旅行・観光 PR

善光寺はなぜ有名か?作った人は誰?大勧進との違いも調査してみた!

長野県を代表する観光スポット「善光寺」。
2022年春には7年に一度の御開帳が行われました。

その善光寺はなぜ有名なのでしょうか。
また作った人は誰なのか。

そして善光寺を調べると「大勧進」という言葉も出てきますが、善光寺との違いは何?
などを調査してみました!

善光寺はなぜ有名なのか

約1400年前に建てられた善光寺。
「遠くとも一度は詣れ善光寺」と言われるほど、歴史あるお寺です。

なぜ善光寺が有名かというと、日本で一番古い仏像を祀ったお寺なのです。
そして日本の仏教の最初と考えられているとのことでした。

善光寺公式HP

ですので、善光寺は仏教によくある「宗派」というものがないそうです。

宗派というものができる前にお寺が建てられたんですって。
一番最初に建てられたお寺って納得させられる理由ですよね。

そういった訳で善光寺は宗派関係なく参拝できます。
比較的、無宗派の多い日本人には訪れやすいお寺と言えますね。

ただお寺自体は天台宗と浄土宗の僧侶たちがお仕えしているそうですよ。
お寺は無宗教でも人は宗派に属してるなんて、少しややこしそうと思うのは私だけでしょうか。

善光寺本堂は国宝

善光寺は東日本の国宝では最大級の木造建築です。
煩悩の数である108本の柱で建てられているとのこと。

境内も広く約5万9千平方メートルもあり、本堂以外にも重要文化財の建物が多くありました。
山門、経蔵、日本忠霊殿、仁王門、鐘楼など見どころが多いですよ。

また本堂へ続く仁王門から山門までは仲見世通りと呼ばれ、お土産屋さんや仏具店、宿などが立ち並んでいます。
善光寺公式HP

多くの人が訪れる理由は、歴史ある建物もそうですが、楽しめる場所がたくさんあるからですね。

よつば
よつば
仲見世はいわば商店街ですね。わたしはやっぱり食べ歩き!

お戒壇巡り

善光寺にはお戒壇巡りと呼ばれるものがあります。

善光寺公式HP

それは善光寺本堂の一番奥にあり、御本尊が祀られている真下の回廊を巡ることです。

一切の真っ暗闇の中を壁をつたい進んで、「極楽の錠前」と呼ばれる錠前を探ります。
「極楽の錠前」は御本尊とつながっているそうで、触ることでご縁を結び極楽浄土へ行けるとか。

意味的には戒壇は「あの世」だそうですよ。

あの世を巡って、御本尊と縁を結んで、生まれ変わって出てくる。
そうやって聞くと少し怖いですけど、その分お利益もあるかも⁉

なかなかできない体験なのでやってみたいですよね。

よつば
よつば
回廊はほんとうに真っ暗闇らしいですよー

善光寺を作った人

善光寺については「作った人」というよりは、仏像を最初に「祀った人」になります。

信濃国国司の従者、「本田善光(ほんだよしみつ)」が一光三尊阿弥陀如来像(善光寺の仏御本尊)を祀ったとされています。

そしてこの本田善光の名前から「善光寺」となったとのことですよ。

善光寺の公式HPには下記のように書かれていました。

『善光寺縁起』によれば、御本尊の一光三尊阿弥陀如来は、インドから朝鮮半島百済国へとお渡りになり、欽明天皇十三年(552)、仏教伝来の折りに百済から日本へ伝えられた日本最古の仏像といわれております。この仏像は、仏教という新しい宗教を受け入れるか否かを巡る崇仏・廃仏論争の最中、廃仏派の物部氏によって難波の堀江へと打ち捨てられました。その後、信濃国国司の従者として都に上った本田善光【ほんだよしみつ】が信濃の国へとお連れし、はじめは今の長野県飯田市でお祀りされ、後に皇極天皇元年(642)現在の地に遷座されました。皇極天皇三年(644)には勅願により伽藍が造営され、本田善光の名を取って「善光寺」と名付けられました。

善光寺公式HP

しかし善光寺の成り立ちは2022年現在でも、詳しくはわかっていないようでした。
言い伝えや物語として残っているみたいです。

この『善光寺縁起』も逸話とされていて、善光寺HPで紹介されています。

善光寺公式HP

昔の物語のよくある内容で、困ったことになって仏様が助けけてくれるという感じのお話です。
本当は難しい言葉で書かれていたと思いますが、とても分かりやすいお話になっていましたよ。

よつば
よつば
成り立ちが物語なんて歴史の長さを感じますね

大勧進との違い

大勧進(だいかんじん)ってなんでしょうか?
善光寺とは違うの?
これはわたしも調べてみましたが、勉強になりました。

まず「勧進」は、人々に仏法を説き作善をなすように勧誘策進するの役職を意味しています。

善光寺公式HP

そして善光寺では「勧進」という役職が寺名となって「大勧進」と呼ばれるお寺が建っているとのことでした。

簡単に言うと寄付を集める役職のお寺ってことですかね。
そして天台宗の僧侶が運営しているそう。

あれ?
確か、善光寺のお勤めには浄土宗の僧侶もいましたよね。

天台宗の大勧進だけじゃ、不公平じゃない?
と思ったら、ありました。

「大本願」と呼ばれるお寺
こちらは浄土宗が運営していましたよ!

善光寺は無宗派の本堂があって、その境内に2つの宗派のお寺があるということですね。

仏教の宗派についてわたしも詳しくはありませんが、宗派が違うとお経とか作法も異なってくるのでは、と思います。

善光寺は無宗派のお寺なのに、違う宗派が同じ境内にあるって、なんだか不思議ですね。

そういう意味でも、広くたくさんの方が参拝に来られるのかもしれません。

よつば
よつば
大勧進も大本願もお寺っぽくない名前ですよね

まとめ

善光寺についてまとめました。

まとめ
  • 御本尊が日本で一番古い
  • 無宗派だけど、僧侶は天台宗と浄土宗
  • 国宝であり、東日本最大級の木造建築
  • お戒壇巡りがある
  • 名前の由来はご本尊を祀った本田善光からとった
  • 成り立ちも逸話
  • 大勧進は天台宗のお寺。浄土宗のお寺は大本願

善光寺は一番古い仏像がある無宗派で有名なお寺でした。
そして大勧進とは天台宗のお寺のことで、善光寺とは違いましたね。

本堂は国宝だったり、境内にはたくさんの重要文化財。
そして門をくぐると仲見世があったりと見どころがたくさんあります。

調べてみるとまだまだ面白い情報がありそうでしたよ。
1400年の歴史をゆっくり時間をかけて観るのをオススメします♪