コミュニケーションアプリのlineが話題を集めています。
国内でのユーザー数は8,600万人を超え、生活に欠かせない存在ですよね。
そんなlineに電話番号認証を悪用した犯罪が増加しているとの噂が…。
アカウントが乗っ取られたり、個人情報漏洩の危険性があるようです。
今回は、line電話番号認証のリスクから対策方法まで、徹底調査します!
Contents
lineの電話番号認証は危険?悪質な犯罪手口とは?

lineの電話番号認証そのものはセキュリティのレベルも上がり、問題はありません。
なにが危険かと言うと、悪質な犯罪に利用されやすいんです!
電話番号認証を悪用された時、個人情報が漏洩する可能性があります。
電話番号
氏名
住所
メールアドレス
生年月日
これらの情報は、悪質な第三者によって、詐欺やなりすましなどの犯罪に悪用される可能性があります。
電話番号認証を悪用した犯罪の手口を解説していきます。
フィッシング詐欺
偽のLINE公式アカウントを装い、電話番号やパスワードなどの個人情報を入力させようとする詐欺です。
本物っぽく偽装された送信元
「緊急」と焦らせ「安全」と信頼させ、判断力を鈍らせる
「それっぽい」URL文字列
URLの先はLINEのログイン画面とよく似たデザイン
LINEのログイン画面と似た偽のWebサイトを用意して、LINEの電話番号とパスワード、認証番号を入力させ、アカウントを盗もうとします。
本当にありそうな文面のメール送られてきます。
すぐにご確認お願い致します。
LINEからログインを促すメールを送ることはありません。
このようなサイトには決してアクセスしないでください。
なりすまし
あなたの電話番号を使って、他のユーザーになりすまして友だちに追加し、金銭を要求する犯罪です。
実際の関係と不釣り合いな接し方をする
日本語におかしなところがある
個人情報を聞いてくる
怪しいURLまたはQRコードに誘導してくる
認証番号を入力させようとしてくる
奪ったり偽装したアカウントからメッセージを送信し、偽ページへアクセスするように誘導されます。
実在のアイコンや色使いを真似ているので、見た目だけで気付くことは難しいです。
QRコードを読み取るよう誘導される場合もあります。
読み取るとログイン画面に進み、他の端末であなたのLINEアカウントが乗っ取られてしまう仕組みとなっています。
漏洩した個人情報は、闇市場で売買され、様々な犯罪に悪用される可能性があります。
lineの電話番号認証とは?

LINEの電話番号認証とは、電話番号を使ってLINEアカウントを登録・認証する方法です。
電話番号認証しないとLINEアカウントは絶対に作成できない仕様となっています。
スマホだけでなく、iPadやタブレットなどでもアカウント作成時の電話番号認証は回避できません。
電話番号認証を行うことで、以下のメリットがあります。
友だちを見つけやすくなる
アカウントの乗っ取りを防ぎやすくなる
パスワードを忘れても復旧できる
しかし、電話番号認証には個人情報漏洩などのリスクも伴います。
X(旧Twitter)やInstagramと異なり、LINEは実名登録している人が多く、リアルな人間関係との繋がりが強いツールです。
その分、より強固なセキュリティが求められます。
不正行為を防ぐために、本人を特定しやすい電話番号による認証が必須化されているのでしょう。
危険を回避するための6つの対策方法!

電話番号認証のリスクを回避するための対策方法を6つご紹介します。
- 公式アカウントかどうか確認する
- 個人情報は入力しない
- 二段階認証を設定する
- 最新バージョンを使用する
- ログイン許可設定を変更する
- パスワードを使い回さない
①公式アカウントかどうか確認する
LINE公式アカウントには、緑色の盾マークが付与されています。
偽のアカウントには盾マークがないため、注意が必要です。
②個人情報は入力しない
LINE公式アカウントであっても、個人情報を入力するよう指示するものは偽物の可能性があります。
③二段階認証を設定する
二段階認証を設定することで、パスワードだけではログインできなくなり、セキュリティを強化することができます。
④最新バージョンを使用する
最新バージョンには、セキュリティ対策が最新の状態にアップデートされています。
⑤ログイン許可設定をオフにする
パソコンやタブレットなど、スマートフォン以外の端末からのログインを可能にする機能です。
デフォルトではオンになっていますが、オフにすることで乗っ取り対策に有効です。
⑥パスワードを使い回さない
同じパスワードを設定していると他のサービスでも被害にあう可能性があります。
パスワードも誕生日や名前ではなく、予測しずらいものが好ましいです。
LINEを使う上で電話番号認証は大切です。
もし買い替えた時に電話番号を変更する場合は引き継ぎをする必要があるので気をつけてくださいね。
アカウントを狙う詐欺やなりすましに引っかからないために、
個人情報に関係するメールがきた時は一度立ち止まって警戒するようにしましょう。
もし乗っ取られてしまったらどうする?

もし乗っ取られてしまったら、すぐに対処することが大切です。
被害によって適切な処置が異なります。
まだLINEが使える場合
速やかにLINEのパスワードを変更してください
QRコードをログインしてしまった場合
LINEにログイン中の端末を確認し、知らない端末があった場合は速やかにログアウトして、パスワードを変更しましょう。
端末の確認方法
① [ホーム]>[設定]>[アカウント]をタップ。
② [ログイン許可]をオフにする。
もうログインできない場合
すぐにカスタマーサポートへ連絡してください。
ちなみにLINEは電話での問い合わせはしておらず、「お問い合わせフォーム」からのみとなります。
全ての窓口となっているので、知っておくと便利ですよ♪
LINEのアカウントを乗っ取られてしまうと、他人が自分になりすまして友だちを攻撃したり、アカウントを勝手に使われてしまう恐れがあります。
すぐに対処することは自分だけでなく、まわりの人達の被害を防ぐことになるのです。
まとめ
- LINEの電話番号認証は、悪質な第三者によって詐欺やなりすましなどの犯罪に悪用される可能性がある。
- 不正行為を防ぐために、本人を特定しやすい電話番号認証が必須である。
- LINEの公式を名乗るアカウントや既に乗っ取られたアカウントから個人情報に関係するメールがくるので注意が必要。
- もし乗っ取られたらすぐに対処することで被害を最小化する。
LINEの電話番号認証は便利な機能ですが、リスクも伴います。
上記の対策方法を参考に、安全に利用するためにも日頃から講じてくださいね。