スーパーで1つ100円前後で買える豆苗ですが、一度食べたものでも自宅で簡単に育てて再収穫できるのをご存知ですか?
今回はそんな豆苗のを再収穫するための育て方や育てる場所について調べてみました。
また、何回収穫できるのか、育てるときの天敵であるカビ対策についてもご紹介します。
上手に使いたいですよね!
Contents
豆苗の育て方3つのポイント
豆苗は100円前後で売られていることが多く、一年を通して手に取りやすいですよね。
さらに一回食べて終わりではなく、家庭でも簡単に再収穫できるので、家計の味方になってくれるんです。
豆苗を繰り返し楽しむために、押さえておくべき育て方のポイントは3つあります。
- 切るときに、茎の根元を残すこと!
- 水位は根っこだけ浸るように!
- 水は足すのではなく入れ替える!
理由や詳細を解説していきます。
①切るときに、茎の根元を残すこと!
豆苗が、一度収穫したあとも再度食べられるようになるのは、「脇芽(わきめ)」と呼ばれる小さな芽が成長してくれるおかげです。(画像の虫メガネ部分)
これをカットしてしまうと成長できなかったり、成長が遅くなってしまったり…。
なので、脇芽は2つほど残して収穫しましょう。
わたしは、根元の方の小さい葉っぱをいくつか残して切る!
と覚えています。
引用:フォトAC
②水位は根っこだけ浸るように!
豆苗は、種の養分をエネルギーに再生します。
そのため、再生栽培の間は種を新鮮なまま残しておかなければなりません。
この大事な種を水につけた状態で長時間放置すると、種が腐る原因になってしまいます。
根っこが絡み合って種のある高さはまちまちなことが多いので難しいですが、なるべく根っこだけが浸るような水位を保ってください。
スポンジがついている場合は、スポンジがひたひたになる程度で大丈夫です。
引用:フォトAC
③水は足すのではなく入れ替える!
水は蒸発したり、豆苗が吸い上げたりするので少しずつ減っていきます。
こんなとき、わたしは水を足したくなってしまうのですが、これはNGです。
水道水には塩素などが含まれていて、注ぎ足しと蒸発を繰り返しているとそういった成分の濃度が上がってしまいます。
衛生面などを考えて、水は毎日入れ替えることが大切です。
地味に手間なこの水の入れ替え作業…。
100均に売っている専用プランターでラクにできます。
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ザルとトレーがセットになっているので、古い水をラクラク捨てられます。
ガラスやペットボトルなどの透明容器で栽培すると藻が発生しやすいらしいのですが、このプランターは色も白なのでその心配もありません。
気になる方はお近くの100円ショップをのぞいてみてください♪
豆苗を育てる場所に適しているのは?
豆苗を育てる場所で一番重要なのは日当たりです。
そのため、日当たりのいい窓辺に置くのがおすすめです。
引用:フォトAC
日当たりがいい場所と考えると外でもいいのでは?
と思うかもしれません。
しかし外に置いてしまうと虫が寄ってくるデメリットも。
また、外では育ちすぎて茎が固くなるのが早かったり、育ち方にムラができてしまったりするようです。
「とにかくたくさん収穫したい」とか「家庭菜園の中で楽しみたい」とかの目的の人は屋外でも育てられるかもしれません。
手軽に失敗なく簡単に育てたいなら、屋内の日当たりがいい場所に置くのが一番かと思います。
様子がすぐに見られるし、使うところのすぐ近くにあるのは便利!
豆苗は何回収穫できる?
お家で簡単に育てられる豆苗ですが、何回収穫できるのでしょうか?
