マムート(MAMMUT)は1862年に設立されたスイスの登山用品ブランドです。
日本では直営店を11店舗展開し、全国約400店の小売店で販売されています。
そのマムートが、「高いだけ」「ダサい」とネットで不評だという噂があるのです。
実際のところ、どの年齢層に人気の、どのようなブランドなのでしょうか?
今回は、マムートについて調査してみました。
Contents
マムートが高いだけではない2つの理由
引用元:マムート公式サイト
マムートは高いだけではありません!
特に登山好きや山岳スポーツのアスリートに支持されている理由を調査しました。
- いざというとき命を守る安全性
- パフォーマンスを上げる機能性
確かにマムートは高いと言われますが「高いだけ(に良い)」との口コミが多いですよ。
MAMMUTで秋登山用に買った超軽量ダウン、高いだけあってめっちゃ暖かいわ
余裕で冬越せそう— Yuto Kobayashi (@Kobanyan_puyo) November 9, 2020
昨日届いたマムートのパンツはお高いだけあって生地が分厚くてよろしい pic.twitter.com/apY7gC1dg1
— tatsuzin814 (@kotettsann) September 26, 2018
お値段が高くても、皆さん満足していますね♪
それでは、高いだけではない理由を紹介していきますね。
①いざというとき命を守る安全性
マムートの安全性の1つは、「低温でも凍結しない丈夫なロープ」。
マムートの歴史はスイス人のカスパー・タナーがロープを製造をすることから始まります。
アルプス山脈を擁し、厳しい自然や地形と向き合ってきた歴史があるスイス。
そのスイスで160年もブランドを続けてこられたのは、高い安全性が認められているから。
例えば、現在のマムートのロープ(9.5 Crag Dry Rope)には次のような特徴があります!
• UIAAに準拠した長時間続く撥水・防汚効果と,過酷な状況における最大限の安全性
• UIAAの吸水性テストで1.5%未満を達成
• Dry加工による優れた耐摩耗性
• いつでも使用可能な状態のパッケージが,ロープの結び目発生を防止
• センターマーク
UIAA(Union Internationale des Associations d’Alpinisme)は国際山岳連盟のこと。
国際基準を満たし、クライマーの安全を守っています。
マムートは万が一、不良が見つかったときも、誠意をもって対処してくれるようです。
公式サイトで注意を呼びかけ、返品・返金・修理に対応しているそうですよ!
マムートの機能性は?
マムートのジャケット類は機能性の高いウェアとして評価が高いようです。
使用しているのは、耐久防水性・透湿性・防風性に優れた素材、ゴアテックス。
このため、軽くて暖かいアウターになっています。
【旅のお供にGORETEX☔️】
山のウェアは地上でも快適。
GORETEXの雨具は、旅先での急な雨にも対応します。柔らかく軽量な生地はゴワゴワしすぎず、コンパクト収納可。洗練されたデザインと機能性の高さで根強い人気を持つブランドです。
📌マムート
クライメイト レインスーツ AF
¥51,700(税込) pic.twitter.com/mGQ2si8kgn— 石井スポーツ 登山本店 (@MtshiiT) September 13, 2023
今では多くのスポーツブランドで使われているこのゴアテックス。
マムートはいち早く1978年から採用しています。
1984年には、スイスのショーラー社と「ソフトシェルパンツ」を共同開発しました。
速乾性・防風性・通気性を兼ね備えたパンツは、登山家の間では革新的だったそうです。
生地だけでなく設計にもこだわっています!
2019年のコレクションでは、最新のパターン技術を採用しました。
MAMMUT GEORGANIC 3Dテクノロジー製品は、動きや姿勢に合わせて身体に最適に追随する3D立体パターン設計。ダイナミックな動きをするアスリートの動きに合わせてカッティングされた立体パターンにより、ユーザーに可動域の最大化と抜群のストレスフリーのフィット性をもたらします。
機能性の高いデザインにより、アスリートのパフォーマンス向上が期待できます。
マムートは伝統のあるブランドながら、機能性を追求して常に進化を続けているのです。
「高いだけに良い」と言われるのは、まさに企業努力のたまものですね♪
マムートがダサいと言われる2つの理由
マムートがダサいと言われている理由は、2つありました。
- ロゴがダサい
- Tシャツがダサい
それぞれについて解説していきますね。
①ロゴがダサい
マムート知らん人からロゴがダサいと言われて悲しみ。マンモスくんかわいいやろ、、、 pic.twitter.com/uNPwNZslqE
— つくね+ (@tukune_329) October 22, 2019
赤い背景にマンモスをあしらったロゴがダサいと思う人もいたようです。
ブランドを知らない人からすると、可愛すぎると思うのかもしれません。
この赤x黒のロゴは1995年から2019年までの間に使われていたもの。
2019年からは赤一色のシャープなロゴになっています。
ダサいといわれても、ロゴは歴史と品質の証。
旧ロゴの人気もまだ根強いようです。
最近の気取った(?)マムートは目立たないロゴになってしまったが、一部ではダサいとも言われるこの赤いマンモスマークが好きなんで、160周年記念クラシックモデルを見つけ遂買ってしまった… pic.twitter.com/54Fj1KbQhF
— くかみん@1/13 地蔵岳〜鈴ヶ岳 (@kukaminn1) December 25, 2022
②Tシャツがダサい
Tシャツのラインナップがダサい、という意見がありました。
マムートのTシャツはなぜ絶妙にダサいのだろう https://t.co/hHNE7DVLvM
— 背な毛マン (@average120over) July 10, 2017
こちらは2017年のラインナップでした。
くすみカラーに大きなロゴが「ダサい」と感じられたのかもしれません。
今年のラインナップには、もっと鮮やかな青や蛍光色が使われています。
シンプルな文字だけのデザインもありますね。
【大阪】
大人気定番Tシャツ「QD Logo Print T-Shirt AF」
登山から日常、どこで着ても大活躍のこの一着。速乾性とストレッチ性が抜群に高く、その上ホツレをほとんど起こさない耐摩耗性があります。更にはUPF50+と素材へ徹底的に拘った仕上がりで、メンテナンスもイージーで楽々です。 pic.twitter.com/yceg2JWAZ8— MAMMUT_Japan (@MAMMUT_JAPAN) May 2, 2023
夏登山の時は、目立つ色のTシャツを着るのががオススメです!
