2021年2月に大規模なシステム障害を起こした後も、なにかとトラブル続きのみずほ銀行…
そのためみずほ銀行はやばい!潰れる!と噂されています。
他にも韓国への融資を不安視されているために、やばい!と心配されているようです。
それなのになぜ潰れないのでしょうか?
そこにはメガバンクならではの強みがありました!
また韓国への融資は実際どんな状況なのか調査しました。
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みずほ銀行がやばい!
2022年2月11日(金)みずほ銀行の一部ATMが不具合を起こし、お金を引き出せないトラブルが発生しました。
みずほ銀行のトラブルは、2021年2月から2022年2月まで、なんと11回も!
2021年9月と2021年11月に金融庁から業務改善命令を受けています。
2021年11月には財務省からも是正措置命令を受けているにもかかわらず…
その後3回もトラブルが起きているんですよ。
みずほ銀行のシステムトラブル
2021年 | |
2月28日(日) | ATM停止、通帳・カード取り込み5244件 |
3月3日(水) | ATM、通帳・カード取り込み29件 |
3月7日(日) | ATM・インターネットバンキングでの定期預金入金不成立 |
3月11日(木) | 外国向け送金・受取遅延、合計1024件 |
6月15日(火) | 再発防止策公表 |
8月19日(木) | 店頭で一部業務不能 |
8月23日(月) | ATM184台が一時利用不能 |
9月8日(水) | ATM100台が一時利用不能 |
9月22日(水) | 金融庁からの業務改善命令 |
9月30日(水) | 外国為替送金遅延370件 |
11月26日(金) | 金融庁・業務改善命令、財務省・是正措置命令 |
12月30日(木) | 他銀行宛の振込エラー |
2022年 | |
1月11日(火) | 法人ネットバンキングがつながりにくくなる |
2月11日(金) | 一部ATMが不安定 |
外国為替の送金やネットバンキングのトラブルは、会社を揺るがす大問題!
業務改善命令が二回も受けたら、地銀や信用金庫なら破綻しますよね…
業務改善命令自体にペナルティーはないのですが、改善計画を立てて建て直しをしないと業務停止命令が出てしまうんです。
みずほ銀行が潰れると噂される理由
「第一勧業銀行」「富士銀行」「日本興業銀行」の三行が合併してできたみずほ銀行。
みずほ銀行のシステムトラブルは、この三行合併が原因と言われています。
そして実は合併当初から、次のような不安が噂されていたんです。
- 三行それぞれの人員が銀行内で対立し、一体感がでない。
- システムが平成の間そのまま使い続けられ、システム障害が幾度となく起こる。
その反省から、みずほ銀行は2019年に「One MIZUHO」を掲げ、新たなシステム『MINORI』をスタートさせたのですが…
残念なことにシステム障害が続いているのが現状です。
新システム導入後も銀行内では主導権争いが続き、なかなか「One MIZUHO」になれていないようですね…
みずほ銀行自ら他行推奨!?
信じられないことですが、みずほ銀行は自ら他の金融機関の利用を促すメールを法人顧客へ送っていました。
【速報】みずほ銀行、他行へ取引を移すことを自ら推奨 pic.twitter.com/jYOK0sZvw9
— 極東の珍獣 (@ashikagunso) January 11, 2022
銀行としては顧客が減ってしまうことは損害…
それなのに、ほかの金融機関をすすめるなんて、システム障害の深刻さが伺えますね。
https://wellcan.jp/living/mizuhoshoken-yabai
みずほ銀行はなぜ潰れない?
2021年9月22日のシステム障害発生後、業務改善命令を出した金融庁が実質的にみずほ銀行のシステムを管理下に置きました。
そして日銀にも応援を要請し、新システムの問題解決に乗り出しています。
メガバンクが潰れるようなことになれば、日本経済にとっても大打撃!
金融庁・日銀がみずほ銀行の根本を見直すよう全力をあげているんですよ。
実は株価が安定している!
数々のシステム障害を起こしてきたみずほ銀行ですが、みずほ銀行が属しているみずほフィナンシャルグループの株価は上がってきています。
2021年11月29日に最安値をつけましたが、順調に株価を戻しているようです。
やはりメガバンク!そう簡単に潰れる事はなさそうですね。
みずほ銀行と韓国のつながりは?

日系企業が途上国に進出する時、日本の銀行も一緒に進出することが多いのですが…
実はこれ、みずほ銀行が主導して日本の銀行のスキームを韓国へ持ち込み、関係を強化したのが始まりと言われているんです!
「親韓」みずほ銀行
メガバンクと言われる三菱東京銀行・三井住友銀行は、海外融資金額全体の1%を韓国に融資しています。
これに対しみずほ銀行は、海外貸付の3%も韓国に貸し付けているんですよ!
こうした違いから、みずほ銀行は親韓と言われているようです。
しかし、2019年12月時点で韓国への貸付額が日本円で約8,702億円だったのが、2020年で約7,251億円に減少していると公表しました。
なんと1年で1,500億円近くを回収をしています。
すごい速さでの回収ですよね…
積極融資から資金回収に転向したのはなぜなのでしょう?
実は韓国経済は悪化している!
韓国の家計債務は増加傾向にあり、2021年6月には前年に比べ日本円で約16兆円アップの約169兆円になりました。
この家計債務は過去最大の金額です。
しかしこれは、新型ウィルスで家計が苦しくなっているためでなく、韓国で起きた投資ブームが原因なのです。
30代の債務総額は、年収の約270%と言われています。
韓国の住宅は高くて買えない!との話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが…
2020年時点で40歳以下の人の集合住宅購入が前年比77%増!
それ以上の世代でも60%強の前年増で、全て不動産投資目的なのです。
借金をしてでも高い不動産を買うという投資ブームで、結果どんどん消費が落ち込んでいくという負の連鎖が起こっていました。
債務を警戒し資金回収へ
アメリカドルの長期金利が上昇すると、ドル建ての債務が多い韓国ではウォン安が起こるようになります。
今の日本の円安と同じですね。
ただ、韓国は先述の通り債務が多く韓国企業や韓国金融機関が債務不履行を起こす可能性があるので、みずほ銀行は融資の金額を減らしているのです。
融資だけして踏み倒されるのは怖いですからね…
融資分をどんどん回収しているのは、こうした経済事情があるようです。
まとめ
- 2021年から一年でシステムトラブルは11回
- 金融庁から業務改善命令を出され、監視下へ
- みずほグループの株価は安定しているので潰れる可能性は低い
- 韓国からの融資を回収を急いでいる
「派閥争いで一つになれないみずほ銀行」
システムは不安定ですが、経営の方は安定しているようです。
会社スローガンの「One MIZUHO」に早くなれるといいですね。