息止めの平均時間は一般的な成人男女で1分程度です。
あくまでも一般的で、個人差が大きいと言われています。
例えば、水泳選手などは2分以上も息を止められる人も多いんだとか。
となると、世界記録はどれくらいなのか気になりますよね!
また、トレーニングによって息止めの時間を伸ばすことができるようです。
私たち一般人にもトレーニングできるのでしょうか。
息止めの平均時間と、トレーニングの仕方を徹底調査してみました!
Contents
息止めの平均時間は何分?
平均時間は約1分と言われていますが、年齢や環境によって個人差は大きいです。
2分も止めることができたらすごいと言われるレベルでしょう。
年齢や環境、肺活量による差について詳しく説明します!
年齢や環境による差
子供や高齢者では平均30秒程度と言われています。
また肺の機能が大きくかかわってくることですので、吹奏楽など楽器を演奏する人、水泳選手や長距離ランナーなどでは2分間息を止めることができる人が多いそうです。
海女さんやプロのダイバーになると3分から5分も息を止めることができるんだとか!
ただ水中でじっとしていたらより長く潜ってられるそうですが泳いでいるとやはり酸素の消費も早く3分ぐらいが標準のようです。
肺活量について
まず肺活量とは、肺に空気を深く吸い込んだのちに吐き出すことのできる空気の全量。
成人男性で3000~4000ml、成人女性は2000~3000mlです。
もちろん年齢・性別・身長などによって基準値は異なります。
肺活量と息を止めることができる時間は関係してくるので、多少でも男女差があると言えます。
また、アスリートの肺活量は5000~7000mlだそうです。
ギネス世界記録の息止め
「息を自主的に止め続けた最長記録(男性)」で2021年にギネス世界記録に認定されたのはクロアチアの当時56歳のブディミール・ショバットさん。
時間はなんと24分37秒36!
彼は48歳の時にスキンダイビングを始めたそうです。
スキンダイビングとは酸素ボンベやレギュレーターなどのスキューバダイビング機材を一切使用せずに最低限の装備で潜水することだそうです。
この記録に挑戦するために3年以上、週6日間トレーニングをしたそうです。
「この道のりはとてもタフだった。」と語っています。
息を長く止めるトレーニング
健康な人なら誰でも息止めの時間を延ばすことができるそうです。
特別な道具もいらない、場所も選ばないので手軽に始められます。
そのトレーニング方法を2つご紹介します。
1.腹式呼吸
「息を吐くときにお腹がへこみ、息を入れたらお腹が膨らむ」と意識して呼吸をすると、より深い呼吸ができるようになります。
ヨガの呼吸法も腹式呼吸だそうです。
腹式呼吸で深い呼吸と息を長く止める練習ができます。
- 仰向けになり手を胸とお腹に置く。
膝を立てると横隔膜が動きやすくなります。 - 鼻から息を吸い込み、お腹が膨らむのを手で確認します。
胸の上に置いた手はあまり動かないことを確かめます。 - 息を吸い切りお腹が膨らんだら数秒間息を止めます。
- お腹の力を抜いて、ゆっくりと息を吐きながらお腹をへこませていきます。
慣れてきたら座ったり立ったりした姿勢で実践してみましょう。
この呼吸法では、息を完全に吐き出すことがポイントです。
息をしっかり吐き出すことで息止め時の苦しさの原因になる二酸化炭素をしっかり排出し、より多くの酸素を取り込むことができます。
リラックスした状態で試してみてください。
2.心肺機能の向上
長距離のランニングや水泳などの有酸素運動を行うことで心肺機能が向上します。
心肺機能が上がると肺活量が増えるので息を長く止める訓練に効果的です。
安全に息止めトレーニングをするための注意点
安全にトレーニングするための注意点をお話しします。
1人でトレーニングしない
息止めのトレーニングは酸欠を起こしてしまうリスクがあります。
酸欠になると失神する可能性があり危険です。
最悪の場合は命にかかわるかもしれません。
そのため1人でトレーニングはせず、必ず誰かに見守ってもらうようにしましょう。
食事について
胃に食べ物が入っていると深く息を吸うことができません。
また食べ物を消化するときに酸素を使うのですぐに息が苦しくなります。
消化の悪い食べ物も避けましょう。
たばこ
たばこは肺の能力を低下させることはもちろん、心拍数や血圧が上がるため息止めには向いていません。
喫煙者の方はトレーニングの日はたばこは我慢しましょう。
まとめ
- 息を止められる平均時間は一般的な成人で1分程度
- 肺活量が多い楽器の演奏者やアスリートで2分程度
- 海女さんやダイバーで3分以上
- 世界記録は24分以上
- トレーニングによって息止め時間を延ばすことが可能
以上、息止めについてまとめてみました。
だれでも簡単なトレーニングで息を止める時間を延ばすことができるのは驚きですね。
わたしも試してみようと思います。
息止めのトレーニングを行う方は必ず注意点を守って行うようにしてください。
よつば