栄養価の高さから、専門家の間でも注目を集めているキウイ。
豊富な栄養素を含み、健康、美容にも高い効果を得られると話題になっています。
毎日キウイを食べていたら、身体には一体どのような変化が起きるのでしょうか?
ダイエットやニキビなどの肌トラブルにもどれほどの効果があるのか、徹底調査してみました!
Contents
毎日キウイを食べていたらどうなる?4つのダイエット効果!
キウイを毎日キウイを食べ続けるとダイエット効果が期待できます。
それには4つのダイエット効果がキウイに備わっているからです。
- カロリーが低い
- 便秘解消に効果的
- むくみ改善効果
- 糖や脂質の代謝アップ効果
キウイはカロリーも低く、便秘解消や代謝UP効果があります。
なので、痩せ体質を手に入れるには、もってこいのフルーツ。
理由4つの具体的な内容と、キウイダイエットを紹介します。
①カロリーが低い
他のフルーツよりも、栄養価が高い上にカロリーが低いんです!
同じ栄養価のフルーツで比べると、キウイのカロリーの低さは一目瞭然。
バナナ 86kcal
リンゴ 61kcal
ゴールドキウイ 59kcal
グリーンキウイ 53kcal
ダイエット中は、なるべくカロリーを抑えたいもの。
キウイなら栄養バランスも抜群なので、低カロリーであるなら尚更取り入れたい食材です!
②便秘解消に効果的
キウイには、2種類の食物繊維がバランスよく含まれていて、便秘を解消してくれる効果があります。
ひとつは、水溶性食物繊維。
水に溶けやすいので、腸のなかの水分で溶けて便が柔らかくなります。
便が硬くてなかなか出ない…という便秘に効果的!
そしてもうひとつが、不溶性食物繊維です。
水には溶けにくいですが、水を吸収するとふくらむ性質が。
便をかさ増しすることで腸を刺激して、排出しやすくしてくれます。
腸の動きが鈍い…というタイプの便秘に効果的です。
キウイは、この2つの食物繊維がバランス良く含まれています。
そのため、どんな便秘のタイプにも効果的に作用して痩せ体質にしてくれます。
③むくみ改善効果
キウイには、むくみ改善に効果的な「カリウム」が多く含まれています。
ダイエットしているのに、体や顔のむくみがなくならい…という方も多いのではないでしょうか?
むくみの原因は複数ありますが、塩分の過剰摂取などが代表的です。
むくみを改善するには、ミネラルの一種の「カリウム」が効果的なようです。
カリウムには体内の水分代謝を上げる作用があります。
なので、むくみにとっても効果的なんです♪
キウイは、カリウムの含有量がフルーツの中でもトップクラス!
カリウムは汗や尿として体外に排出されてしまうため、食べ物で補う必要があります。
むくみ対策の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
成人女性の一日あたりのオススメ摂取量:2600mg以上
※キウイ100g中に290~300mgのカリウムが含まれている
※糖尿病などにより、腎機能に問題がある場合はカリウムの摂取に注意が必要
④糖や脂質の代謝アップ効果
キウイには、痩せホルモンが含まれているので食べるだけでダイエット効果がある可能性!
キウイには、脂肪燃焼作用を持つホルモン「アディポネクチン」に似たホルモン「オスモチン」が含まれています。
まだ研究段階なため、ハッキリと断定はできませんが、実験により証明されつつあります。
痩せホルモンと呼ばれているアディポネクチンは、運動しなくても運動時と同じように糖や脂肪が消費する働きがあります。
ダイエットに必要な代謝アップの鍵となると言っても過言ではありません。
キウイダイエットの効果的な方法3選
キウイダイエットは、朝・夜・おやつのタイミングと方法は様々!
①朝キウイダイエット | 方法:朝ご飯に置き換える。 効果:すぐにエネルギーとなり、代謝UP! 注意点:朝一食べるとお腹を冷やす可能性。まずは白湯で胃腸を温めてから食べるのがオススメ。 |
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②夜キウイダイエット | 方法:夜ご飯に置き換える又は食前に食べる。 効果:血糖値の上昇を緩やかにしてくれる。食欲抑制効果がある。消化吸収を助けてくれる。自律神経を整えてくれるので睡眠の質向上。 注意点:寝る直前に食べると胃腸の負担になる。 |
③おやつキウイダイエット | 方法:おやつに置き換える。 効果:血糖値の上昇が緩やかなのでダイエット中のおやつに最適。空腹時に食べると栄養素の吸収率がよくなる。 注意点:低カロリーだからと食べすぎないように。食べすぎると腸の動きを阻害し、便秘を悪化させてしまうかも。 |
オススメはおやつキウイダイエットです。
急激なダイエットというよりは、ゆるやかなダイエットと健康や美容を目的としたキウイの取り入れ方になります。
食事はバランスよく食べて、食事と食事の間におやつとしてキウイを1つ食べる。
空腹時にフルーツを取り入れた方が効果的だそうです。
まずはゆるくダイエットを始めてみようかな?とか、ちょっと体に良いことしてみようかな?とお考えの方は、ぜひ日常にフルーツを取り入れてみてくださいね。
毎日キウイを食べていたらニキビがなくなる?肌への効果も調査!
