京都にある下鴨神社には、怖い噂があるのでしょうか。
何が怖いのか調べてみると、「呪い」という言葉が出てきました。
また、神社なのに神様がいないという噂もあるようです。
今回の記事では、下鴨神社にまつわる不思議な話を調査していきます。
下鴨神社にお出かけ予定の方はご参考にして下さい。
下鴨神社はなぜ怖いと噂されるのか
下鴨神社が怖いと噂されるのは、糺の森(ただすのもり)が醸し出す雰囲気のせいです。
糺の森は下鴨神社の境内に広がる、3万6千坪(東京ドームの約3倍)の原生林。
「そこで写真を撮ったら地縛霊のような顔に写った」という噂が1件あるだけでした。
他には特に怖いと噂される所は無いようです。
むしろ、糺の森は波動の高い場所とされています。
山の高い所に上らないと感じられない空気を、地面で感じられると視える方が仰っていました。
下鴨神社の呪いの真相
だいぶ昔に、下鴨神社で丑の刻参りが行われていたという噂があります。
丑の刻参りとは、殺したい相手に向けた呪いです。
それは午前2時頃(丑三つ時)に行われます。
殺したい相手に見立てた藁人形に釘を打つというものだそう。
下鴨神社の境内にある木に、釘を打ち付けた跡が見られたことでわかったらしいのです。
さらに、京都で呪いと言ったら、貴船神社も有名。
その頃、京都では呪いをかけるのが流行していたのでしょうか？
調べてみましたが、他には特に下鴨神社の呪いについては見つかりませんでした。
下鴨神社には神様いない？
下鴨神社の主たる神様は、御影山にいらっしゃるようです。
御影山は、京都の左京区にある山で御生山(みあれやま)とも呼ばれます。
御影山の麓にある御陰神社は、下鴨神社と連携した神事が催されています。
ということは、下鴨神社の本殿には神様はいらっしゃらないのですね！
しかし、何か理由があっていなくなってしまった訳ではありません。
山から招かれてその後お帰りになった、というのが正しいようです。
下鴨神社の御祭神は、西殿の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と東殿の玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。
しかしながら、下鴨神社の境内には摂社がたくさんあって、他にも神様はいらっしゃいます。
下鴨神社の不思議な話
【下鴨神社】終わり
『京の七不思議』の１つ
連理の賢木 縁結びの御神木
縁結び・安産子育て・家内安全などの御利益があるそうです#神社仏閣 #お城 #御朱印 #歴史#こんな方と繋がりたい pic.twitter.com/CjcJWTWv8w— 金の卵 (@k_tamago_power) December 3, 2021
糺の森には鴨の七不思議と呼ばれる伝承があります。
その名の通りメカニズムのわからない、魔訶不思議なエピソードです。
鴨の七不思議
- 連理の賢木
3本のサカキのうち、2本が幹の中ほどで繋がっている神木。その形態から縁結びの象徴となっている。連理の賢木が古くなり枯れると、後継となる新たなサカキが糺の森のいずこかに生じるという。- 何でも柊
本殿南西にある境内摂社の1つ、比良木神社の周囲の木、樹種によらず、みなヒイラギのように葉の周囲に鋸歯を生じると言われている。- みたらし池（御手洗池）のあわ
盛夏の土用の頃、御手洗川の源泉である御手洗池から水泡が湧く。この泡をもとに生まれた菓子がみたらし団子であるという。- 泉川の石（烏縄手、烏の縄手）
烏とは下鴨神社の祭神である賀茂建角身命の化身、八咫烏(やたがらす)を指す。縄手は八咫烏へ参るための幾筋もの細長い参道のこと。その縄手の一つ、紅葉橋のたもとにはかつて雨乞い祈願の小烏社とよばれる社があり、請願が通ずると泉川の石が飛び跳ねたと言われている。- 赤椿
糺の森には赤い花をつけるツバキが多い。これは、下鴨神社の神職は位階が高く、他から参拝に訪れる使いの者は一般にそれよりも低いため、位階に基づく装束の色の違いが目立たぬよう配慮したもの。- 船ヶ島・奈良社旧跡
御手洗川と泉川の三角州に船ヶ島と呼ばれる一角がある。戦乱や旱魃(かんばつ)に際してこの周辺の流れを掻き回すと、小石が跳ねて世相が落ち着くという。- 切芝：糺の森のほぼ中心に位置する、古くよりの祭場。後述する切芝神事の場。
Wikipediaより引用
賀茂建角身命の化身としてご紹介した八咫烏は、日本神話に登場する3本足の烏です。
神武天皇を熊野国から大和国まで道案内をしたことで知られています。
サッカー日本代表のユニフォームにも描かれているのはご存じでしょうか。
勝利に導くようにとの願いが込められているそうです。
まとめ
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
- 下鴨神社には、糺の森で心霊写真が撮れたという怖い噂がある
- 大昔、丑三つ時に下鴨神社で呪いの儀式が行われた可能性がある
- 下鴨神社の御祭神は本殿ではなく御影山にいる
- 下鴨神社には伝承される七不思議がある
下鴨神社について調査してみて、社殿の美しさや豊かな自然に目を見張りました。
神様のいる、いないに関わらず是非足を運んでみて下さい。
