沖ノ鳥島は東京から1740キロの場所にある無人島です。
沖ノ鳥島は「ずるい」なんて言われているのですが…
ずるいと言われる理由について調べてみました。
また、沖ノ鳥島について、どこにあって何県なのか?
なくなるとどうなるのか?についても調査!
沖ノ鳥島について詳しく解説していきたいと思います!
沖ノ鳥島がずるいと言われる理由
そんな沖ノ鳥島ですが、ずるいと言われています。
一体何がそんなにずるいと言われる理由なのでしょうか。
何個か理由があるのでひとつずつ解説していきます。
- 島のある場所
- 島の大きさ
- 島の形
①島のある場所
沖ノ鳥島がある場所は都心から約1700キロにあり、日本の最南端に位置します。
沖ノ鳥島は日本の領土ですが、場所が台湾の真横でフィリピンの少し上にあります。
ここが日本の領域になっているということです。
この場所に沖ノ鳥島があることで、国としてプラスになる事がいくつかあります。
一つは、日本が所有する面積は38万平方キロメートルあります。
沖ノ鳥島がこの場所にあることにより…。
日本の面積よりも広い40万平方キロメートルもの排他的経済水域を獲得している事。
他の国に邪魔をされずに漁業や化学的な調査が出来る水域
日本が沖ノ鳥島を守る理由は、多くの魚が取れたり資源の発掘などが出来るからです。
そもそも日本は海に囲まれた国なので、国土面積は小さく天然資源が採れることは多くありません。
日本にとって海の資源の発掘が出来る沖ノ鳥島は、非常に重要な島ということになります。
なので沖ノ鳥島がある場所は日本から離れていますが…。
その周りの海域は日本の許可無くして、他の国が漁業をしたり発掘したりは出来ないということです。
②島の大きさ
沖ノ鳥島は近くの波照間島や石垣島などに比べるとはるかに小さいです。
干潮時になると東京ドーム107個分の大きさがある沖ノ鳥島。
満潮時には島の大きさは50メートルほどしかありません!
50メートルと言うと大体学校のプールが25メートルなので…。
想像するだけでもかなり小さい島ということが分かりますね!
こんなに小さいのに島って呼んで良いの?
と思う方も多いと思います。
これにはちゃんと定義があって、それを満たしているから島と呼べるのです。
その定義と言うのは、満潮時でも沈まない土地があること。
沖ノ鳥島で言うと50メートルほどしかないですが、満潮時でもしっかりと沈まない土地があります。
これがとても大事。
昔はもう少しだけ土地の面積が広かったようです。
しかし時間の経過と共に、風化で削られたり温暖化での海面上昇もあって段々と小さくなっています。
なくなると大変なので島の保全に力を入れているそうです。
1987年から5年間で2回ほど保全工事が行われています。
1996年に排他的経済水域が確定されているのです。
③島の形状
沖ノ鳥島は横から見ると真っ平らで、コンクリートで囲まれています。
そして真ん中には穴が空いており、そこから海水が出るようになっています。
そのために周りをコンクリートで囲み見た目には島というより、岩と言う感じです!
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沖ノ鳥島は「島」と認められることも出来ますが…。
ただの「岩」だという反論もあります。
国際海洋法には「島とは自然に形成された陸地である事」とされています。
また、「人間の居住を維持できない岩とすれば排他的経済水域を有する事は出来ない」と決まっています。
こんなにコンクリートで囲まれているのに自然に形成された島なの?
など他の国からの厳しい意見もあったりするみたいですが…。
日本は沖ノ鳥島を「島」であると判断しました。
コンクリートで島全体を囲っている所が他の国にもあります。
モルディブのマレ島です。
波で島が削られて無くなってしまうからです。
そこに限らず地球全体で温暖化が進み、なくなる島は少なくないと思います。
島を守るためにコンクリートで周りを囲むのは仕方ないような気もします。
しかし、沖ノ鳥島は人が住めないのでなんとも言えない所です。
そこがずるいと言われる理由なのかも知れません。
沖ノ鳥島は何県なの?
沖ノ鳥島は南の島です。
そう聞くと沖縄県かな?と思うのですが住所は東京都小笠原村沖ノ鳥島。
三宅島や伊豆諸島なども含まれている、小笠原諸島に属している東京都の島になります。
東京都に属している理由としては管轄を首都にすることで、政治判断や予算をスムーズに行う為と言われています。
沖ノ鳥島がなくなるとどうなる?
沖ノ鳥島がなくなってしまうと、先述した通り周辺の排他的経済水域の40万平方メートルが日本のものでなくなってしまいます。
日本の国土一つ分以上が日本のものではなくなるのです!
もし沖ノ鳥島が島として認められなくなったり島自体がなくなってしまうと…。
日本の経済水域の1割も失うことになってしまいます。
大きい損失ですね。
沖ノ鳥島周辺には、魚の産卵場や回遊経路に当たると言われており周りの海底には、貴重な鉱物資源が存在すると言われてます。
まだまだ目に見えない資源が詰まっているかも知れません。
そのため、沖ノ鳥島はなくなってはならない島と言っても過言ではないでしょう。
沖ノ鳥島とは?
沖ノ鳥島は沖縄県の波照間島より400キロ以上南にある熱帯の島です。
日本では最南端の島で、年間の平均気温は28度と高め。
緯度はフィリピンのハノイやハワイのホノルルと同じくらいでまさに南の島です。
歴史は古く、諸説はありますが天文12年にスペインの船が発見したと言われています。
天文12年と言うと、日本は戦国時代なので相当前に発見されたと言うことですね。
それから400年近く経った昭和6年に日本の領土になりました。
まとめ
- 沖ノ鳥島がずるいと言われる理由は、島の周りの水域が欲しいが為にコンクリートで囲っていて島と呼べるか怪しいから
- 沖ノ鳥島は東京都に属する
- 沖ノ鳥島がなくなると周りの水域の科学調査も出来なくなり、日本の経済的排他的水域の1割も損失してしまう
沖ノ鳥島は遠くにあり小さいけど日本にとってとても大事な島だと言うことが分かりました。
ずるいと言われてもこれからも保全に努めていくのが最善の方法なのかなと思います。