お米は日本人の主食として大昔から食べられており、なくてはならない食品です。
そんなお米の保存方法について、よく知らないという人も多いのではないでしょうか?
一般的には冷蔵庫で保存するのが良いとされているお米。
しかし、家族の人数が多いと購入するお米の量も多くなり、冷蔵庫に入らないことがあります。
この記事では、冷蔵庫にお米が入らないときの対処法をご紹介!
お米の保存方法に関する注意点やポイントも抑えているので、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
お米が冷蔵庫に入らない場合の対処法
お米は冷蔵庫で保存するのがベスト。
とはいえ、大家族で常に大量のお米をストックしておかないといけなかったり、買いだめをしたり…
冷蔵庫に入らないということも多くありますよね。
どうしても冷蔵庫に入らない場合は、常温保存しかありません。
常温保存の注意点は以下の通りです。
- 高温多湿ではない
- 直射日光が当たらない
- 涼しい場所
- 少し暗い場所
- ニオイ移りがしない場所
購入したままの袋より、密閉容器やジッパー付きのビニール袋に詰め替えましょう!
詰め替えることができず、そのまま保存したい場合は「布団用圧縮袋」がおススメです。
袋のまま圧縮袋に入れ、密閉させましょう!
- 米びつ(保冷機能があるものもある)
- 市販の虫よけグッズ
- 竹炭
お米は適切に保存していても、日々劣化していきます。
冷蔵庫に保存できない場合は購入量を調整するのもひとつの対処法です。
保存期限が季節で変わるので、その期限で食べきれる分のお米を購入することをおススメします。
お米の冷蔵庫での保存方法ポイント3つ
お米の保存は高温多湿でなければ常温での保存でも問題ありません。
しかし、お米も生鮮食品なので冷蔵庫に入れて保存することをおススメしています。
冷蔵庫の冷蔵室温度は4℃以下。
日が当たらず湿度も低いためお米の保存環境に適しています。
冷蔵庫でのおススメの保存方法は下記の3つです。
- 密閉できる容器や袋に入れる
- ペットボトルを使う
- 冷気吹き出し口の近くに置かない
①密閉できる容器や袋に入れる
お米を空気に触れさせないのがポイントです!
密閉できる容器や袋を使いましょう。
新しいお米を購入したらタッパーやジッパー付きビニール袋に詰め替えましょう。
タッパーは必ず使用後はきれいにして新しいお米を入れるようにしましょう!
②ペットボトルを使う
お米を入れる容器が見当たらない時は、ペットボトルがおススメです!
ペットボトルを使う際の注意点は、洗った後しっかりと乾燥させること。
詰め替える時は、漏斗を使うとこぼさなくて便利ですよ。
ペットボトルは立てても寝かせても収納できるので、冷蔵庫のスペースを有効に使えます。
ただ、特殊な形状の為、洗いにくい点がデメリット…
お米を購入するタイミングで、新しいペットボトルを用意すると良いですね。
③冷気吹き出し口の近くに置かない
お米の冷蔵庫での保存で気を付けたいポイントは、空気に触れさせないこと。
冷蔵庫は基本密閉状態ですが、【冷気吹き出し口】で空気が循環しています。
この近くにお米を置いてしまうと空気に触れる状態になってしまいます。
吹き出し口の近くに置く場合は密閉容器を使うようにしましょう!
お米の保存方法に関する注意点3つと対策
ここまで、冷蔵庫でお米を保存する場合のポイントや冷蔵庫に入らないときの対処法をご紹介しました。
お米は生鮮食品であり、保存状態が悪いとすぐに味や食感などの品質が劣化します。
お米が劣化する理由は、下記の3つ。
- 湿気とカビ
- 虫の発生
- 酸化
続いては、お米の保存で注意したい点と対策ポイントを解説しますね♪
①湿気とカビ
お米は湿気を吸収しやすい性質。
湿度が高い場所で保存するとお米の表面に水分が付着し、カビが発生する事があります。
カビは気温25度前後、湿度80%以上で発生しやすいと言われています。
カビが生えるとお米の風味が落ちるだけでなく、健康に有害な物質を生成することも…
特に湿度の高い夏場は保存に注意が必要です!
- お米は湿気の少ない涼しいところで保管
- 袋や容器はしっかりと密閉できるものを使用
- 乾燥剤(シリカゲルなど)を一緒に入れる
②虫の発生
保存が長期になると、コクゾウムシやノシメマダラメイガなどの虫が発生する事があります。
このような虫は気温が15度以上の環境で活動が活発になります。
虫の発生の原因は、卵がすでに産み付けられていたり、米袋の通気の穴から侵入したり、袋を食い破って侵入する虫もいたりと様々…。
これらの虫はお米を食べ、米粒の中に穴をあけるため見た目や風味が大きく劣化してしまうのです。
- 信頼できるお店で購入
- 長期保存の場合は、冷蔵庫や冷凍庫で保存
- 冷凍保存は密閉容器に空気を抜いて保存
- 虫よけ対策グッズの使用(乾燥唐辛子など)
③酸化
白米は精製されている為、長期保存すると酸化が進み風味や栄養価が低下します。
白米の表面には油分の多いぬかの粉がついています。
このぬかが空気に触れることで酸化。
味の劣化やニオイを生み出してしまいます。
白米の酸化は温度が高くなるほど活発です!
逆に保存する温度が10度以下の場合、品質の劣化はほとんど生じません。
酸化の状況を調べたいときは、白米が入っている袋や米びつに手を入れてみてください。
手に白い粉のようなものが付着したら、酸化が進んでいる証拠となります。
- 新鮮なうちに使い切る
- 冷暗所で密閉容器に入れて保存
- 直射日光が当たる場所には置かない
- 冷蔵庫や冷凍庫で保存
お米は湿気や虫、酸化などの影響を受けやすいため保存方法には注意が必要です。
お米の賞味期限についてご紹介!
実は、お米には消費期限や賞味期限がありません!
その理由は、保存場所や保存環境によって品質に差が出るため、賞味期限を決めることが難しいからです。
お米にあるのは【保存期限】。
保存期限の理想は1ヵ月程度です。
保存方法に注意して品質低下を遅らせれば、お米を長持ちさせることができますよ♪
また季節によって、食べきる目安は変わってきます。
夏場 | 2~3週間 |
冬場 | 2ヵ月 |
春・秋 | 1カ月 |
季節によっては1か月以上も保存期限に差が出ます。
まとめ
- 一番おすすめの保存方法は冷蔵庫保存
- お米が冷蔵庫に入らないときは常温保存するしかない
- 常温保存するときは「高温多湿」や「直射日光」を避けて十分気をつける
- 冷蔵庫保存のポイントは「密閉できる容器に入れる」「ペットボトルを使う」「冷気吹き出し口付近に置かない」の3つ
- 保存の際の注意点は「湿気とカビ」「虫の発生」「酸化」の3つ
- お米には賞味期限や消費期限がなく、保存期限がある
お米の保存方法についてご紹介しました!
お米はカビや虫などに注意し、冷蔵庫で保存するのが一番おススメです。
冷蔵庫に入らないときは、しっかり密閉して高温多湿を避け、暗く涼しい場所で保管しましょう。
短期で使いきれる量だけを買うなど、購入量を調整するのも1つの手です。
最後までおいしく食べられるように保存方法を見直してみましょう♪