「流浪の月」は、2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうの小説。
2022年5月には李相日監督の作品として映画化され、広瀬すずと松坂桃李が主演を務めました。
そんな映画「流浪の月」が気持ち悪いと話題になっています。
目をふさぐような暴力シーンがあるわけでもなく、ホラー映画でもない本作品。
気持ち悪いと言われる原因は何でしょうか。
主人公の下半身の病気が原因なのでしょうか。
そこで、噂の真相を調査しました!
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「流浪の月」が気持ち悪いのは下半身のせい?噂される3つの理由

女児誘拐事件の犯人と、その被害者が15年の時を経て再会することによって人生が変化していく模様を描いた「流浪の月」。
- 更紗:広瀬すず
- 文 :松坂桃李
- 亮 :横浜流星
「気持ち悪い」と言われる原因を詳しく調べてみました。
- 普通ではない側面をもった主人公文
- 主人公文が下半身をだすところ
- 横浜流星さんが演じるDV彼氏の歪んだ愛
それぞれ紹介していきますね!
①普通ではない側面をもった主人公文が気持ち悪い
松坂桃李演じる佐伯文の役柄に「気持ち悪い」といった感想が目立ちました。
「流浪の月」は、世間では犯罪者と被害者とされた二人が描かれている物語。
物語には、2人しかわからない真実があります。
文は誘拐犯ではなく、更紗を性的にみていたわけではありません。
しかし、文は逮捕されたことで、世間から「気持ち悪いロリコン」と冷たい目で見られてしまいます。
文の役柄が「気持ち悪い」と言われる背景には…
- 母親に失敗作だと決めつけられたことによる絶望
- ロリコンと言われるほうがましなほど世間に知られたくない秘密がある
と、ちょっと訳ありです。
普通でない側面をもった、独特な雰囲気のある文。
そんな文に「気持ち悪い役どころ」と表現する人が多かったんですね。
②主人公文が下半身をだすところが気持ち悪い
映画の最後、文は震え泣きながら全裸になり、更紗に告白をします。
その告白とは、「身体が大人にならない病気」であるということ。
この告白のシーンに対して「気持ち悪い」といった感想がありました。
文は、第二次成長の来ない病を患っていることを初めて他人に話します。
つまり、女性への恋愛感情や性的欲求がない身体ということ。
ロリコンというレッテルを貼られても、病気のことは世間に隠したかったんですね。
なので、更紗も文が大人の女性を愛せない本当の理由を知りませんでした。
③横浜流星さんが演じるDV彼氏の歪んだ愛
横浜流星演じる中瀬亮は、更紗の同棲相手です。
束縛が強く、癖のある性格に「気持ち悪い」との声が上がっていました。
- 更紗の浮気を疑いバイト先に連絡し、シフトを聞き出そうとする
- とにかく更紗と一緒にいたがる性格で、更紗を束縛しておきたい
- 嫌がっているにもかかわらず、性行為を強要
- 自分の想い通りにならないと、血が出るまで暴力を振るう
- 自分勝手なくせに女々しい
亮は、典型的なDV彼氏でした。
この役柄を演じきった横浜流星の演技力は素晴らしかったですね。
映画「流浪の月」の受賞歴
「流浪の月」は、第46回日本アカデミー賞では優秀作品賞を受賞しました。
他に受賞したのは…
- 優秀主演男優賞(松坂桃李)
- 優秀主演女優賞(広瀬すず)
- 優秀助演男優賞(横浜流星)
- 優秀撮影賞(ホン・ギョンピョ)
- 優秀照明賞(中村裕樹)
꧁#第46回日本アカデミー賞 授賞式꧂
優秀作品賞を受賞した「流浪の月」チームの皆さんです📸#日本アカデミー賞 #流浪の月 #広瀬すず #松坂桃李 #横浜流星 @rurounotsuki @Suzu_Mg @MToriofficial pic.twitter.com/u48w08FJab
— 日本アカデミー賞協会 (@japanacademy) March 10, 2023
優秀助演男優賞、本当におめでとうございます✨https://t.co/EPU4HaLEo9#横浜流星 #第46回日本アカデミー賞 #優秀助演男優賞 #流浪の月
— 映画『流浪の月』公式 (@rurounotsuki) March 12, 2023
横浜流星さんは今までのイメージを覆す役柄でしたよね。
第47回放置映画賞 助演男優賞も受賞されましたよ。
そして、第14回TAMA映画賞では、
- 最優秀賞男優賞に松坂桃李
- 最優秀賞女優賞に広瀬すず
- 最優秀新進男優賞に横浜流星
が、受賞されました。
これだけ素晴らしい賞をもらっている映画なので、口コミもリサーチしてみましたよ。
- 横浜流星と広瀬すずの演技が素晴らしく、役者陣の流石の演技でした。
- それぞれが抱える欠落感と孤独感が共感でき、感情移入しやすかったです。
- 透明感あるキラキラした映像と巧みな美術が息を呑むように美しかったです。
- 特に松坂桃李と横浜流星の演技が見事で、失敗するとかなりリスクのある役柄を演じ切ったと思います。
- 何気ない日常の描写が綺麗で魅了されました。
引用元:filmarks
まとめ
- 流浪の月の物語自体が気持ち悪いわけではない
- 注目する視点によっては気持ち悪いという判断になってしまう
- 多くの賞を受賞するくらい素晴らしい作品
簡単に誰とでも繋がることができる今の現代社会において、勝手に評論家となる人が増えていますよね。
表面的な事実だけで、物事を判断することはロリコンより怖ろしいと思いました。
題材として性の問題なども絡めてあるので、複雑である意味「気持ち悪い」ストーリーと思われていたのかもしれません。
まだ見てないよという方、ぜひ見てみてくださいね。
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また、原作の小説もぜひ読んでみてくださいね!