キウイを食べると、ニキビなどの肌トラブル改善効果があるようです。
キウイに含まれる豊富なビタミンなどの栄養素は、美肌にもとても効果的です。
ニキビへの効果や、美容効果が期待できるのかまとめてみました!
キウイのニキビ改善に効果的な理由は?
キウイがニキビに効果的な理由は、肌に良い多くの栄養素が含まれているからです。
- ビタミンC、ポリフェノール:肌の老化・肌荒れ防止効果
- ビタミンE:肌のターンオーバーを促す作用と女性ホルモンを整える作用
- 食物繊維:腸内環境を整え、ニキビなどの肌トラブル予防に効果的
- ビタミンB6:皮膚の代謝アップと皮脂の分泌を適正に保ってくれる効果
それぞれの栄養素の効果は決して1つではなく、様々な効能を持ち私たちの美容と健康を守ってくれているんですね。
キウイには肌の老化をストップして若返り効果も!
キウイには、ニキビ改善効果だけでなく肌の若返り効果も得られるようです。
その理由には3つの栄養素が関係しています。
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール
この3つには、強い抗酸化作用があると言われています。
抗酸化作用とは、簡単に言うと体内の酸化を抑えること。
つまり、錆びつかないように守ることです。
美肌と聞いて一番に思い浮かぶのはビタミンCではないでしょうか。
ビタミンCには抗酸化作用の他に、美白効果やコラーゲンの生成をサポートする効果もあるので、美肌には欠かせない成分ですね。
次にビタミンEですが、シワやたるみの予防・改善に効果があると言われています。
他にも新陳代謝を促す効果もあるため、シミやそばかすを防止する効果も!
ビタミンCと同時に摂取するとさらに効果的なので、まさに美肌の強い味方ですね。
そしてポリフェノールは、肌の老化や肌荒れ防止効果があります。
抗酸化作用の他にこれだけの効果が期待できるなんて、美肌を目指す方にとっては朗報ですよね。
体内から、加齢で加速する錆びつきを防いで、ぜひ若返っていきましょう!
毎日キウイを食べると危ない?注意点3つ!
キウイは万能な反面、食べ過ぎるとアレルギーを引き起こすリスクがあるようです。
ダイエットに美容に効果的で、食べれば食べるほど体によさそうなキウイ。
しかし、実はアレルギー発症率がフルーツの中で断トツ1位!
そこで、キウイアレルギーの原因やその他の注意点を調査。
また、どのような症状が出るのかも併せて参考にしてください。
原因その1 アレルギー体質の人は要注意
アレルギー体質の人はキウイアレルギーを引き起こすリスクがあるようです。
シラカバ花粉症やラテックスアレルギーの人は特に注意が必要です。
理由について以下にまとめているので参考にしてみて下さい。
アレルギーの種類 | 理由 |
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シラカバ花粉症 | キウイはマタタビ科マタタビ属のフルーツ。 マタタビ科の果物はシラカバ花粉症と関係がある。 その原因は、シラカバとマタタビ科のアレルゲンの構造がよく似ているため、果物過敏症を発症してしまうため。 ※キウイの他に、リンゴ・サクランボ・梨・桃・イチゴ・メロン・プラム・柿などにもアレルギー反応を起こしてしまうそうなので注意が必要。 |
ラテックスアレルギー | ラテックスアレルギーとは、ゴム製品に加工後も残存しているラテックスのタンパク質成分に触れることにより、アレルギー反応を起こしてしまうこと。こちらもシラカバ花粉症同様に、ラテックスとキウイのアレルゲンの構造が似ていることが原因。 ※ラテックスアレルギーの人の食物アレルギーを、ラテックス・フルーツ症候群と言います。(ハイリスク群…アボカド・バナナ・栗・キウイ)他にも、パイナップルやマンゴーなどの南国フルーツや、ナッツやスパイス類にも反応することがあるそうなのでご注意。 |
原因その2 仮性アレルゲン
他にも、アレルギー反応様の状態になる危険性がある仮性アレルゲンにも注意です。
仮性アレルゲンの種類等 | 理由 |
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タンパク質分解酵素 アクチニジン | キウイの中のタンパク質の約半分を占めるのがアクチニジンです。 少量でもアレルギー反応を引き起こすと言われています。しかし、60℃以上の過熱に弱いため、ジャムなど加熱処理されたものならアレルギー反応は起きにくいそうです。 |
アレルギー反応の原因 ヒスタミン | キウイの中には、アレルギー反応が起こる際に体内で作られる、ヒスタミンという成分が含まれています。ヒスタミンは、アミノ酸の一種であるヒスチジンを多く含むマグロ、カツオ、サバなどの赤身魚を食べることにより、アレルギーのような症状が起こります。 正確には食物アレルギーではなく、ヒスタミン食中毒といい、食中毒の一種です。こちらは加熱しても分解されない上に、調理で取り除くことも不可能です。鮮度が低下したものを食べると危険性が増すので注意しましょう。 |
原因その3 シュウ酸カルシウムのトゲトゲ結晶
シュウ酸カルシウムは、針のようにトゲトゲとした結晶でできています。
それが皮膚や粘膜を刺激し、アレルギーのような症状が起こるのです。
こちらもヒスタミン同様にアレルギーではありません。
シュウ酸カルシウムは、山芋に多く含まれているため、山芋で手や口の周りがかゆくなる!という方は、このシュウ酸カルシウムが原因です。
他にも、サトイモやパイナップルなどにも含まれているので、食物アレルギーなのかシュウ酸カルシウムが原因なのか見極めが必要です。
キウイアレルギーの主な症状とは?
