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青ヶ島はやばい?撮影禁止・事件・島流しの噂について徹底調査!

青ヶ島は、伊豆諸島に浮かぶ小さな島です。
2014年に、海外の旅行サイトで「死ぬまでに行きたい13の秘境」に選ばれてから旅行者が急増しました。

そんな青ヶ島がやばいされているようです。

さらにネットで調べてみると、「撮影禁止」「事件」「島流し」などといった関連ワードが。
そこで今回は青ヶ島がやばいと噂される真相を調査してみました!

よつば
よつば
「死ぬまでに行きたい秘境」だなんて、ワクワクしますね!
でも噂も気になっちゃう…

青ヶ島がやばいと噂される3つの理由

青ヶ島がやばいと噂される理由は次の3つ。

青ヶ島がやばい理由
  1. たどり着けなくてやばい
  2. 景色がやばい
  3. 過疎化がやばい

①たどり着けなくてやばい

本州から青ヶ島への直行便はありません。
アクセスするには、八丈島を経由します。

そして、八丈島から青ヶ島へのアクセス方法は以下の2通り。

八丈島から青ヶ島へのアクセス方法
  1. 定期連絡船「くろしお丸」または「あおがしま丸」
  2. ヘリコプター「東京愛らんどシャトル」

船は季節によって変動しますが、週に3、4便運航しています。
しかし天候や海況に左右されるため定期連絡船の就航率は50~60%なんです

ヘリコプターは1日1便の運行ですが、定員は9席しかありません。

手段が限られている上に、キャンセルもあり得る…なかなかのギャンブルです。

よつば
よつば
旅行者から「やばい」といわれるのも納得ですね。

②景色がやばい

「絶海の孤島」ともいわれる青ヶ島。

青ヶ島には、世界でも珍しい小型の二重式カルデラがあります。
カルデラの展望におすすめの場所は、次の2か所。

  • 新東京百景のひとつ、外輪山の最高地点の大凸部
  • 尾山展望公園

また海も空気も澄んでいて、特に星空は「やばい」ほど美しいと言われています。

 

青ヶ島は、日本屈指の星空が広がっています。
天の川は夏だけでなく冬でも見られるほど、天然のプラネタリウムが見られますよ。

青ヶ島の公式ホームページに、「星の箱船」という特設ページがあります。
天文愛好家による美しい写真が楽しめますのでチェックしてみてくださいね。

よつば
よつば
天の川、すごい♪どんなに上陸が難しくても、一見の価値がありますね!

③過疎化がやばい

総務省の国勢調査によると青ヶ島の人口は、2023年1月時点で168人(外国人を含む)。
日本で最も人口の少ない島といわれています。

青ヶ島出身でグラフィックデザイナーの佐々木加絵さん。
加絵さんは、SNSやYouTubeを通じて青ヶ島をPRしているんですよ!

また加絵さんはWebメディア「Aogamiray(アオガミライ)」を立ち上げ、移住体験プロジェクトも企画しています。

よつば
よつば
産業のためにも、住民が増えることを願います!

青ヶ島には撮影禁止されている区域がある?

青ヶ島には「撮影禁止区域」があるとの噂があります。

村役場で配布されているパンフレットには無断で個人を撮影しないと注意事項があるそう。
しかし、撮影禁止の噂は個人の無断撮影ではありません。

青ヶ島では、至る所に神社があります。
かつて死者を祀る祭事や雰囲気から「写真を撮らないほうがいいと」と噂されるように。

神社では公式には撮影禁止とはされていませんが、周囲への配慮が呼びかけられています。
写真撮影の際は、周囲をよく確認し、マナー違反にならないように心がけてください!

また青ヶ島には、立ち入り禁止の場所があります
調べてみると、注意喚起がされている場所は、次の3か所。

青ヶ島 立ち入り・撮影ができないところ
  1. 整備されていない場所
  2. 個人の私有地
  3. 村の管理施設

「秘境」と呼ばれるだけあって、整備されていない、危険な場所は数多くありそうです。
注意事項を確認し、柵を越えたり立ち入り禁止区域に入るなどしないようにしましょうね。

青ヶ島に限らず、どこであっても配慮しなくてはなりませんね。

よつば
よつば
景色に夢中になって、うっかり立ち入ってしまわないようにしないと。神社の撮影も、ちゃんと許可をもらいましょう!

青ヶ島で起きた事件とは?

