新潟県長岡市に本店を置く大光銀行。
名前からも、力強いイメージを感じますね♪
そんな大光銀行、強力なライバル企業の存在から「やばい」と心配されているんです。
中には、「このままだと潰れるのでは…?」という声も。
今後、大光銀行が合併するのかどうかも気になるところですよね。
そこで、噂の大光銀行がどんな状況なのか、経営状況や評判を調査しました!
Contents
大光銀行がやばい理由3選
引用:大光銀行公式ホームページ
新潟県を中心に展開している大光銀行。
ご当地アイドルの「Negicco」がイメージキャラクターをつとめているんですよ!
そんな大光銀行ですが、「やばい」と言われているんです。
県内の強力ライバル企業同士が合併してしまったことが大きな原因のようですが…
- 金融業界自体が厳しい状況
- 若手行員がどんどん辞めていく
- ライバル企業同士が経営統合
ここでは大光銀行が「やばい」と言われる理由を調査します!
①金融業界自体が厳しい状況
2022年現在、大光銀行だけではなく、金融業界自体が厳しい状況になっています。
原因はさまざまありますが、大きな要因はこんな感じですね…
- マイナス金利政策によって、銀行の収益が圧迫される
- 人口減少・高齢化によって、個人・法人の顧客が減少
- ネットバンクの台頭
- コロナ禍によって、融資していた企業の返済が滞る
政府からも「地銀再編」を要請されていて、これまでも多くの地銀が合併してきました。
それぞれの銀行が生き残りをかけて、経営改革を行っています!
地方銀行はその地域の歴史とも深い関わりがあり、地方再生の要。
何とか踏ん張って、また大躍進していってほしいですね♪
②若手行員がどんどん辞めていく
これはどの銀行にも共通していることなのですが…
「若手行員がどんどん辞めていってしまう」んです!
大きな原因の一つは「業界に将来性を感じない」ことだそう。
金融業界では日経読ませるのが当たり前だけど、金融業界の人員削減の記事も多いし、将来性が不安にならない訳がないよね。業界的に古い体質の金融機関もめっちゃ多いし。
将来性が不安になる前提でマネジメントしないと、若手の人材流出が進むばかり。優秀な人材ほど危機感を持つので辞めるのは必然。— ぽこにゃん太@人材紹介屋さん (@poco_nyanta) January 15, 2020
金融業界の将来性が全く見えなくて、いよいよ先が不安になってきた今日この頃。。
やっぱり転職なのかね……………
— たまさぶろう (@shimaryo0217) August 27, 2018
こればっかりは、企業だけの問題ではない気がしますね。
大光銀行特有の理由だと…
- 「業務量が多く、個人の負担が大きい。」
- 「営業ノルマがきつい。」
といったものが目立ちました。
マイナス金利政策の影響で、収益が上がりづらい状況になってしまった銀行。
それでも利益を上げるためには、人件費などの経費を減らすしかないですよね…
“人件費は減らすけど、営業目標は変えない。”
そういう方向性だと、人が少ないのに仕事は多い状況になってしまいます。
お給料が高ければ、まだ納得のしようもありますが…
大光銀行は給料水準が特別に高いわけではありません。
“がんばって仕事をしているのに、お給料は多くない。”
そんな状況が辛くなってしまって、大光銀行を辞める方も多いようです。
③ライバル企業同士が経営統合
新潟県の地方銀行は第四銀行、北越銀行、大光銀行の3つが中心でした。
県内のシェア率はそのまま、1位第四銀行、2位北越銀行、3位大光銀行という並びです。
2021年、1位の第四銀行と2位の北越銀行が合併してしまったのです…!
新しく誕生した銀行は「第四北越銀行」。
これには衝撃を受けた人も多かったようですよ。
というのも、合併によって県内のシェア率は6割を超えてしまったんです!
新潟県内企業のメインバンク、第四北越銀行6割超 大光銀行は13% https://t.co/RvJmwvEvzs
— 新潟日報ニュース (@niigata_nippo) September 11, 2022
つまり大光銀行にとっては、より強固なライバル企業が誕生してしまったのですね…
しかも今後県内の銀行で合併したくとも、相手がいなくなってしまったのでした。
これには大光銀行を心配する声も。
県内3行のうち1位と2位の合併で3位が涙目という構図です。がんばれ大光銀行。
— リア充bot (@riajuh_bot) October 18, 2020
第四、北越と合併したんすねー。大光銀行大丈夫かな、、、見てみます!
— ブレイクスルー君 (@doubleworkand) January 28, 2021
県内1位2位の銀行が争うどころか、1つになるなんて…
それだけ、どこの銀行も生き残りが大変だということですね。
大光銀行が「やばい」と心配されてしまうのも、納得の状況です。
大光銀行が潰れる可能性はある?
大光銀行が潰れる可能性は、今のところありません。
というのも、2022年SBIホールディングスと資本業務提携することが決まったからです。
大光銀行、SBIとは「対等な提携」株主総会で説明 https://t.co/NkwT9Goq1N
— 新潟日報ニュース (@niigata_nippo) June 25, 2022
SBIホールディングスといえば、ネット金融の最大手。
資本業務提携することによって、こんなことが大光銀行で可能になるんですね!
