歯周病菌とたたかうトータルケア製品として、認知度の高いGUM。
歯磨き粉を始めとしデンタルリンスや歯ブラシ、フロスまで幅広く商品展開をしています。
歯科医師が推奨していると話題になったこともありましたね。
オンラインショップなどの口コミも高評価であることがほとんどです。
そんなGUM歯磨き粉が危険との噂が…
今回は、本当にGUM歯磨き粉は危険なのか?
気になる成分や研磨剤の有無などについても徹底調査しました。
GUM歯磨き粉は危険?
引用:GUM公式サイト
調査の結果、気になる成分は含まれていますが使用を停止するまでの危険性はないと言われています。
- プロピルジメチルオクタデシルアンモニウムクロリド結合無水ケイ酸(研磨剤)
- サッカリンナトリウム(香味料)
- フッ化ナトリウム(フッ素)
界面活性剤のラウリル酸ナトリウムは含まれていませんでした。
ですが上記で挙げた成分が入っている為、継続的に使用する場合は歯の状態を確認しながら使用していくことをおすすめします。
GUM歯磨き粉に研磨剤は入ってる?
GUM(デンタルペースト)の歯磨き粉には、プロピルジメチルオクタデシルアンモニウムクロリド結合無水ケイ酸という研磨剤が含まれています!
https://twitter.com/sunstar_gum/status/1790290992861782098
研磨剤は着色汚れなどをすっきり落としてくれますが、使いすぎると知覚過敏の原因になることも。
研磨剤の他にも、歯磨き粉に含まれていることが多い危険成分を詳しく説明していきます。
- サッカリンナトリウム
- 合成界面活性剤
- 研磨剤
- フッ素
1.サッカリンナトリウム

サッカリンナトリウムとは、人工甘味料の一種として使用されている成分です。
食品添加物として使用されています。
砂糖の500倍の甘味を感じるのだとか!
子ども用の甘味を感じるフレーバー以外にも、大人用の歯磨き粉にも使用されていることが多いです。
サッカリンナトリウムは発がん性のリスクが指摘されています!
推奨されている摂取量は、1日につき体重1kgあたり5㎎まで。
甘いフレーバーはお子様に人気が高いと思いますが、飲み込んでしまはないように注意が必要です!
2.合成界面活性剤

合成界面活性剤は洗浄力を高めるだけでなく、泡立ちをよくするためにも使用されています。
代表的な合成界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムです。
しっかり泡立つので、シャンプーなどにもよく使用されています。
安全性は高い成分ではありますが、しっかりと流すことが必要です!
もし口の中に成分が残ってしまうと、味覚障害や口臭の原因となる場合も。
うがいが上手にできない年齢のお子様などには避けたい成分です!
3.研磨剤

研磨剤は、歯垢や着色汚れを落とすために使用されている成分です。
代表的な研磨剤は無水ケイ酸、炭酸ナトリウム、水酸化アルミニウム、ケイ素など。
食事や飲み物で付いた着色汚れは綺麗に落ちますが、その分歯の表面に傷が入る場合もあります!
本来歯を守ってくれるはずのエナメル質や象牙質が剥がれてしまい、知覚過敏の原因になることも。
継続使用をする場合は、状態を確認しながら使用しましょう♪
4.フッ素

フッ素は、虫歯予防に効果的な成分です。
歯の再石灰化を促し、虫歯の進行を抑える効果があります!
多くの歯磨き粉に含まれていたり、歯医者さんでフッ素を塗ってくれることもありますよね!
しかしフッ素は、大量摂取をすると急性中毒を起こすと言われています。
またフッ素の使い過ぎで、フッ素症(斑状歯)のリスクも高まる場合が!
エナメル質が白濁して、しま模様や斑点が歯面全体に現れる状態になります。
市販の歯磨き粉は、厚生労働省によりフッ素濃度が決められています。
特に15歳まで年齢によって推奨濃度が違うので、購入の際は確認しましょう!
年齢 | 使用量 | 歯磨剤のフッ化物濃度 |
歯の萌出~2歳 | 切った爪程の少量 | 500ppm |
3~5歳 | 5㎜以下 | 500ppm |
6~14歳 | 1㎝程度 | 1,000ppm |
15歳以上 | 2㎝程度 | 1,000~1,500ppm |
歯磨き粉選びのポイント
歯磨き粉選びのポイントを紹介します。
歯磨き粉にどのような効果を期待するのかによって選ぶ商品も変わって来ます!
例えば、ホワイトニング効果が欲しいのに虫歯予防効果のある歯磨き粉を使用しても効果は期待できませんよね。
使用目的 | 主な成分 |
虫歯予防 | フッ素 モノフルオロリン酸ナトリウム フッ化ナトリウム キシリトール |
歯周病予防 | イソプロピルメチルフェノール トリクロサン 塩化セチルピリジニウム クロルヘキシジン |
口臭予防 | イソプロピルメチルフェノール 塩化セチルピリジニウム ラウリルイルサルコシンナトリウム |
ホワイトニング | ポリリン酸ナトリウム 短鎖ポリリン酸 EXポリリン酸 PEG(ポリエチレングリコール) PVP(ポリビニルピロリドン) ハイドロキシアパタイト |
知覚過敏予防 | 硝酸カリウム 乳酸アルミニウム |
研磨剤(有無の確認) | シリカ 炭酸カルシウム 無水ケイ酸 |
このように、使用目的により確認すべき成分が変わってきます。
購入の際に確認してみることをおすすめします!
まとめ
- 使用を停止するまでの危険性はない
- 研磨剤は入っている
- 使用目的によって効果を期待できる成分が含まれているか確認したほうがよい
GUMの歯磨き粉には気になる成分が入っていました。
ですがすぐに使用を停止するまででもなく、歯の状態を確認しながら使用すれば問題ないと思われます!
研磨剤についても、使い過ぎると知覚過敏の原因となる恐れがあります。
ですが着色汚れを落としてくれるというメリットも!
その他の危険と言われている成分にも、メリット・デメリット両方あります。
期待する効果に合わせて、成分の確認を行うことをおすすめします!