ピースワンコジャパンが話題を集めています。
日本の犬の殺処分ゼロを目指し、これまで6000頭以上の犬を保護しているそう。
そんな素晴らしい取り組みをしているピースワンコジャパンに悪評が…。
ネットで検索すると「内部告発」や「崩壊」と行った言葉が出てきます。
一体どういうことなのでしょうか。
今回は、ピースワンコジャパンの悪評や内部告発と崩壊の噂について徹底調査します!
ピースワンコジャパンの悪評3選
ピースワンコジャパンが、悪評を受ける理由はなんでしょうか?
調べたところ、以下の3つが出てきました。
- 保護犬を過密に収容
- 職員の人手不足
- 不妊・去勢手術を行わない
①保護犬を過密に収容
ピースワンコジャパンの犬を収容するシェルターは、大きく4つあります。
最大である神石高原町内のスコラ高原シェルターでは、犬が過密収容状態でした。
2017年6月で約900頭、2018年1月で約1400頭を収容。
なかには、10畳ほどの大きさに20頭以上が収容されていたシェルターもあったとか…。
想像するだけで、ゾッとしてしまいます。
狭いシェルターに収容されていた犬たちは、1ヶ月で約30頭が死亡しています。
死亡原因の多くは、外傷性ショックや失血死でした。
犬は、劣悪な環境によって、極度のストレス状態にありました。
弱い犬を集団で攻撃し、噛みつくなど攻撃していたそうです。
犬を救う場所なのに、お互いを傷つけ合ってしまうなんて…。
とても悲しい出来事ですね。
②スタッフの人手不足
ピースワンコジャパンでは、スタッフの人手不足が問題視されていました。
犬の数に対して、圧倒的に少ないスタッフ。
そのため、手の行き届いたお世話ができなったようです。
餌は1日に1回のみ。
量も少なく、直径約30㎝のお皿を、20頭につき3つ与えるだけでした。
スタッフの方も、ストレスが溜まっていたのでしょうか…?
犬の扱いもひどくなり、乱暴な姿も日常的に見られたそうです。
犬を扱う環境も大事ですが、働く人の環境も守らないといけませんね。
③不妊・去勢手術を行わない
動物愛護運動では、動物の健康を守るために、不妊・去勢手術が基本とされています。
ピースワンコジャパンは、方針として基本的に不妊・去勢手術を行っていませんでした。
手術を行わないと、子犬が誕生します。
安全とは言えない環境で育てられた子犬は、寄生虫などの感染で亡くなることもありました。
怖いのは、夜に出産があった場合です。
過密収容状態のシェルターで血の匂いがする子犬は、他の犬に食べられてしまうこともあったそうです。
新しい大切な命が、このような終わりを迎えてしまうなんて…。
悔しい気持ちがこみ上げてきます。
ピースワンコジャパンは、内部告発で崩壊寸前?
ピースワンコジャパンは、2018年に内部告発されています。
告発者は、医療サポートを務めていた女性獣医師。
告発内容は、先ほど述べた悪評3選に加え、スタッフがPTSD(※)を発症していたというものでした。
※PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。
引用:こころの情報サイト
同じ2018年には、動物愛護法違反で警察署へ告発されます。
2019年には、なんと書類送検までされているのです…!
ピースワンコジャパンは、広島県警に書類送検されてる団体ですよ
安易に保護を求めては犬自体が不幸になります— M.M (@MM57069325) March 3, 2022
SNSでは、批判の意見が多数ありました。
しかしピースワンコジャパンは、これらの悪評を自身のホームページで否定しています。
書類送検後は不起訴となっているので、真実は明らかにされていません。
モヤモヤした気持ちが残りますね…。
ピースワンコジャパンとは?

ピースワンコジャパンは、日本の犬の「殺処分ゼロ」を目指しています。
2011年に殺処分が最多だった広島を拠点に、2012年から活動を始めました。
2016年には、広島での殺処分ゼロを達成しています!
譲渡までの流れは、以下です。
- 準備
- 保護
- 健康管理
- トレーニング
- 里親探し
- 譲渡
中には、災害救助犬として訓練を受け、被災地で活動している犬もいます。
譲渡会も、定期的に開催されていますよ♪
気になった方は、ホームページをごらんください!
まとめ
- 悪評が3つある
- 過去に内部告発があり、書類送検されている
- 告発内容について否定しているものの、真実は明らかにされていない
内部告発や書類送検という、苦しい過去を持つピースワンコジャパン。
マイナスな面が目に入ってしまいます…。
ですが、多くの犬を救っていることは、紛れもない事実です。
犬にも人間にも優しく、笑顔を生み出す場所になることを願ってやみません。