- 経済資源の確保
- SBIグループの商品の販売
- ネットバンクやアプリに関する知識・技術の導入
特にネット関連は、導入したくても資金面やノウハウが足りない地銀も多いんですよ…
まさにこの業務提携によって、大光銀行の未来も開けたのではないでしょうか♪
大光銀行の経営状況ってどうなの?
大光銀行の経営は「収益が伸び悩んでいる状況」ではありますが、悪くはありません。
というのも、過去に大失敗したことがあり、それ以降は堅実な経営をしていたんですよね。
1970年代、大光銀行は勢力を広げようと新潟県外に進出。
しかしこれが失敗し、結果的に214億円の赤字に。
都銀・地元地銀・全相互銀行など88機関から540億円の低利融資を受け、再建。
この大失敗は、今でも地元では有名な話のよう…
大光銀行って昔、乱脈融資で経営危機に陥ったけど建て直してコツコツやってる銀行さんだよね。何度も危機を乗り越えたNegiccoさん通じるものがあるかも知れない。
— あさやけムーン (@asayakemoon) September 1, 2015
この大光銀行なのだが、歴史を見ると結構面白い。70年代末に日本改造の波に乗って業容を急激に拡大するも、経営危機に陥って県内外の金融機関の支援を受けて小口融資・県内融資に特化して復活している。90年代の地域金融機関の破綻処理以前の時代の経営再建ケースとして興味深い。
— (๑╹◡╹๑) (@tsuchie88) March 18, 2017
過去の反省を踏まえて、それ以降は「お客様重視」の経営に方向性を変えたようです!
大光銀行の良い評判・悪い評判
土地勘がないと、なかなかイメージしづらい地方銀行。
評判も、実際に働いている人や、ユーザーからしか伝わってこないものもありますよね!
ここでは「実際に勤務していた行員」や「大光銀行ユーザー」の生の声を紹介します♪
〈良い評判〉
勤務していた行員の中では、断トツで「休みが取りやすい」という声が多かったですよ。
「有給休暇がちゃんと消化できているか、上司が気にしてくれている」なんて職場も♪
その他にも「福利厚生が充実している」ことが評価されているようです!
大光銀行ユーザーからは「小銭が500枚まで無料で入金できる」点が評価されていました。
https://twitter.com/etsuran_sab1/status/1486718267280740353
2022年現在、小銭などの硬貨の入金手数料がかからない銀行ってなかなかないですよね…
どこの銀行も500円前後の手数料がかかってしまうイメージです。
そんな中で、500枚まで無料にできるなんて…!
すごく有難いですね♪
〈悪い評判〉
良い評判もあれば、悪い評判もありますよね…
勤務していた行員の中では、「業務量が多い」という声が多かったです。
残業時間が減らされている反面、仕事量は変わらないので、負担が大きいみたいですね。
大光銀行ユーザーからは「住宅ローンの金利が高い」という声が。
堅実な経営の弊害でしょうか…
他のメガバンクやネット銀行に比べて、金利が高く設定されているようです。
大光銀行が合併する可能性はある?
大光銀行が合併する可能性は、今のところありません。
というのも、SBIグループが目指す「第四のメガバンク」構想の一員だからです。
「第四のメガバンク」構想とは…
SBIグループが中心となって、経営の厳しい地方銀行を資金面・技術面から支援することにより、地銀連合をつくる構想。
より詳しく説明すると…
- SBIグループを中心に、その他大手銀行や有力銀行の出資により「共同持ち株会社」をつくる。
- 「共同持ち株会社」から支援の必要な地銀に資金面・技術面の支援をする。
- その際、支援先の地銀へ事業運営支援(共同店舗の運営など)もしていく。
つまり「厳しい地銀を支援する代わりに、その経営に口を出していく」ということですね!
この「第四のメガバンク」構想には、大光銀行を含め9行が参入しています。
- 島根銀行(島根県松江市)
- 福島銀行(福島県福島市)
- 筑邦銀行(福岡県久留米市)
- 清水銀行(静岡県静岡市)
- 東和銀行(群馬県前橋市)
- 筑波銀行(茨城県土浦市)
- きらやか銀行(山形県山形市)
- 仙台銀行(宮城県仙台市)
- 大光銀行(新潟県長岡市)
どこの銀行も、合併相手がいなかったり、経営が厳しかったところですね。
この「第四のメガバンク」構想によって、V字回復した銀行もあります。
これから連携を強めていって、「第四のメガバンク」になっていってほしいですね♪
苦境に負けないでほしいです!
まとめ
- 大光銀行は新潟県を中心に展開している地方銀行。
- 業界自体が厳しい中、県内のライバル企業同士が合併してしまい、「やばい」状況に。
- SBIホールディングスと資本業務提携を結んだため、潰れる可能性はない。
- 過去に大失敗したことがあり、そのことからも経営は堅実。
- 良い評判もあれば、悪い評判もある。
- 「第四のメガバンク」構想の一員のため、今後合併の可能性は低い。
以上、大光銀行のまとめでした!
どこも厳しい状況の地方銀行。
地方ならではの銀行に、愛着を持っているユーザーも多いはずです。
何とか踏ん張って、これからも愛される銀行であってほしいですね♪