日本の伝統食品として広く愛される納豆。
その中でも「おかめ納豆」は、価格も手ごろで味も美味しいことから多くの家庭で愛されていますよね。
しかし、その手ごろな価格がゆえにその安全性に疑問を抱く声もあり「おかめ納豆は危険」と認識している方もいるようです。
価格が安いと添加物がたくさん含まれているのではないか?
遺伝子組み換え大豆が使われているのではないか…
とても気になるところですよね。
こちらの記事では、おかめ納豆のその疑問と安全性について徹底調査しました!
Contents
おかめ納豆は危険?体に悪いって本当?
引用元:タカノフーズ株式会社
おかめ納豆は基本的には安心して食べられます。
ただ、付属のタレやからしに体に良くないと言われている原材料が使用されていることは事実です。
どういった原材料が使用されていて、どの原材料が危険と言われているのか気になりますよね。
おかめ納豆が危険と言われている理由と一緒に調査しました。
- タレやからしに使用されている添加物がやばい?
- 使われている大豆は外国産で遺伝子組み換えのもの?
- 価格が安すぎる!
①タレやからしに使用されている添加物がやばい?
まずはおかめ納豆(極小粒)の原材料を見ていきます。
【納豆】丸大豆(アメリカ又はカナダ)(遺伝子組換え混入防止管理済)、米粉、納豆菌、(一部に大豆を含む) 【たれ】たんぱく加水分解物、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、しょうゆ、食塩、醸造酢、鰹節エキス/調味料(アミノ酸等)、アルコール、ビタミンB1、(一部に小麦・大豆を含む)【からし】からし、醸造酢、食塩、植物油脂/酸味料、着色料(ウコン)、ビタミンC、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、香辛料、(一部に大豆を含む)
引用元:タカノフーズ株式会社
原材料の見方としては、重量の割合の多いものから記載されており「/」以降に記載されているものはすべて食品添加物となります。
なのでこの納豆のタレの場合は、調味料(アミノ酸等)、アルコール、ビタミンB1の3つが食品添加物。
からしの場合は、酸味料、着色料(ウコン)、ビタミンC、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、香辛料の6つになりますね。
上記の中で特に気を付けたい添加物は、調味料(アミノ酸等)でしょうか。
調味料(アミノ酸等)はグルタミン酸ナトリウム(MSG)という旨み成分です。
MSG=神経毒と言われるほどMSGは脳の海馬や視床下部に影響がある言われています。
ただ、これらの影響が出るのは多量接種した場合のみです。
そもそもMSGは人体に有害であると科学的に証明されているわけでもないので、多量に摂取さえしなければ体に害はないです。
②使われている大豆は外国産で遺伝子組み換えのもの?
おかめ納豆シリーズには国産の大豆を使用した納豆もいくつかありますが、ほとんどの商品が外国産の大豆でした。
アメリカやカナダ産の大豆を使用していますね。
そして大豆の横には「遺伝子組換え混入防止管理済」と記載がありました。
この「遺伝子組換え混入防止管理済」というのは遺伝子組み換え混入5%以下のことを言います。
外国産の大豆の場合、約9割が遺伝子組み換え大豆のためその混入を完全に0にするのは難しいようですね。
遺伝子組み換えについては発がん性の心配もよくされていますが、こちらも科学的に証明されているわけではないようです。
③価格が安すぎる
おかめ納豆59円‼️
安い!これは買うしかない☺️✨ pic.twitter.com/xMOGPBZVuY
— スーパーマルサン越谷花田店 (@marusankoshi) April 15, 2023
2024年現在、様々なものが物価上昇している中で、こちらのお店ではおかめ納豆(極小粒)1Pなんと税込み64円!
お店にもよりますが調べた結果、おかめ納豆(極小粒)だと大体税込み60円~70円台のものが多かったです。
こんなに安いと「なんでこんなに安いの?」「品質は大丈夫なの?」と気になりますよね…
タカノフーズでは、国際標準化機構(ISO)が制定している国際規格ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得しているようです。
ISO9001というのは、厳しいプロセスに通過した製品を提供しており、かつその品質を継続して維持できているという証明のこと。
安心・安全な商品を提供するため、タカノフーズでは衛生管理や品質管理を徹底しているようです。
商品の品質に関しては問題なさそうですね。
ではなぜ安く提供できるのか?
納豆の値段の差は基本的に、使用している大豆が国産か外国産かの違いが大きいようです。
あとは大豆の粒の大きさにもより、粒が大きい方が値段も高くなるとのこと。
おかめ納豆は添加物以外の「食品」も危険?
おかめ納豆のタレの原材料の中に「たんぱく加水分解物」というものがあります。
こちらも調味料(アミノ酸など)と同じ旨み成分になりますが、日本では食品添加物ではなく「食品」に分類されています。
ですが調味料(アミノ酸など)よりも危険視している国もあり、EUでは発がん性があるとされ規制がかけられています。
日本では食品扱いでも、他の国では添加物として規制がかけられているものがたくさんあるんですね。
心配な方は食品添加物とされる食品以外の原材料もしっかりと確認することをおすすめします。
遺伝子組み換え大豆の見分け方
先ほども説明したように「遺伝子組換え混入防止管理済」と記載がある大豆については、遺伝子組み換え混入が5%以下という意味です。
外国産大豆でこの表示がされている商品は遺伝子組み換え大豆が含まれている可能性が高いです。
遺伝子組み換えではない大豆がいい場合は100%国産大豆を使用した納豆を選びましょう。
なぜなら現在日本では、遺伝子組み換え作物の栽培は禁止されているからです。
あとは「遺伝子組換えではない」と表示されている納豆もおすすめ。
一粒も混入のない一番安全な納豆にはなりますが、数が少なく見つけるのは難しいと思います。
まとめ
- 基本的には安心して食べられる
- 付属のタレやからしに食品添加物が使われている
- 添加物は多量接種しなければ健康に害はない
- 遺伝子組み換え大豆が5%以下で混入している可能性がある
- 安いのは外国産の大豆を使用している商品が多いから
- ISO9001を取得し、衛星・品質管理を徹底して行っている
- 日本では食品扱いでも他国では食品添加物扱いの食品がたくさんある
- 遺伝子組み換え大豆が心配な方は国産大豆100%の納豆がおすすめ
- 「遺伝子組換えではない」と表記されている大豆もあるが数は少ない
食品添加物や遺伝子組み換え作物の安全性については食品衛生法や食品安全基本法に基づいて日本では安全だと言われています。
ですが、科学的に証明されているわけではなく、様々な意見があるので本当に安全なのかという疑問は残りますよね…
ただ、多量接種しなければ問題はないので、価格や手軽に買えるものを優先するのであればおかめ納豆はとてもおすすめです♪