楽して短期的に痩せたい!
ダイエットをしている多くの人の本音ではないでしょうか。
そんな願いを叶えてくれると話題の糖質制限ダイエット。
痩せるスピードが早い、成功率が高いと話題ですよね。
炭水化物を減らすだけで、他には制限なし…?
果たして、楽して短期間なんてオイシイ話あるのでしょうか。
糖質制限ダイエットの真相に迫りました!
糖質制限のデメリットや効果的に脂質を減らすコツについてご紹介します。
糖質制限は痩せるスピードが早い?!
糖質制限は、比較的短期間で効果が出やすいダイエット方法と言われてます。
しかし、実は初期段階の体重減少は身体の水分が減っただけなのです。
単純に、短期的に体重の数字を減らしたいという目的にはかなっているでしょう。
けれども多くの人の目標は、数字ではなく脂肪分が減った引き締まった身体ですよね?
長期的に健康的に痩せたい人には、糖質制限は向いていません。
糖質制限を自己流で長期的に行うのは、デメリットが多いからです。
- 低血糖症に陥る可能性がある
- 栄養が偏ってしまう恐れがある
- 水分不足に陥りやすい
- 脂質過多になりがち
糖質制限で死亡リスクが高まるとの研究もあるのだとか。
長くても2カ月ほどに、とどめておきましょう。
医者だから言うけど、『糖質制限ダイエット』は、やり方を間違えるとマジで寿命を縮めるから注意。ハーバード大学は、糖質をゼロまで下げると、死亡リスクが50%も上がると報告。痩せるのはいいけど、その前に絶対に押さえておきたいことがある。「間違いのない糖質制限」の方法をリプ欄に書きました。
— 浅野拓 🩺 生活習慣改善を本気で考える医師 (@asanotaku_09) March 29, 2023
糖質制限より食生活の見直しを
確かに糖質の中には、あまり身体に良くないものもあります。
炭水化物を抜くなどの極端な糖質制限ではなく、糖質を意識してみるのは良いことです。
下記に、いくつかの例を挙げてみました。
- 白いパンから全粒粉パンにかえる
- 白米に少しずつ玄米を混ぜてみる
- 低糖質のスイーツを選ぶ
- 甘いジュースや飲酒を控える
すべての糖質が悪ではありませんので、悪い糖質を避けるよう心がけましょう。
すべての食生活をいきなり変えてしまう必要はありません。
10回のうちに1回、ジュースをお茶や水に代えてみるところから始めましょう。
無理をしても続きませんので、ストレスにならないよう取り入れてみるといいです♪
短期的には効果はあらわれづらいかもしれません。
しかし、わたし達の身体は確実に普段の食事から作られていることを心にとめておいて。
糖質制限より脂質を減らす方が良い?効果と減らすコツを紹介
脂質は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。
このうち、飽和脂肪酸の摂取量を減らすと効果的です。
飽和脂肪酸とは…
主に動物性脂肪に含まれている脂質。
過剰摂取は、生活習慣病や肥満の原因に。
不飽和脂肪酸とは…
主に植物や魚に含まれる脂質。
悪玉コレステロール、中性脂肪を減少させる効果がある。
不飽和脂肪酸はむしろ積極的に摂取すべき脂質だということが分かります。
しかし、この不飽和脂肪酸の中で気を付けなければならないのがトランス脂肪酸。
善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やす厄介者です。
トランス脂肪酸が含まれる、代表的な食べ物はマーガリンやフライドポテト。
諸外国では、規制されているほど危険な脂肪酸なんです。
脂質を減らすコツとは?
飽和脂肪酸を減らして、不飽和脂肪酸を摂るよう努めることが大事だと分かりました。
脂質を減らすコツは他にもあります。
ちょっとした心がけで、比較的簡単に脂質を減らすことができます。
例えば…
- 油を使わないで調理する
- 油を使う場合、オリーブオイルを使う
- 食物繊維の多い野菜類から食べ始める
- 肉は脂肪の少ない赤身肉や鶏ささみを選ぶ
- 加工肉(ソーセージやハムなど)を控える
糖質と同じように、意識することで少しずつ変えていけたらいいのですね。
何よりバランスが大事!!
ダイエットの方法はいろいろあるけれど、これだけはすべてに共通しています。
食事の栄養バランスが一番大事!!
むやみに断ったり制限をすると、バランスが崩れて思わぬ不調を招くことも…。
和食中心で一汁三菜が結局のところ、一番健康に良いと言えるでしょう。
まとめ
- 短期的に体重を落とすだけの目的ならアリ
- 長期的には制限ではなく意識するのが良い
- 脂質を減らすなら飽和脂肪酸を減らす
- トランス脂肪酸には要注意
- 栄養バランスが最重要
糖質でも脂質でも、極端なダイエットよりもちょっとした心がけなんです。
無理な制限より、食生活を見直したり調理法を工夫したりする方が続けやすい♪
一時的に痩せても意味がないので、続けられるかは重要ポイント!
そしてただ痩せるより、健康的な身体でいられることの方が何倍も大事ですよね。
体重も年齢も、数字は重要ではないと思いませんか?
数字にとらわれすぎず、内側から美しく健康的な食生活を習慣にしたいものです。