- 口腔内症状…口の中やのどの痒み、イガイガ、ピリピリ感など
- 皮膚症状…じんましんや紅潮、唇の腫れなど
- 胃腸症状…吐き気や腹痛、嘔吐など
- アナフィラキシーショック…呼吸困難、意識障害、血圧低下など
実は、私自身もアレルギー反応のようなものを感じる一人です。
私は口腔内の症状のみなので、シュウ酸カルシウムが原因かなと思っているのですが、いずれにせよ、何か不調があればお医者さんに相談することをお勧めします。
キウイの主な栄養素は?
(引用:zespri)
キウイには、ビタミンをはじめとした多くの栄養素が含まれています。
- ビタミンC
別名アスコルビン酸。皮膚のメラミン色素の生成を抑え、コラーゲンの生成や鉄の吸収促進に必要な栄養素。抗酸化作用によるガン予防や動脈硬化予防、老化防止に効果的。風邪などの抵抗力アップにも効果あり。 - 食物繊維
便秘予防・整腸作用・血糖値上昇の抑制・血中コレステロール濃度の低下に効果的。多くの日本人に不足しているため、積極的に摂取する必要がある。 - カリウム
摂取しすぎた体内のナトリウム(塩分)を体外に排出してくれる。むくみ解消に効果的。 - ビタミンE
強い抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミン。動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、悪玉コレステロールの減少など、加齢による疾患の予防に役立つことから「若返りビタミン」と呼ばれる。卵子や子宮内膜の質の改善にも効果が期待できるため、妊活にもオススメ。 - 葉酸
赤血球の生産を助けるビタミン。「造血ビタミン」と呼ばれ、体の発育にも重要。細胞の分裂や成熟にも必要なため、妊活中や妊娠中、授乳中の女性には必要な栄養素。 - ビタミンB6
タンパク質の分解を助け、エネルギーの生成の補助をしてくれるビタミン。免疫の正常な働きの維持、皮膚や粘膜のターンオーバーの増進効果。女性ホルモンの合成や妊娠初期のつわりの緩和させる働きもある。 - ビタミンK
血液凝固作用が主な働き。骨の健康維持にも必要なビタミンで、カルシウムを骨の中に取り込む働きがある。動脈硬化予防にも効果的。 - マグネシウム
高血圧や心疾患の予防、糖尿病予防の効果があるビタミン。精神の安定にも作用。骨を上部に保つためにも必要。 - 鉄
血流にのって酸素を全身に運ぶ働きをしている。貧血予防、うつ病の予防効果。髪や肌、爪のダメージ回復にも欠かせない栄養素。女性は鉄不足な人が多いため、特に妊娠中や授乳中は積極的に摂取することが望ましい。 - 銅
赤血球の形成や骨の形成を助けるミネラル。鉄を体内で利用できるように変える働きもあるため、貧血予防にも作用する。体の劣化を防ぎ、髪を黒く保つ働きもある。
これだけ多くの栄養成分が含まれているキウイ。
含有量やバランスも果物の中で断トツだと言われています。
他にも、タンパク質の分解酵素のアクチニジンや、抗酸化作用があるポリフェノール、疲労回復効果のある有機酸なども含まれています。
キウイは美容や健康に必要な栄養素の宝庫ですね。
毎日キウイを食べるとどうなる?まとめ
- 毎日キウイを食べると、身体に嬉しい効果が沢山!
- ダイエットは食事の置き換えやおやつでキウイを食べて、綺麗に痩せる!
- ニキビなどの肌トラブルを鎮める様々な美肌成分が含まれている!
- アレルギーに注意!
いかがだったでしょうか。
美容や健康にもうれしい効果が期待できるキウイ。
摂取目安は1日1~2個で、食べすぎはNG。
スーパーにも年中並んでいる身近なフルーツなので、気になる方はぜひ手に取ってみてくださいね♪