おすすめは2回までです。
といっても、繰り返し収穫できるのは次の条件がそろっているときに限ります。
- 根元の豆が腐っていないこと
- カビや藻が生えていないこと
- 脇芽※が残っていること
※脇芽とは成長のもとになる小さな芽のこと(詳しくはこちら)
夏場になると、どうしてもこの条件を満たすのが大変になり、繰り返し収穫することも難しくなります。
何度も収穫したい場合は、普段よりも水をこまめに変えるなどの対策が必要です。
「3回収穫できた」という声もちらほら見られます。
TVで阿佐ヶ谷姉妹が6回収穫したと言っていたのを聞いたことがある気がして、一般人の高記録保持者も調べてみました。
Twitterで発見できた最高記録は5回でした。
@chirumi310 豆苗の再収穫。一時期、仲間内で流行って、みんなでやっていましたが、友人の5回収穫という記録が最高です(収穫量は回を追うごとに減る)。限界に挑戦してみて下さい。
— 脂身断切(白色レグホン) (@Aburami_Chop) March 8, 2014
そんなに何回も収穫したものを普通に食べても大丈夫?
と思う方もいるのではないでしょうか。
豆苗は本来生食も可能ですが、衛生面など心配な場合は、加熱してから食べるとよさそうです。
ちなみに、一度収穫した豆苗は、7~10日程度で次の収穫ができるまで成長するようです♪
豆苗をカビさせないために
何度も収穫できることが魅力の豆苗ですが、カビが発生してしまった場合は収穫しても食べられません。
豆苗栽培初心者の方は、「どれがカビ?」「私はちゃんと育てられてる?」とドキドキしてしまいますよね。
まずはカビた豆苗とはどんな状態のものを言うのかチェックしておきましょう。
先日豆苗にカビが生えてきてしまって、泣く泣く捨てたのだけれど
その豆苗跡地に未だになにか気配を感じる
なんか水あげなきゃ…って気持ちにさせる何かが…豆苗の亡霊…? pic.twitter.com/BvbYTEuYW9— sspuusan (@sspuusan) November 4, 2022
こちらの画像の豆のまわりに発生した白いポワポワがカビです。
このカビが発生してしまったら、たとえ茎や葉の食べる部分が無事に見えても、捨てなければなりません。
カビは胞子を飛ばすため、見た目だけでは食べる部分が無事か判断できないんです。
では、カビはどんなときに発生してしまうのでしょうか。
豆が腐ってしまうのが問題なので、次のことに気をつけます。
- 水の量が多すぎないかチェック
- 豆の部分が濡れていないかチェック
- 水をしっかり入れ替えているかチェック
豆苗にカビが生える前兆として、豆の部分が黒く変色してくる特徴があります。(Twitterの画像でも豆が黒くなっています。)
また、濁ってぬめりのある水の状態もよくありません。
上記注意点を守って栽培することが一番のカビ対策になります。
つまりこの記事の育て方を実践していただければ、同時にカビ対策もできてしまうんです♪
豆苗の基礎知識
引用:フォトAC
スーパーに根っこ付きで並ぶ謎の野菜「豆苗」。
どんな野菜か知っていますか?
豆苗は、えんどう豆の若芽と茎を食べる緑黄色野菜なんです。
食べられるのは、写真の緑の部分。
茶色い種のような部分がえんどう豆です。
「えんどう」という言葉は、スナップエンドウやさやえんどうといった野菜の名前にも入っていますが、実はすべて同じ植物なんです。
豆苗も食べると豆の風味がしますよね。
豆苗は栄養価も高く、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、葉酸が豊富。
女性にうれしい栄養素が数多く含まれているんですよ♪
まとめ
- 豆苗の育て方のポイントは3つある
- 豆苗を育てる場所は室内で日当たりがいい窓辺が最適
- 豆苗の収穫は2回までがおすすめ
- 豆苗のカビを防止するには、育て方のポイントをしっかり守ること
物価が上がって栄養バランスの取れた食事を作るのも一苦労…。
豆苗の再生栽培はそんな家計を少し助けてくれます。
今度豆苗を買ったら捨てずに栽培をぜひ試してみてください♪
上手に育てて収穫できたときはちょっと幸せな気持ちになれますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。