僧侶が滝行をするのは、霊感や法力を得るためです。
しかし、滝行をした後は好転反応が見られることもあり、意外と知られていない怖いことも。
中にはうつなどの精神的な病が軽減された人もいるようです。
滝行は密かなブームとなっているという噂は本当でしょうか。
今回の記事では、滝行の持つ不思議な力とそのメカニズムについて調査します。
滝に打たれてみたい方のご参考にして下さい。
滝行で霊感が開花する

滝行で霊感が開花するメカニズムって、どのようなことでしょう。
まず白装束に身を包み、冷たい滝の水に打たれて五感が研ぎ澄まされることから始まるようです。
五感というのは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を指します。
しかし、霊感は五感とは全く異なるもので、五感を超越した第六感と呼ばれるもの。
理屈では理解しがたいですが、修行を積んだ者はこの第六感がとても鋭く鍛えられているのです。
滝行の歴史
滝行は水行とも呼ばれ、僧侶になるために必要な修行としてよく知られ…
歴史はとても古く、奈良時代まで遡るようです。
修験道(しゅげんどう)という山岳信仰が全国に広まったことがきっかけ。
高い山の中で厳しい修行をすることによって、悟りを得られるという考え方だそう。
昔話に出てくる、山伏(やまぶし)のイメージです。
当時山伏達は、悪霊を退治するために山にこもったり、滝に打たれたりして厳しい修行を積んだのですね。
滝行で起こる好転反応とその後の効果、それぞれ5つ!

好転反応とは、悪いものを身体の外に出す過程で、一時的に起きる不調のこと。
身体が回復に向かっている兆候だとされています。
滝行で起こる好転反応を以下にまとめてみました。
風邪のひき始めの症状とよく似ていますね。
- 発熱
- 悪寒
- 倦怠感
- 眠気
- 食欲減退
それならば好転反応の後には、どんな良いことが起きるのでしょう。
こちらもまとめてみました。
- 精神の浄化
- 自律神経の調和
- 自然治癒力の向上
- 血流の活性化
- 忍耐力の向上(ストレス耐性の強化)
真冬であろうと真夏であろうと、滝の水は私たちの想像以上に冷たいようです。
しかし、一度経験した方は滝行後の爽快感に魅了され、リピートすることが多いとか。
滝行が怖い理由

滝行には怖い面も存在します。
素人が安易に行うと、強力な滝の水圧でケガをする危険も!
滝行は昔と比べると…
修行僧でなくても、体験できるくらい身近になっています。
だからこそ、滝行が怖いということを十分に認識した上で行う必要があります。
滝のある場所でなら、どこでも滝行ができる訳ではありません。
きちんと管理された場所でなければ、滝の水と一緒に石や岩が流れてくる可能性があるからです。
高い場所から落下した石や岩が頭や体に直撃したら、心身のリフレッシュどころではなくなってしまいます!
必ず案内してくれる方の指導の下で行うようにしましょう。
滝行の作法を以下にまとめてみました。
- 白装束に着替える
- 滝に向かって礼をする
- 滝壺に入る前、打たれている際に真言や祝詞を唱える
- 滝壺を出た後で滝に向かって礼をする
滝行でうつを軽減
https://twitter.com/sattonpiano/status/1569316414686887936?s=20&t=u0wb2Hxm-7f08d8Rrw0LzQ
滝行にはうつの症状を軽減する効果があるようです。
そのため、悩みの多い現代人には密かなブームとなっているとの噂が。
実は、滝行とうつの軽減にはきちんとした科学的根拠があるのです。
脳内で大量に分泌されるドーパミンが鍵!
滝行で得られる効果は、前述したとおりです。
メンタル的な部分と大きく関与していることに気付きませんか?
ドーパミンとは快楽を感じるホルモン。
気分爽快になったり、モチベーションがアップしたり精神的に良い効果があります。
更にドーパミンが分泌されることで、滝行にますます魅了されるんでしょうね♪
「滝に打たれて極限状態であっても、大自然の壮大さを感じる事ができる」という感想も多いです。
まとめ
今回の記事をまとめます。
- 滝行で霊感が開花するのは、第六感が鋭くなるため
- 滝行後には様々な好転反応が起きるが、その後には心身に良い効果がもたらされる
- 滝行には怖いことも伴うので、必ず管理された場所且つ指導者の下で行う
- 滝行によって脳内にドーパミンが分泌され、精神が安定する
調査する以前までは、滝行は冷たくて、痛くて、怖くて、キツいものだとしか思っていませんでした。
現代人の心と身体をアップデートする方法が、まさか山伏の修行に通じていたとは…
滝行の素晴らしさを知り、人が滝に打たれに行く理由を深く理解することができました。