キャンディーみたいなかわいい見た目のリンドールチョコが有名なリンツ。
独自の技術で生み出されたなめらかな口どけが人気のチョコで、世界中で愛されています。
バレンタインや母の日のギフトでも大人気ですよね。
リンツって名前は聞いたことあるけど、どこの国のブランドか知っていますか?
それから、リンドールはチョコの原産国で味に違いがあると言う噂も調査しました。
ぜひ参考にしてみてください。
リンツチョコってどこの国?

画像引用:リンツ公式サイト
リンツは1845年に創業されたスイスの会社です。
正式名称は「リンツ&シュプルングリー」。
1845年、チューリッヒ(スイス最大の都市)でダーフィト・シュプルングリー=シュヴァルツさんが息子と小さな菓子店を購入することから始まりました。
1879年、ベルン(スイスの首都)でチョコレートの研究・実験をしていた薬剤師の息子、ロドルフ・リンツさん。
新工法による滑らかな舌触りのチョコレートを発明します。
シュプルングリーさんの息子ヨハンさんがロドルフさんのチョコレート店を買収しました。
そして会社名をベルン・チューリッヒ合同チョコレート製造会社リンツ&シュプルングリーと改名します。
日本法人リンツ&シュプルングリージャパン株式会社が設立されたのは2010年1月。
現在ではヨーロッパをはじめ世界中に店舗があり、日本には2024年現在96店(アウトレット、カフェを含む)の店舗があります。
ほかのチョコレート店にはない「ピック&ミックス(量り売り)」という販売方法が有名です。
現在、リンツ&シュプルングリーブランドは、2500を超える独自の製品を世界中で作り出しています。私たちの高品質な商品は、スイス、ヨーロッパ、アメリカの11の生産拠点で製造され、28の子会社、500の直営店、120カ国を超える100以上の販売店ネットワークを通じて流通しています。世界的な成長を遂げた今なお、リンツ&シュプルングリーのルーツはスイスにあります。その証明としてスイス人は今でもリンツの最大の支持者で、国民一人当たり平均して1日1個のリンドール・トリュフを消費しています。
引用:リンツ公式サイト
19世紀より前チョコレートは飲み物でしたが、19世紀に入り固形のチョコレートが発明されます。
しかしそれはざらざらした硬くて苦いチョコレートでした。
それを滑らかな口当たりのものに変化させる「コンチェ」をロドルフ・リンツさんが発明しました。
ベルンでは薬剤師の息子、ロドルフ・リンツが小さな菓子店を始めたばかりでした。1879年の開店直後、リンツのチョコレート会社は、当時の他のショコラティエ同様、硬くて苦いチョコレートのみを製造していました。その間もリンツは実験を続け、何か月も事件を繰り返したある金曜の夜、コンチングの機械の電源を切ることなく工場を後にしました。夜も週末もコンチングの機械は動き続けました。リンツが月曜に目にしたチョコレートは繊細かつ滑らかで、今までにないくらい美味しかったのです。チョコレートは永遠の変化を遂げました。これが、世界中で知られているなめらかなチョコレートの誕生でした。
コンチェとは、チョコレート製造の際に用いるココアバターの撹拌機の名称である。均等に行き渡らせる作業をコンチングと呼び、チョコレートの粒子を滑らかにしたり、チョコレート独特の風味を出す。
引用:パティシエWiki
チョコの原産国は?

画像引用:リンツ公式サイト
リンツではチョコのフレーバーによって原産国が違います。
また、同じ味でも販売店によって原産国の違いがあるみたいです。
フレーバーによる違い
リンツ公式オンラインショップでいくつか調べてみました。
ミルク | イタリア産 |
アーモンドバター | イタリア産 |
ブルーベリー&クリーム | アメリカ産 |
チーズケーキ | スイス産 |
ゴールドバニー | ドイツ産 |
他にダークやホワイトなどイタリア産が多かったです。
フレーバーによってチョコの原産国が違うんですね。
※ゴールドバニーはリンドールではなくウサギ型のチョコです。期間限定アーリーサマーの商品です。
販売店による違い
同じフレーバーでも販売店によって原産国が異なるみたいです。
リンドールのミルク味で比べてみました。
リンツ公式オンラインショップ | イタリア産 |
コストコオンラインショップ | イタリア産 |
成城石井オンラインショップ | スイス産 |
楽天やAmazonでも買えますが、ショップによって商品や値段に違いがあることも。
また公式サイトとコストコは同じイタリア産ですが、値段が違います。
スイス産の成城石井も一緒に値段を比べてみました。
リンツ公式オンラインショップ | 7個入り ¥980 | 1個 ¥140 |
コストコオンラインショップ | 600g(48個) ¥2798 | 1個 約¥58 |
成城石井オンラインショップ | 5個入り ¥592 | 1個 約¥118 |
すべて税込み価格です。2024年4月時点での値段です。
原産国の違いでリンツチョコの味は違う?

画像引用:リンツ公式サイト
上記したように公式サイトとコストコの商品は同じイタリア産でしたが、値段に差が。
何が違うのか原材料を比べてみました。
砂糖、植物油脂、ココアバター、カカオマス、全粉乳、脱脂粉乳、乳糖、バターオイル、麦芽エキス/植物レシチン、香料
砂糖、植物油脂、ココアバター、カカオマス、全粉乳、乳糖、脱脂粉乳、乳脂肪、ヘーゼルナッツ、大麦麦芽エキス/乳化剤(大豆由来)、香料
「脱脂粉乳」と「乳糖」は順番は異なりますが、そこまでは同じです。
それより後に違いがありました。
砂糖、植物油脂、ココアバター、全粉乳、カカオマス、乳糖、バターオイル、麦芽エキス/植物レシチン(大豆由来)、香料
スイス産の成城石井は、「カカオマス」と「全粉乳」の順番が違いますがリンツ公式のものとほとんど同じようです。
👧🏻が特に顕著でコストコのリンツはあまり食べないのにショップのは買いたがり食べるんだよね…🥹笑
個人的にはチョコの味の濃さと中身のトロトロ具合が違うと思う🤔
コストコの方がひたすら甘いけどショップの方が味は美味しい!— りなち (@rn_smz63) January 25, 2024
コストコで売ってるリンツと直営のリンツは味が違うよってツイート見たから食べ比べたけどマジで全然違う…
— おもち (@trtr_idf) December 13, 2023
X(旧Twitter)でも味が違うという意見もありました。
もちろん両方とも美味しいです。
味覚は個人差がありますし、味の好みも人それぞれなので食べ比べてみるのもいいですね。
まとめ
- リンツはスイスの会社。
- チョコの原産国はフレーバーによる違いと販売店による違いがある。
(イタリア産、スイス産、アメリカ産、ドイツ産) - 販売店によって原材料に若干違いがある。
リンツのチョコについて調査してきて、チョコの原産国の違いや販売店での違いもわかりました。
お友達に贈ったり、自分に買うときに参考にしてくれたらうれしいです。