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本田技研工業はやばい?2000人大量退職で潰れる可能性はあるの?

本田技研工業やばい?そんな噂があります。
早期退職に申し込んだ人数は約2000人と言う大量退職者。
果たしてこれは潰れる可能性のある話なのでしょうか?

実際は55歳以上対象の早期退職制度で世代交代を図ったという事です。
中高年齢化してきた本田技研工業の若返りをかけての政策であり、ここでは潰れる可能性は無いようです。

ではなぜやばいと噂されるのかを調べてみました。

本田技研工業ってやばい会社?

本田技研工業、通称HONDAは革新的な車を作り出すイメージが強かったのは無いでしょうか。
創業者の本田宗一郎の「ホンダスピリット」
これは技術者の魂、熱意、チャレンジ精神を継ぐための指針として広く愛されてきた言葉です。

ホンダを知らない人でも、CM等で聞いたことのある言葉かと思います。

CMの中で最新のカッコいい車やバイクと共に走る風景と、熱い想いに憧れをいだいた人は多いのでは無いでしょうか。

①やばいと言われている理由

しかし、このホンダスピリットはすでに瓦解しているという話がちらほらと聞かれていました。
それがやばいと噂された原因の一つ。
今回の早期退職が2000人を越えた原因でもあるようです。

大企業に発展して本田技研工業は社員の高齢化により新しい事への挑戦が厳しい実情が見られていました。
実際に若者層の退職者の退職理由に「年功序列」や「体育会系の体制」
などの、昔ながらの雰囲気が感じられる書き込みが多いようです。


また、企業が大きくなれば報告と承認の回数が多くなり、上司へ伺いを立てることも増えます。
そうなると中々に物事は進まない物ですよね。

これらが「やばい」と言われる引き金になっているようで…
「パワハラ」などと言われる原因になっていたようです。

②やばいと言われている理由

また、「妖精」と呼ばれる早期退職者が中にはたくさんいたようです。
妖精とは、高給を貰いながら仕事をしない中高年層のこと。

このような人達は「仕事の意欲の低いため、新たな電気自動車への参入も難しい状態だった。」
と書かれている記事も見受けられます。

ですが、会社の営業成績は悪くありません。
なので「やばい」と言うのは主観的な部分も大きいのかなと思われます。

本田技研工業の大量退職の理由

2021年からの早期退職制度は「ライフシフト・プログラム(LSP)」と呼ばれるもので、本田技研工業は55歳以上を対象に行なわれました。

「日本のホンダ社員に占める、50歳以上の社員の構成比が4割に上る。
円滑に社員の世代交代を進めるために導入する」
として、首を切るとは銘打っては居なかったようです。

実質的な追い出し?

しかしながら、通常の退職金に上乗せ割増し退職金や再就職支援の充実など、実質的追い出しをかけているようにも見受けられます。
中高年層の中には、する事の無い管理職もいたようなので…
人員整理には一役買ったことでしょう。

ただ、中には能力はあっても、周りと合わずに干されてしまっていたと言う方々も居たようです。
そうなると、他の企業への移動はもちろん、国をまたいでの技術者の移動もあったみたい…

これを、ホンダの技術の損失だけでは無く、日本の技術の損失では無かったのかとまで語る人もいました。
確かに技術者の損失はあったかもしれませんが…
何も出来ないまま、有能者を抱えるのは余計に技術者の損失になりますよね。

本田技研工業の政策?

それに、企業において若返りを図るのは必要な政策とも言えるでしょう。
企業に高齢層しかいないという事は、企業内に停滞が起きてしまいますよね。
停滞した環境の中では、何も生み出せない、発展しない状況になっていきます。

若者層が活発に動けば、会社はより活性化していきます。
活性化されれば、よりよい企業への成長も見込まれることでしょう。

今回の大量退職は身を切ってスリム化に踏み切った事で、企業の風通しも良くなることきたいしています。
若者の発想とパワーでぜひ、これから新しいHONDAを作って貰いたいですね。

本田技研工業が潰れる可能性

早期退職制度、会社の概略をみても、潰れる可能性は無いように思えます。

退職者が多いと不安に駆られるというのはあるかもしれません。
しかし、若返りのための政策とわかれば、大量の退職者が出たことは不安に感じないのでは無いでしょうか。

中高年層が抜けてしまうと会社が回るか不安、という声もあるかもしれません。
ですが誰もが経験して会社を回していく事を考えれば、対応することで経験する機会が若者に与えられたとも言えます。
若年層が増えたことによって新しいチャレンジを行なう機会が増えたともいえるでしょう。

収益だけを見ても決して大きな減益が見られるわけでもありません。

むしろこれからホンダが掲げる「2030年ビジョン」や「2050年カーボンニュートラル」への移行に近づいていくのでは無いでしょうか。

本田技研工業のこれからがやばい?

今回の大量退職者で人員が整理されて、これから激務があるのではという心配もありますね。

本田技研工業の業務量は業界全体から見ると少し多めと言われています。
ハードワークな分、福利厚生や働きやすい環境整備はしっかりとしているようですよ。
住宅手当や、育児・介護手当、リモートワーク手当などがあるとの事…

残業が多めのようですが、手当もしっかりとされており、月残業時間も決まっているようです。
また、残業も入る部署によって大きく差があるみたいです。
研究部門はどうしても業務がハードになるみたい。

さすがは本田技研工業、心臓部への力の入れ方は今後も変わらないようですね。

会社概要

実際の会社の概要はこちらです。

社名本田技研工業
従業員数204,035名
資本金860億円
売上14兆5,526億円
2021年世界売り上げ実績2,730.1万台

詳しい情報はホンダの公式ページからどうぞ 会社概要 | 企業情報 | Honda公式サイト

本田技研工業に赤字などの潰れる可能性は見当たりません。
コロナ渦の中でも本田技研工業はしっかりと収益を上げています。
決して営業危機からの大量退職というわけではないのですね。

5年間の売上も安心材料としてあげておきます。

2022年146,000億円
2021年131,705億円
2020年149,310億円
2019年158,886億円
2018年153,611億円

【本田技研工業】決算・業績、年収の推移 – 7267|ニッポンの数字 (nippon-num.com)

コロナに負けずにしっかりと収益は取れていることがわかると思います。
「やばい」事にはまだまだならなさそうですね。

まとめ

ここまで見てきたところ、本田技研工業がやばいという事はなさそうです。
過去の採用で中高年が増えすぎたことで若年層の採用が難しくなってしまい、企業としての成長が止まったことが早期退職に踏み切った理由。

それでも2000人を超える大量退職者が出たのはやはり企業として不満を抱える人が多かった現状でしょうか。
潰れる可能性や、やばいという話も離職された方から出たのかもしません。

ただ、開発研究の分野は実際、ハードワークではあるみたいですね。

就職を希望する方は少し背筋を伸ばして覚悟をする必要はあるようです。

企業としてはこれからの、さらなる成長に期待したいところです。