3つの顔と左右の腕が印象的な大阪のシンボル、太陽の塔。
芸術家の岡本太郎さんがデザインした芸術作品兼建造物です。
1970年、大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)のシンボルゾーンに建設されました。
2018年から内部公開が開始され、2024年現在も多くの人が見学に訪れています。
今回は太陽の塔の内部公開がいつまでなのか?
取り壊しの噂についても調査しました!
太陽の塔の内部公開はいつまで?
結論を言うと、太陽の塔の内部公開の終了時期に関する正式な発表はありません。
2024年7月現在も内部公博閉幕後、太陽の塔の内部は長年非公開とされていました。
2003年に万博開催の記念イベントとして特別公開が行われた際には申し込みが殺到。
その後も何度かの限定公開を経て、2016年に大阪府による太陽の塔の再生プロジェクトが始まりました。
同年10月から耐震補強・内部復元工事開始。
そして、約48年の時を経て2018年3月19日に太陽の塔の内部が一般公開されました。
昨日は大阪のお友達と
万博記念公園に行ってました。
太陽の塔の内部見学して、パビリオン70に行って、大阪万博漫喫しました笑
大阪万博、行ってみたかったなぁ〜
大人も子供も、みんなワクワクしてたんだろうなって思ったら
かわいいって言うか、愛おしい気持ちになりました笑 pic.twitter.com/pHD7mOk4dj— *.+よぉこ*.+° (@ega43) August 4, 2024
G.Wに行った『太陽の塔』の内部が素晴らしくサイケだったのでみんなに共有❗️🤯 pic.twitter.com/XDFxmKVogz
— ぽっしゅ@CBDブランドの中の人 (@p_azteccbd) May 7, 2024
取り壊しの噂の真相は?
まず、2024年7月時点で太陽の塔が取り壊されるとの正式な発表はありません。
噂が浮上した理由としては、別の建造物の取り壊しが決定したことと勘違いしたからと考えられます。
発端となったのは、「北海道百年記念塔」の解体を知らせるニュース。
太陽の塔と同じく1970年に建造されたことから、「太陽の塔が取り壊される」と思った方もいたようです。
北海道百年記念塔とは
北海道百年記念塔は、北海道の発展のシンボルとして1970年に造られた建造物です。
北海道はかつて「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれ、独自の文化が形成されていました。
1869年には新政府によって開拓が進められ、「北海道」と命名されます。
それから100年後の1968年、命名100年を記念して北海道百年記念塔の建造が決定。
1970年に札幌市の道立自然公園野幌森林公園に建てられ、1971年には一般公開が始まりました。
しかし、2014年から老朽化のために立ち入り禁止となり、2018年には塔の解体を発表。
この決定に対し、道内では記念塔の存続を求める声も多く上がりました。
さらに解体工事の差し止めを求める裁判も行われましたが、結果は敗訴…
残念ながら2023年から北海道百年記念塔の解体工事が始まり、2024年7月現在までに工事は終了しています。
「太陽の塔」高さ70m
維持費が増加 取り壊しも検討されたが反対署名が起こり
永久保存が決定
大規模修繕を経て
2020年「登録有形文化財」に登録「北海道百年記念塔」
高さ100m
開拓への感謝と未来への発展の象徴
老朽化の為解体決定!…解体反対訴訟中どちらも1970年に建造されたのに何故違うの? pic.twitter.com/JuZsZJEdTk
— 雪megu (@yukimegu0811) December 11, 2022
夕方、旭山記念公園から札幌市街を望む。
以前訪れた際には、野幌森林公園の中に北海道百年記念塔がそびえ立っていましたが、今はもうその姿は見えません。 pic.twitter.com/VBAKxJxDT8
— 北海道暮らしの読みもの (@hokkaidodo_jp) May 29, 2024
太陽の塔の概要と入館方法
最後に太陽の塔について簡単にご紹介します。
太陽の塔とは
太陽の塔は、1970年開催の大阪万博の展示館(パビリオン)の1つとして造られました。
デザインを担当したのは芸術家の岡本太郎さん。
大阪万博のテーマであった「人類の進歩と調和」に合わせて建造されています。
「太陽の塔」は過去・現在・未来を貫いて生成する万物のエネルギーの象徴であると同時に、生命の中心、祭りの中心を示したもので、博覧会開催期間中、博覧会来場者(約6,400万人)に多くの感動を与えました。
引用元:太陽の塔オフィシャルサイト
太陽の塔は元々、大阪万博終了後に他のパビリオンと同じく解体または撤去される予定でした。
しかし、全国から太陽の塔の撤去を反対する声が多く寄せられます。
1975年に大阪万博のモニュメントとして永久保存されることが決定。
2020年8月には国の登録有形文化財に登録されました。
2024年7月現在も大阪府吹田市の千里万博記念公園内にあり、内部への入場も可能です。
太陽の塔、取り壊し予定だったのか。残ってよかった。
— あいかわ (@pcat176) July 27, 2022
そして今日1番の感動はやはり!
太陽の塔でした!♪ ハンパないね!
この凄さは写真では絶対に伝えられない!
岡本太郎さんと太陽の塔に関わった建築家や作業員の皆さん全員リスペクト!です!
あと取り壊し反対の署名を出してくれた
皆さんにも感謝です!生で見れてマジで良かった〜!✨ pic.twitter.com/UgsF5ZD1aC— take ORCA doudou (@TakeOrca) April 9, 2018
入館方法
太陽の塔に入館するには、前日までに事前予約が必要です。
なお、予約に空きがある場合に限り当日券の販売も行っているそう。
乳幼児(4歳未満)も予約が必要なため、必ず人数に入れてください。
個人利用時の料金については以下の通りです。
※20人以上の団体で利用する場合や優待などは料金が異なります。
大人 | 小・中学生 | |
万博公園入場料 (自然文化園・日本庭園共通入園料) | 260円 | 80円 |
太陽の塔入館料 | 720円 | 310円 |
太陽の塔+万博記念公園 (自然文化園・日本庭園共通入園料)入場セットチケット | 930円 | 380円 |
「太陽の塔だけ見たい」という方も、太陽の塔入館料と別途で万博公園入場料のお支払いが必要になります。
そのため太陽の塔が目当ての場合は、セットチケットを購入する方がお得です!
予約方法について詳しく知りたい方は、『太陽の塔オフィシャルサイト』をチェックしてみてください。
- 開館時間:午前10時~午後5時(最終受付は午後4時まで)
- 休館日:毎週水曜日、年末年始
※2024年7月時点の情報です。
来館時は公式サイトの情報をご確認ください。
まとめ
- 2024年7月現在も太陽の塔の内部公開は行われており、終了時期は未定。
- 取り壊しの噂が浮上した理由は、北海道百年記念塔の解体と勘違いしたため。
- 太陽の塔への入館は事前予約が必要。
今回は、太陽の塔についてご紹介しました。
結論として内部公開は2024年7月現在も行われおり、取り壊しに関する正式な発表はありません。
2024年現在も芸術作品として、多くの人に愛されている太陽の塔。
大阪万博の歴史と共に後世まで受け継いでいきたいものです!