい」という口コミが多くみられています。
一度ノンホモ牛乳を飲んでしまうと、その美味しさから普通の牛乳には戻れない人が続出!
②栄養価の高さ
加工が少ないためビタミンやミネラル、良質なタンパク質などの栄養素がそのままびに!
脂肪球が大きいため脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)がより多く含まれています。
グラスフェッド(牧草飼育)の牛乳はオメガ-3脂肪酸や共役リノール酸(CLA)を多く含むことも。
カルシウムやビタミンDは腸の働きをサポートし、消化を促進する役割があります。
オメガ-3脂肪酸や共役リノール酸(CLA)などの脂肪酸も腸の健康に良い影響を与えます。
この栄養価の高さから、健康志向の方にノンホモ牛乳はとても人気があるようです。
③濃厚な味わいが求められる料理に最適!

クリームシチューやチーズソースなど、濃厚な味わいが求められる料理に使用すると…
いつもよりリッチな味わいになります♪
ホモジナイズ処理を受けていないため、加熱してもクリームが分離しません。
料理に安定したクリーミーさを出すことが出来るのです。
ノンホモ牛乳で作るモッツァレラチーズが超簡単なのに絶品!

ノンホモ牛乳で作る自家製モッツァレラチーズ。
これがとっても美味しい!
なのに簡単に作れるということをみなさんは知っていましたか?
最後にこの超簡単に作れるモッツァレラチーズの作り方をご紹介します。
用意するものはノンホモ牛乳と穀物酢、熱湯の3つだけ!
- 200~300mlの水を火にかけ、約90℃の熱湯にする
- 牛乳900mlを鍋に入れて、泡立たないようにゆっくり混ぜながら63~65℃になるまで温める
- 適温になったら火を止めて、酢45mlを入れてゆっくり混ぜる
- ザルに入れて水気を切る
- ボウルに90℃の熱湯を入れてヘラなどを使用して折りたたむように練る
- チーズに粘りが出てきたら、手でチーズを好みの大きさにまとめる
- 氷水にチーズを浸し、冷めたら完成!
失敗しないコツは分量や温度、牛乳の混ぜ方をしっかり管理し気を付けること。
ちなみに④の工程で出る液体(ホエー)は、栄養がぎゅっと凝縮されています。
とても身体にいいので捨てずに料理などに使用してみてください。
酸味があるのでおすすめはトマト系の料理やカレー、パンケーキ!
どれに使用しても美味しいですよ。
まとめ
- デメリットは劣化が早く賞味期限が短いためすぐにまずくなる
- 価格が高く、クリームが分離しやすい
- 濃厚だけど飲みやすい
- 普通の牛乳に比べて栄養価が高い
自然な状態ゆえに賞味期限が短く、劣化が早いというデメリットがあります。
最初は美味しいけど劣化が早く、結果的にまずくなるということでした。
価格も高く、見つけるのもなかなか難しいかもしれません。
しかし、まだ飲んだことがない方はぜひ試してみてください♪