青ヶ島には、大量殺人事件や噴火による災害の記録が残っています。
大量殺人事件や噴火の犠牲者と島にある神社には、深い関わりがあるようです。
事件と関係の深い神社
  1. 東台所神社
  2. 渡海神社

①殺人事件を起こした島民を祀る「東台所神社」

青ヶ島の東台所神社は青ヶ島で一番高い場所にある神社。縁結び神社だがその俗伝はちょっと怖い。

青ヶ島ちゃんねる – 東台所神社【観光】【オカルト】【巫女】

1757年、青ヶ島の名主の息子浅の助とその恋人おつなとの悲恋により事件が起きます。

両家の親によって引き離され、おつなは自殺してしまいます。
自暴自棄になった浅の助は、島民7人を斧で惨殺し、4人に大けがを負わせ自殺

東台所神社には、浅の助とおつなが祀られています。

強い恨みを持った祟り神ですが、縁結びの神でもあるそうです。
小さな島で起こった、凄惨な事件を今に伝える神社です。

②天明の大噴火の犠牲者を祀る「渡海神社」

天明の大噴火の際、脱出できずに亡くなった人々を祀っている神社です。周囲は木々に覆われており、鳥居と小さな祠があります。

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1785年に起こった天明の大噴火により、青ヶ島の島民が八丈島へ避難しました。
当時、300人あまりいたとされる島民のうち、約130人が逃げ遅れ、亡くなったと言われています。

渡海神社は、この時亡くなった島民の魂を、航海安全の神様として祀っています。

過去に島流しがあった?噂の真相

青ヶ島に島流しがあったという記録は、実はそれほど多くありません。
三宅島や八丈島に比べると圧倒的に少ない数です。

「八丈島歴史民俗資料館」によると、江戸時代は三宅島の約2300人を筆頭に、八丈島1865人、大島約150人、利島10人、新島1333人、神津島83人、御蔵島50人、そして青ヶ島に6人が流されたとされています。

引用元:文春オンライン

たった6人しか流されていない青ヶ島に、なぜ島流しの噂があるのでしょうか?
以下のことが考えられます。

青ヶ島と島流しの関係
  1. 茅ケ崎の英雄が流された場所
  2. 八丈島との関係が深い
  3. 転勤の例え

よつば
よつば
島流しのイメージは、青ヶ島の知名度とも関係がありそうです

茅ケ崎の英雄が流された場所

江戸時代、島流しは打ち首の次に重い刑罰とされ、主に政治犯が八丈島に送られました。
数からみても、青ヶ島に流されるのは、かなり稀なケースです。

その稀なケースの一つが「佐々木卯之助(うのすけ)」という、役人の島流しです。
1836年、飢饉に見舞われた茅ケ崎で、農民が幕府の土地で耕作するのを黙認した罪で青ヶ島に流されました

八丈島より遠い青ヶ島に流されたということは、当時かなり重い罪だったのでしょう。

飢饉に苦しむ人々のために罪を犯した佐々木卯之助は、茅ケ崎では英雄とされています
彼はそのまま、1876年に青ヶ島で死去しました。
茅ケ崎と青ヶ島の両方に、彼を偲ぶ碑があります。

八丈島との関係が深い

島流しで有名な八丈島は、青ヶ島に最も近い有人島です。
交通や歴史において、青ヶ島と非常につながりが深い島といえます。

八丈島も青ヶ島も焼酎が名産なので、並んで紹介されることがあります。
青ヶ島を検索すると、八丈島の焼酎「島流し」とともにヒットすることも。

転勤の例え

僻地への出向や転勤を、今でも「島流し」と呼ぶことがあります。
実際に青ヶ島に転勤になった人も、

と表現。

コロナ禍以来、リモートワークをする人が増えました。
職種によっては、絶海の孤島であろうと、インターネットさえあれば仕事ができます。

自ら「島流しになりたい」という声さえありました。

都会から遠く離れたい、ということでしょうか。

青ヶ島の名前が知られるとともに、八丈島に代わって僻地の代名詞のように語られるようになりました。
そのため、青ヶ島=島流しのイメージがついてしまったようです。

よつば
よつば
島流しって、今では冗談めかして使われていますよね。絶景が見られる孤島でのんびりリモートワーク…ちょっと魅力的♪

まとめ

今回は青ヶ島がやばいといわれる理由と、撮影禁止区域、事件や島流しとの関係について調べました。

ちょっと怖い言い伝えもありますが、美しい海や星空はとても魅力的です。
たどり着けるかどうか、ハラハラもしながら…一生思い出に残る旅になることでしょう!