途中で道に迷ったり体調が悪くなったりしても、見つけてもらいやすくなります。
Tシャツに限らず、目立つ色のウェアを着ることは命を守ることになります!
マムートはどの年齢層に人気?アンバサダーや統計から考察
引用元:マムート公式サイト
マムートの購入者の年齢層を口コミを中心にみてみました。
すると、30代以降の登山好きな方が多いようです。
値段などを考慮すると、購入できる年齢層が限られてくるのでしょうね。
マムート高いんよな……
なので山だと年齢層高めな人が着てる。山だと若い子はノース多いなあ。パンツなんかほぼノース。あとはガレージブランド着たりしてる。 https://t.co/GyxX2eLv7p— 猫山課長 (@nekoyamamanager) April 11, 2023
ブランドのターゲット層や、登山好きな世代からも主な年齢層を推測してみます。
ブランドのターゲット層は、アンバサダーからわかる部分があります。
最近アンバサダーを務めたのはこのおふたり。
- 柴咲コウ(2022年 160周年アンバサダー)
- 岡田准一(2023年~ アンバサダー)
お二人とも人気なので、今後はさらに40代のマムート購入者が増えていきそうですね。
アンバサダーに見るターゲット層①柴咲コウさん
本日、マムート160周年記念イベント『山の日特別授業~氷河のある世界のために~』が開催されました。160周年アンバサダーを務める柴咲コウさんと、ボーイスカウトの子どもたちが参加し、講師には日本の現存する氷河を発見した飯田肇先生をお迎えし、氷河を通じて環境保護の大切さを教えて頂きました! pic.twitter.com/p2jefKKzRC
— MAMMUT_Japan (@MAMMUT_JAPAN) August 10, 2022
柴咲コウさんは1981年生まれの42歳。
環境省環境特別広報大使であり、自然・環境に関する活動をされています。
主に30~40代の働く女性をターゲットにしたCMに多数出演。
大河ドラマの主演を務めたことから、50代以上からの認知度も高くなりましたね。
このときのターゲット層は自然派の30代~50代の女性と推測できます。
アンバサダーに見るターゲット層②岡田准一さん
2023年春夏コレクション発表会を3月7日(火)に開催。マムートのアンバサダーに就任した俳優 岡田准一さんに新作コレクションを披露していただきました。 pic.twitter.com/C3hU5V7bUS
— MAMMUT_Japan (@MAMMUT_JAPAN) March 9, 2023
岡田准一さんは1980年生まれで43歳になります。
映画「エヴェレスト 神々の山嶺」(2016年)に主演したことからアンバサダーに就任。
演技力だけでなく、肉体づくりにも注目されています。
CMはビジネス層、ファミリー層向けの出演が多いようです。
映画、ドラマの影響から、若い世代からシニア層まで幅広い認知度があります。
以上から、男女ともに30~60代をターゲットにしていると考えられます。
登山好きの年齢層
総務省統計局によると、登山好きが多い年齢層は40代後半以上からということです。
スポーツの中で行動者率が高い種目を年齢5歳階級別にみると,40歳代後半以上で「登山・ハイキング」を行っている人の行動者率が高いことが分かります。
総合すると、やはり40代後半~50代がブランドの主な年齢層であると推測できます。
登山関係者も、その年齢層でイメージしているようでした。
個人的なマムートのイメージは、俳優の藤本隆宏氏や小澤征悦氏な大人な渋い男だったけど、
ここに来て岡田君を起用したマムートに敬意岡田君も42歳みたいだけど
スポーティーな印象も加わって、マムートを選ぶ年齢層の幅も広がりそう#帽子だけマムート持ってます https://t.co/dRNik7Czz3
— シュンスケ (@MtShunSky1984) March 8, 2023
例にある藤本隆宏さんは53歳、小澤征悦さんは49歳。
マムートの年齢層は「渋いおじさま」世代であるとみられているようです。
アンバサダーから推測できるターゲット層は、30代や女性も含まれています。
今後は40代より若い世代に広くアピールしていくのではないでしょうか。
まとめ
以上、マムートについてでした。
- 価格が高いのは機能性、安全性を追求しているから
- ブランドを知らない人からは、以前のマンモスのロゴがダサいと不評だった
- Tシャツがダサいと不評だった
- 主な年齢層は40代後半から50代
公式オンラインショップには、アウトレットページやセールもあります。
お値段以上のお買い物ができるかもしれません。
興味がありましたら、ぜひのぞいてみてくださいね!