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京セラってなんの会社?主力事業から将来性まで徹底調査してみた!

皆さんは、京セラなんの会社か知っていますか?
東証プライム市場に上場しており、京セラドームというスタジアムの命名権を持っている大企業です。

しかし、名前は知っているけれど具体的に何をしている会社なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな京セラについて、主力事業から将来性まで徹底調査してみました。
興味のある方は、ぜひ最後までお付き合いください。

よつば
よつば
この記事が参考になれば嬉しいです♪

京セラはなんの会社?主力事業って何?

京セラ株式会社は、1959年にファインセラミックス専門メーカーとして誕生し、国内の電子部業界でトップの売上を誇っています。
展開している事業は多岐にわたりますが、大きく3つの事業に分かれています。

  1. コアコンポーネント事業
  2. 電子部品事業
  3. ソリューション事業

上記の3つ以外にも、スポーツ協賛やホテル経営事業も手掛けています。
それでは、詳しく見ていきましょう。

①コアコンポーネント事業

コアコンポーネント事業は、京セラの事業売上の約3割を占める主戦力。

ファインセラミック部品、自動車部品、光学部品、半導体関連部品、医療機器、宝飾品やキッチングッズなど、7つの事業を包括してコアコンポーネントセグメントと呼ばれています。

以前はそれぞれ独立した事業として展開していましたが、2021年4月の大規模な組織再編により集約されました。

代表的な製品・サービス
  • セラミック多層パッケージ
  • 半導体製造装置用部品
  • 車載カメラ
  • 酸素センサー用ヒーター
  • デンタルインプラント
  • 人工膝関節・人口股関節
よつば
よつば
京セラといえば、セラミックというイメージがあります!

②電子部品事業

電子部品事業は、京セラの事業売上の約2割を占めています。
グローバルシェアを展開するために、京セラの電子部品事業と米国の子会社であるAVXCorporationとの融合。

統一新事業ブランド「KYOCERA AVX ComponentsCorporation」を立ち上げ、世界への扉を開き続けているのです。

代表的な製品・サービス
  • 積層セラミックチップコンデンサ
  • SAWデバイス
  • 水晶デバイス
  • パワー半導体
  • タンタルコンデンサ
  • コネクタ
よつば
よつば
製品名だとピンと来ないかもしれませんが、基盤のパーツのことです!

③ソリューション事業

ソリューション事業は、京セラの事業売上の約6割、最大の売上比率を占めています。
これは、京セラの主力事業と言えますね!

情報機器、通信機器、情報通信サービスや、機械工具やディスプレイ、プリンティングデバイス、スマートエナジーの7つの生産ラインを集約した事業です。

代表的な製品・サービス
  • 複合機やプリンターのオフィス機器
  • 基地局およびローカル5Gサービス
  • 車載通信モジュール
  • ヘッドアップディスプレイ
  • 太陽電池
  • 燃料電池
  • 電力サービス
  • 医療機器用ディスプレイ
  • 病院情報システム
よつば
よつば
わたしたちの生活に直結する製品やサービスが沢山ありました!

京セラに将来性はあるの?

京セラが私たちの生活に欠かせない製品の製造やサービスを提供していることがわかりましたね。
そんな京セラの将来性について調べてみます。

海外展開に将来性はあるか?

京セラは海外展開に力を入れていますが、現在の規模はどれくらいなのか見てみましょう。
このグラフは、2022年3月期の地域別売上高構成比です。

引用:京セラ

 

売上1位はもちろん日本国内ですが、アジアはそれに次ぐ勢いがありますね。
京セラはグループ全体でみると、世界30ヶ国に事業展開しているんです。
海外拠点にも工場を複数持っているため、安定した製品製造や売上が見込めます。

また、ソリューション事業では米国の企業と合併しており、今後のさらなる海外展開に期待できるのではないでしょうか。

しかし、好調な業績を出している一方で、不安な一面もあることがわかりました。

赤字を出している事業がある

2022年10月~12月期の決算説明会で、前年比と比べて増収減益であったと説明しています。
売上高は過去最高を記録したものの、ソリューション事業の携帯電話端末事業において大赤字を出したことが影響しているようです。

携帯電話端末事業は数年前から赤字であったので、今後どのように赤字幅を減らしていくか がカギとなるでしょう。

京セラの歴史

引用:京セラ

1959年(昭和34年)京都府京都市で、「京都セラミツク株式会社」として設立。
1971年(昭和46年)大阪証券取引所 第2部、京都証券取引所に株式を上場。
1974年(昭和49年)東京証券取引所および大阪証券取引所市場 第1部に指定替え。
1982年(昭和57年)サイバネット工業と合併し、「京セラ株式会社」へ商号変更。
1994年(平成6年)京都パープルサンガを設立。(※他21社と合同出資)
1995年(平成7年)京セラコミュニケーションシステム(株)を設立
1996年(平成8年)(株)京セラソーラーコーポレーションを設立
2004年(平成16年)日本メディカルマテリアル(株)(※後の京セラメディカル)を設立
2019年(令和元年)京セラ関電エナジー合同会社を設立
宇部興産(株)との合弁会社、京セラ宇部RFテックを設立

創業当時、ファインセラミックスは今までにない革新的な技術だったそうです。
一つの工場から始まった会社が、今やグループ会社全体の従業員数は、80,000名以上の大企業になりました。

よつば
よつば
60年という歴史の中で、事業を拡大していったんですね!

まとめ

まとめ
  • 京セラは国内電子部品業界でトップの売上を誇る会社
  • 京セラの事業は、コアコンポーネント、電子部品、ソリューションの3つに分けられる
  • 主力事業は売上の6割を占めているソリューション事業
  • 京セラの将来性は、携帯端末事業の赤字をどう減らすか、海外展開の成長次第である

京セラという会社は、電子部品から電力サービスまで様々な事業展開をしていることがわかりました。
海外にも拠点を持っているため、今後の成長にも期待したいですね。

よつば
よつば
最後までお読みいただき、ありがとうございました。